腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは、背骨の腰の部分である腰椎の後ろ側にある椎弓という骨の部分が疲労骨折を起こし、連続性が断たれてしまった状態のことです。この組織は複数の靭帯と軟骨が組み合わさってできており、腰椎の安定性を保ち、腰椎をスムーズに動かすためのクッションのような役割を果たしています。

特に成長期のスポーツをしている若い世代に多く見られる症状で、腰を反らしたり捻ったりする動作を繰り返すことで発症します。一度の大きな衝撃ではなく、継続的な負荷により骨にヒビが入り、最終的に分離に至る疲労骨折の一種です。

腰椎分離症の正確な全国統計は限定的ですが、一般人口の発症率は約5％程度とされています。しかし、スポーツをしている若年層では発症率が大幅に上昇し、30～40％に達するという報告もあります。成長期腰痛患者の中では、腰椎分離症が占める割合は33.2～35％と高く、特に中学生男子での発症が多いことが分かっています。

また、夜間の腰の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

腰椎分離症の原因

腰椎分離症は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、腰椎分離症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

腰椎分離症の原因として次のようなものが挙げられます。

腰椎分離症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。骨が完全に成長していない10～15歳の時期に、腰を反らしたり捻ったりする動作を繰り返すスポーツを行うことで、椎弓部分に疲労骨折が生じます。

特にテニス、ゴルフ、野球などのスポーツや、体幹筋力の不足により腰椎への負担が増加し、分離症のリスクが高まります。また、家族内での発症例が多く見られることから、椎弓の形状や骨の強度に遺伝的な要素が関与していると考えられています。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

腰椎分離症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎分離症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

安静・スポーツ活動の中止

長期間の運動制限により筋力低下や体力の減退が生じ、復帰時のパフォーマンス低下や再発リスクが高まる可能性があります。

コルセット装着

長期装着により腰回りの筋力が低下し、コルセット依存状態になるリスクがあります。また、日常生活での制約も大きくなります。

薬物療法

根本的な改善にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。また、薬の効果が切れると痛みが再発することが多いです。

手術療法

手術には感染や神経損傷などのリスクが伴い、術後の回復期間も長期にわたります。また、必ずしも完全な症状改善が保証されるわけではありません。

腰椎分離症を改善するために

腰椎分離症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

腰椎分離症は、単に腰椎の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、腰椎だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、腰椎分離症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

腰椎分離症の改善には腰の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに腰椎分離症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は自然に治りますか？

初期段階であれば適切な治療により骨の癒合が期待できますが、進行した状態では自然治癒は困難です。早期発見と適切な治療が重要になります。

腰椎分離症の人がやってはいけないことは？

腰を反らす動作、重いものを持ち上げる動作、長時間の前かがみ姿勢は避けるべきです。また、痛みを我慢してスポーツを続けることは症状悪化の原因となります。

腰椎分離症と腰椎すべり症の違いは何ですか？

分離症は椎弓の骨折状態で、すべり症は分離により骨がずれた状態です。分離症が進行するとすべり症になる可能性があり、より重篤な症状を引き起こします。

どのくらいの期間で改善しますか？

初期段階なら2～3ヶ月、進行期では4～6ヶ月程度の治療期間が必要です。ただし、個人差があり、適切な治療を受けることで期間短縮も可能です。

スポーツはいつから再開できますか？

症状の程度により異なりますが、一般的に3～6ヶ月の治療期間を経て段階的に復帰します。医師や治療家の指導のもと、慎重に進めることが重要です。

手術以外の治療法はありますか？

保存療法として装具療法、運動療法、整体治療などがあります。当院では根本原因にアプローチする施術により、多くの患者さんが改善されています。

腰椎分離症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、腰椎分離症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。