
院長:中林お気軽にご相談ください!

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双子の育児、本当にお疲れさまです。堺市北区中百舌鳥で治療院を開いている中林です。私の姪っ子も双子なので、妹から「2人同時に泣かれるともうパニック」という話をよく聞きます。1人でも大変な育児を2人分となると、想像を超える大変さですよね。
そんな中で向き癖まで気になり始めると、どうしたらいいのか途方に暮れてしまう気持ち、よく分かります。実は双子の赤ちゃんは単胎児に比べて向き癖になりやすい傾向があるんです。


その理由は妊娠中の子宮内環境にあります。双子はお腹の中で2人分のスペースを分け合っているため、どうしても1人あたりの空間が狭くなります。その結果、胎児期から同じ向きばかりで過ごすことになり、生まれた時にはすでに向き癖がついているケースも少なくありません。今回は双子特有の向き癖について、原因から現実的な対処法までお伝えします。


姪っ子の双子を見ていて、双子育児の大変さは本当に尊敬します
なぜ双子の赤ちゃんは向き癖になりやすいのでしょうか。これには医学的にいくつかの理由があります。まず最も大きな要因が、妊娠中の子宮内環境の狭さです。単胎児の場合は子宮の中で比較的自由に動き回れますが、双子の場合は2人で限られた空間を共有しています。私の姪っ子の場合も、妊娠中の検診で「いつも同じ向きですね」と言われていたそうです。
そのため胎児期から特定の向きに固定されやすく、出生後もその向き癖が残ってしまうことがあります。妊娠中の超音波検査で「いつも同じ向きばかりですね」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。これが生まれた後の向き癖につながっているのです。
また双子の妊娠は早産のリスクが高く、予定より早く生まれる赤ちゃんも少なくありません。早産児は頭蓋骨がより柔らかく変形しやすいため、向き癖による頭の形の変化も起こりやすくなります。さらに切迫早産で長期間安静にしていた場合、お母さん自身の姿勢が固定されることで、赤ちゃんの位置も固定されやすくなります。
双子でも片方だけに向き癖がある、または両方にあっても程度が違うというケースもよくあります。これは子宮内での位置関係が影響しています。例えば下側にいた赤ちゃんの方が圧迫を受けやすく、向き癖がつきやすい傾向があります。姪っ子の場合も、妹の方だけ向き癖が強く出ていました。
また出産時の状況も関係します。先に生まれた赤ちゃんと後から生まれた赤ちゃんでは、産道を通る時間や圧力が異なります。これらの違いが、生まれた後の向き癖の有無や程度の差として現れることがあるのです。双子だからといって必ず両方に同じ症状が出るわけではないということを知っておいてください。
向き癖の対策として「こまめに向きを変えましょう」「授乳の抱き方を左右交互に」といったアドバイスをよく見かけますよね。でも正直なところ、双子育児でそれを実践するのは本当に大変です。妹も「理想は分かってるけど現実は無理」とよく言っていました。1人の赤ちゃんでも難しいのに、2人分となると物理的に不可能に近いこともあります。
夜中に片方が泣いて授乳している間にもう片方も泣き出す、やっと2人とも寝たと思ったら向きを変える余裕なんてない、そんな日々を送っている双子ママも多いはずです。当院に来られる双子のお母さんからも「向きを変えた方がいいのは分かっているけど、現実的に無理」という声をよく聞きます。
まず最初にお伝えしたいのは、すべてを完璧にこなす必要はないということです。双子育児は想像を超える大変さがあります。向き癖のケアも大切ですが、お母さんの心と体の健康がそれ以上に大切なのです。できる範囲で、できる時にやる。それで十分です。
例えば2人同時に向きを変えるのが難しければ、今日は1人だけ、明日はもう1人だけでも構いません。少しずつでも続けることが、結果的には大きな改善につながります。自分を責めないでください。双子育児をしているだけで、あなたは十分頑張っています。妹にもいつもそう伝えています。
もし両方の赤ちゃんに向き癖がある場合、どちらを優先すべきか悩みますよね。基本的には頭の形の変形が進んでいる方、向き癖が強い方を優先的にケアしてください。ただしこれも絶対的なルールではありません。その日の赤ちゃんの機嫌や状況に合わせて柔軟に対応することが大切です。
ここからは双子育児の現実を踏まえた、無理なく続けられる対処法をお伝えします。理想論ではなく、実際に双子を育てている方々からの声や、姪っ子の育児を見てきた経験をもとにした実践的な方法です。
双子用のベビーベッドを使っている場合、向きを変えるのが難しいことがあります。そんな時は赤ちゃんの向きではなく、ベッドの向きを変えてみてください。窓の位置や部屋の明るい方向を変えることで、赤ちゃんが自然と向きを変えることがあります。2人を別々のベッドに寝かせている場合は、定期的にベッドの位置を入れ替えるのも効果的です。
双子の授乳は本当に大変ですよね。タンデム授乳(同時授乳)をしている場合は、次の授乳時に赤ちゃんの位置を左右入れ替えるだけでも効果があります。片方ずつ授乳している場合は、先に飲ませる順番を交互にするなど、小さな工夫を積み重ねていきましょう。妹は「完璧は無理だけど、気づいた時だけでも」と言っていました。
うつぶせの時間を作るタミータイムは、向き癖の改善に効果的です。双子の場合は2人並べて同時に行うことができます。お互いの顔が見えるように配置すると、赤ちゃん同士で刺激し合って、首を持ち上げる練習にもなります。無理のない範囲で1日数分から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。姪っ子たちも、お互いを見て笑い合いながら頑張っていました。
双子育児は1人では絶対に無理です。パートナーや家族の協力は不可欠です。向き癖のケアについても、できる時は協力してもらいましょう。夜間の授乳を交代制にする、休日は向きを変える担当を決めるなど、役割分担することで負担が軽減されます。妹の家では、義理の兄が朝の授乳を担当することで、妹が少しでも眠れる時間を作っていました。
家庭でのケアを続けても改善が見られない場合、または2人分のケアが物理的に困難な場合は、専門的な施術を受けることも検討してください。当院でも双子の赤ちゃんの施術を行っていますが、生後2週間頃から対応可能です。
双子の場合、気になるのが費用面ですよね。ヘルメット治療だと1人40〜60万円で、2人分となると80〜120万円という高額になります。整体での施術は1回あたり8,000〜12,000円程度で、ヘルメットと比べると経済的負担が少なくなります。ただし継続的な通院が必要なため、トータルの費用や通院の手間も考慮する必要があります。
当院では双子のお子さんの場合、症状の程度に応じて施術計画を立てます。両方に向き癖がある場合でも、同時に施術することで時間の効率化を図ります。また片方だけ施術が必要な場合は、もう1人は定期的なチェックだけにするなど、柔軟に対応しています。双子のお母さんの負担を少しでも減らせるよう工夫しています。
施術は優しいタッチで行い、痛みはありません。羽毛が触れる程度の圧力で、頭蓋骨や首、背中の緊張を緩めていきます。施術中に眠ってしまう赤ちゃんも多く、安全性は高いのでご安心ください。
双子の向き癖は、単胎児とは異なる原因や背景があります。お腹の中から始まっている場合も多く、生まれてすぐからの対応が理想的です。ただし双子育児は本当に大変で、すべてを完璧にこなすことは不可能です。姪っ子の育児を見ていて、妹が本当に頑張っているのをずっと見てきました。
大切なのは、できる範囲で少しずつ続けること。そして1人で抱え込まないことです。向き癖は赤ちゃんからの「ここが辛い」というサインであり、決してお母さんの育て方が悪いわけではありません。双子という特殊な環境で育ったことによる自然な反応なのです。
私自身、3人の子どもを育ててきた父親として、育児の大変さは少しだけ理解しているつもりです。双子となればその大変さは計り知れません。だからこそ、完璧を求めず、できることから少しずつ。そして困った時は専門家の力を借りることも選択肢の一つです。
向き癖も頭の形も、早めの対応で改善できる可能性が高くなります。生後6ヶ月までが最も効果的な時期ですが、それを過ぎても諦める必要はありません。双子育児で毎日がいっぱいいっぱいだと思いますが、少しでも気になることがあれば、いつでもご相談ください。一緒に赤ちゃんたちにとって最適な方法を考えていきましょう。双子のお母さんは本当にすごいです。応援しています。

