産後の腰痛

産後の腰痛とは

産後の腰痛とは、出産後に腰部やその周辺に現れる痛みや不快感のことです。出産に伴うホルモンバランスの変化により骨盤や関節が緩み、さらに育児による抱っこや授乳などの負担のかかる姿勢が重なることで引き起こされます。産後の体の変化として現れる代表的なマイナートラブルの一つです。

産後の腰痛で悩む女性は非常に多く、実際に子育てをしているお母さんの69%が腰痛を抱えています。特に0歳児のお母さんでは75%にのぼり、4人に3人が腰痛に悩んでいる計算になります。また、産後10ヶ月においても慢性的な腰痛が持続している女性は全体の37%と報告されています。

腰椎や骨盤周辺の筋肉、靭帯への負荷が原因となって発症するこの症状は、多くの女性が長期間にわたって苦しんでいる現状があります。出産年齢に関係なく腰痛に悩むお母さんが年々増加傾向にあり、適切な対処が急務となっています。

産後の腰痛の原因

産後の腰痛は産婦人科で相談されることの多い症状ですが、当院には産婦人科や整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、産後の腰痛はひとつの原因で起こっているものではないということです。

産後の腰痛の原因として次のようなものが挙げられます。

産後の腰痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、骨盤や腰椎の不安定性、周辺筋肉の緊張や血流悪化などが発生し、産後の腰痛が発症します。

それは人によって違い、単に湿布を貼ったり骨盤ベルトを着用するだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。産後の腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

授乳中の場合、薬剤の母乳への移行を考慮する必要があり、使用できる薬剤が限定されます。また、根本的な原因である骨盤の歪みや筋力低下は改善されないため、薬剤を中止すると症状が再発する可能性があります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。育児で忙しい産後女性にとって、定期的な通院は負担となることがあります。また、個人の状態に合わない運動を行うと症状が悪化するリスクもあります。

装具療法

一時的な症状軽減は期待できますが、装具に依存してしまい自然な筋力回復が妨げられる可能性があります。また、長期間の使用により皮膚トラブルや筋力低下を招くことがあります。

注射療法

効果は一時的であり、根本的な改善にはつながりません。また、感染リスクや副作用の可能性があり、授乳中の場合は特に慎重な判断が必要です。

産後の腰痛を改善するために

産後の腰痛の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

産後の腰痛は単純に腰だけの問題ではなく、骨盤の歪み、ホルモンバランスの変化、筋力低下などが複雑に絡み合って起こる症状だからです。

当院では、骨盤や背骨の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和することで血流を改善し、自然治癒力を高める施術を行っています。

また、授乳中でも安心して受けられる薬を使わない施術法で、お母さんの体に優しいアプローチを心がけています。日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

産後の腰痛の改善には腰部の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに産後の腰痛の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

多くの場合、適切な治療なしには自然治癒は困難です。産後のホルモンや身体の変化により生じた歪みは放置すると慢性化するため、早期の専門的な治療が重要です。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、長時間の前かがみ姿勢、無理なストレッチは避けてください。また、痛みを我慢して育児を続けることも症状悪化の原因となります。

いつまで腰痛が続くのでしょうか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。放置すると年単位で症状が続く場合もあります。

授乳中でも安全な治療法はありますか？

当院では薬を使わない手技療法を中心とした治療を行っているため、授乳中でも安心して治療を受けていただけます。

産後の腰痛と妊娠前の腰痛の違いは何ですか？

産後の腰痛は骨盤の歪みやホルモンの影響が大きく、一般的な腰痛とは原因が異なります。そのため産後特有のアプローチが必要になります。

帝王切開と自然分娩で腰痛のリスクは変わりますか？

どちらの分娩方法でも腰痛のリスクはあります。帝王切開では手術による筋肉や組織への影響も加わるため、より注意深いケアが必要です。

骨盤矯正は本当に効果がありますか？

適切な骨盤矯正は産後の腰痛改善に非常に効果的です。ただし、個人の状態に合わせた正確な技術による施術が重要になります。

二人目の妊娠を考えていますが、腰痛は悪化しますか？

現在の腰痛をしっかり改善してから次の妊娠に臨むことで、腰痛の悪化を予防できます。産前産後のケアが重要です。

整体と整形外科、どちらを受診すべきですか？

骨折などの外傷がない場合は、骨盤の歪みや筋肉のバランスを整える整体治療が効果的です。まずは専門的な整体治療をお試しください。

産後の腰痛が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、産後の腰痛の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に頼らずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

腰の痛みのせいで、子どもとの時間を楽しめずにいる前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。