シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントとは、すねの骨である脛骨の周りにある骨膜に炎症が生じることで、すねの内側に痛みを感じるスポーツ障害です。正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれ、ランニングやジャンプなどの反復動作によって、ふくらはぎの筋肉が脛骨の骨膜を繰り返し引っ張ることで発症します。

特に運動量が急激に増加した際や、新しくスポーツを始めた際に起こりやすい症状です。中高生の陸上競技者やバスケットボール選手に多く見られ、男子長距離走選手を対象とした研究では既往率が45％という高い数値も報告されています。

スポーツ医学の分野では比較的高い発症率を持つとされており、特にランナーやジャンプを伴うスポーツを行う人の中では、中高生の陸上競技者やバスケットボール選手の約10～20％が何らかの形でシンスプリントを経験するとの報告があります。スポーツ選手にとって非常に身近で、かつ深刻な障害といえるでしょう。

シンスプリントを放置すると、症状が段階的に悪化していきます。さらに深刻な問題として、慢性化すると骨膜周辺に異常な血管が新生され、神経と一緒に増殖することで治りにくい痛みへと変化してしまいます。

シンスプリントの原因

シンスプリントは難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、シンスプリントはひとつの原因で起こっているものではないということです。

シンスプリントの原因として次のようなものが挙げられます。

シンスプリントはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。ランニングやジャンプ動作を過度に繰り返すことで、ふくらはぎの筋肉が脛骨の骨膜を引っ張り続け、炎症を引き起こします。

特にアスファルトやコンクリートなどの硬い地面での練習は、着地時の衝撃が大きく、下肢への負担を増大させます。また、クッション性の低いシューズや、すり減ったシューズでの練習は、足への衝撃を増加させ、シンスプリントの発症リスクを高めます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

シンスプリントでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シンスプリントの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至りません。また、長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

アイシング

その場しのぎの対症療法であり、継続的な効果は期待できません。また、冷却により血流が悪化し、治癒が遅れる場合もあります。

物理療法

効果に個人差があり、根本的な改善には時間がかかることが多く、継続的な通院が必要となります。

リハビリテーション

適切な指導者のもとで継続的に行う必要があり、自己流で行うと悪化する危険性があります。また、効果が現れるまでに時間がかかります。

シンスプリントを改善するために

シンスプリントの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

シンスプリントは、単にすねの問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。足部のアライメント異常、下肢の筋力バランス、体幹の安定性、さらには全身の姿勢バランスまで、様々な要因が複雑に絡み合っています。

当院では、すねだけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、シンスプリントの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

シンスプリントの改善にはすねの症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにシンスプリントの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息により自然治癒することもありますが、根本原因を改善しなければ再発しやすく、慢性化すると自然治癒は困難になります。早期の適切な治療が重要です。

シンスプリントの人がやってはいけないことは？

痛みがあるのに無理して運動を続けること、硬い地面での練習、不適切なシューズの使用、急激な運動量の増加は避けるべきです。症状を悪化させる可能性があります。

シンスプリントと疲労骨折の違いは何ですか？

シンスプリントは骨膜の炎症ですが、疲労骨折は骨自体にひびが入った状態です。疲労骨折はより重篤で治療期間も長くなり、完全な安静が必要となります。

どのくらいの期間で治りますか？

軽度なら2-3週間、重度の場合は数ヶ月かかることもあります。ただし、根本原因を改善しなければ再発の可能性が高くなるため、しっかりとした治療が必要です。

痛みがあっても練習を続けて大丈夫ですか？

痛みがある状態での練習継続は症状を悪化させ、疲労骨折につながる危険性があるため、適切な治療を受けることをお勧めします。無理は禁物です。

スポーツはいつから再開できますか？

症状の改善度合いにより異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度の治療期間を要します。段階的な復帰プログラムを経て、痛みや不安感がないことを確認してから再開します。

シンスプリントが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、シンスプリントの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。