指先のしびれ

指先のしびれとは

指先のしびれとは、手の指に感じるピリピリ、ジンジン、チクチクといった異常な感覚のことです。正常な感覚が鈍くなったり、電気が走るような感覚を伴うこともあります。

多くの場合、神経の圧迫や血流の悪化が原因となって起こる症状で、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。厚生労働省の調査によると、手根管症候群は成人の約10～15％に認められ、特に女性に多いとされています。

日本全体では推定200万人の患者がいると考えられており、更年期以降の女性や長時間のコンピュータ作業に従事する人に多く発症する傾向があります。しかし、多くの患者が症状を自覚していない、または受診していない可能性が指摘されています。

また、仕事や趣味を諦めざるを得なくなり、生活の質が大幅に低下してしまいます。夜間の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。

指先のしびれの原因

指先のしびれは難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、指先のしびれはひとつの原因で起こっているものではないということです。

指先のしびれの原因として次のようなものが挙げられます。

指先のしびれはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。手根管症候群では手首の手根管内で正中神経が圧迫され、肘部管症候群では肘の内側で尺骨神経が圧迫されることで発症します。

胸郭出口症候群は首から腕にかけての神経や血管が圧迫され、糖尿病性神経障害では高血糖が続くことで末梢神経が損傷されます。頸椎症では首の骨の変形や椎間板の問題により神経が圧迫されるのです。

一人一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

指先のしびれでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

指先のしびれの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期間の服用が必要で、根本的な原因解決には至らない場合が多く、副作用のリスクも伴います。

装具療法

日常生活での使用に制限があり、根本的な改善よりも症状の進行抑制が主な目的となります。

注射療法

効果が一時的で繰り返し治療が必要になることが多く、感染リスクも存在します。

物理療法

継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。

手術療法

侵襲的な治療で合併症のリスクがあり、術後も完全な機能回復が保証されません。

指先のしびれを改善するために

指先のしびれの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

指先のしびれは、単に手首の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、手首だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、指先のしびれの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

指先のしびれの改善には手の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに指先のしびれの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

指先のしびれのQ＆A

指先のしびれは自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善で自然回復することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。早期の対処が重要で、放置すると症状が進行し治療が困難になる可能性があります。

指先のしびれの人がやってはいけないことは？

手首を過度に曲げる動作や反復作業の継続は避けるべきです。また、自己流のマッサージや無理なストレッチは症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導を受けることが大切です。

手根管症候群と肘部管症候群の違いは何ですか？

手根管症候群は親指から中指にしびれが生じ、肘部管症候群は薬指と小指にしびれが現れます。圧迫される神経の場所と支配領域が異なるため、症状の現れ方に違いがあります。

しびれがあるときはマッサージをしても大丈夫ですか？

適切な知識なしに行うマッサージは症状を悪化させる可能性があります。専門的な評価を受けた上で、適切な手技による施術を受けることをお勧めします。

指先のしびれは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や骨格的特徴が遺伝することで発症しやすい傾向を受け継ぐ可能性があります。家族歴がある場合は予防的な対策を心がけることが重要です。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度や原因により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善が期待できます。根本原因にアプローチすることで、より早期の回復が可能になります。

日常生活で気をつけることはありますか？

長時間の同一姿勢を避け、定期的な休憩と手首のストレッチを心がけることが大切です。また、作業環境の改善や適切な道具の使用も症状の予防に効果的です。

他の病気が隠れている可能性はありますか？

糖尿病や甲状腺疾患、頸椎の問題など、様々な疾患が指先のしびれの原因となる可能性があります。総合的な評価により根本原因を特定することが重要です。

手術以外で根本的に治す方法はありますか？

根本原因を特定し、姿勢や動作パターンの改善、筋肉バランスの調整などを行うことで、手術を避けて根本的な改善を図ることが可能です。

症状が悪化するサインはありますか？

しびれの範囲拡大、筋力低下、物を落としやすくなる、夜間痛の増強などが悪化のサインです。これらの症状が現れた場合は、早急に専門的な治療を受けることをお勧めします。

指先のしびれが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、指先のしびれの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。