産後の恥骨痛

産後の恥骨痛とは

産後の恥骨痛は、出産時にリラキシンというホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯が緩み、恥骨結合が広がることで痛みが生じます。

歩行時や寝返り時、抱っこなどの日常動作で痛みを感じることが特徴で、産後のマイナートラブルの一つとして多くの女性が経験する症状です。妊娠・出産に関する調査によると、妊娠中から産後にかけて恥骨痛を経験する女性は約20〜30％とされています。

日本では年間約80万人が出産することを考えると、毎年約16〜24万人の女性が恥骨痛に悩んでいる計算になります。特に経産婦や骨盤が大きく開いた出産、大きな赤ちゃんを産んだ場合により発症率が高くなる傾向があります。多くの場合は産後1〜3ヶ月で自然に改善しますが、約5〜10％の女性で長期間症状が持続するとされています。

産後の恥骨痛の原因

産後の恥骨痛は産婦人科で相談されることの多い症状ですが、当院には産婦人科や整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、産後の恥骨痛はひとつの原因で起こっているものではないということです。

産後の恥骨痛の原因として次のようなものが挙げられます。

産後の恥骨痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、恥骨結合の不安定性や周辺筋肉の緊張、血流悪化などが発生し、産後の恥骨痛が発症します。

それは人によって違い、単に安静にしたり骨盤ベルトを装着するだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。産後の恥骨痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の恥骨痛の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

安静と経過観察

長期間の安静により筋力低下が進行し、かえって回復が遅れる可能性があります。また、育児で忙しい産後女性にとって完全な安静は現実的ではありません。

鎮痛剤の処方

対症療法にとどまり根本的な改善には至らず、薬剤を中止すると症状が再発する可能性があります。また、長期服用による副作用のリスクもあります。

骨盤ベルトの装着指導

正しい装着位置や圧迫力の調整が難しく、間違った使用により症状が悪化することがあります。また、ベルトに依存して自然な筋力回復が妨げられる場合があります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。育児で忙しい産後女性にとって定期的な通院は負担となることがあります。

産後の恥骨痛を改善するために

産後の恥骨痛の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

産後の恥骨痛は単純に恥骨だけの問題ではなく、骨盤の歪み、ホルモンバランスの変化、筋力低下などが複雑に絡み合って起こる症状だからです。

当院では、骨盤や背骨の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和することで血流を改善し、自然治癒力を高める施術を行っています。

また、授乳中でも安心して受けられる薬を使わない施術法で、お母さんの体に優しいアプローチを心がけています。日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

産後の恥骨痛の改善には恥骨の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに産後の恥骨痛の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

産後の恥骨痛のQ＆A

産後の恥骨痛は自然に治りますか？

多くの場合は産後3ヶ月以内に自然に改善しますが、骨盤の歪みが残っている場合は長期化することがあります。適切な治療により回復を早めることが可能です。

産後の恥骨痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、開脚動作、無理な体勢での授乳は避けてください。また、足を組んだり横座りをするような骨盤を歪ませる姿勢も控えましょう。

いつまで恥骨痛が続くのでしょうか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。長引く場合は骨盤の歪みが原因の可能性があります。

授乳中でも安全な治療法はありますか？

当院では薬を使わない手技療法を中心とした治療を行っているため、授乳中でも安心して治療を受けていただけます。

骨盤矯正は恥骨痛に効果がありますか？

骨盤の歪みが原因の恥骨痛には骨盤矯正が非常に効果的です。当院では産後の体に優しい施術により根本的な改善を目指しています。

二人目以降の出産で恥骨痛は悪化しますか？

経産婦は筋力低下により恥骨痛のリスクが高まりますが、産前からの体調管理と産後ケアにより予防・軽減が可能です。

恥骨痛があっても運動はしても良いのでしょうか？

痛みの程度により判断が必要です。軽いストレッチから始め、痛みが悪化する場合は中止してください。専門家の指導を受けることが大切です。

産後の恥骨痛が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、産後の恥骨痛の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に頼らずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

恥骨の痛みのせいで、子どもとの時間を楽しめずにいる前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。