
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
交通事故に遭ってから首の痛みに加えて、めまいや吐き気がするようになって困っていませんか。立っているだけでフワフワする感じがあったり、急に視界がグルグル回る感覚があったり、こんな症状が出ると本当に不安になりますよね。当院にも「事故後、首の痛みは少しマシになってきたのに、めまいが全然良くなりません」というご相談が数多く寄せられています。
めまいがあると仕事に集中できないし、運転するのも怖いし、日常生活のあらゆる場面で支障が出てしまいます。しかも整形外科で診てもらっても「レントゲンでは異常ありません」と言われて、でも確かにめまいはある。この症状は一体何なのか、このまま治らないのではないかという不安で頭がいっぱいになってしまいますよね。


私自身も小学生の時に交通事故を経験し、長いリハビリ期間を過ごしたことがあります。だからこそ、事故後の体の不調がどれだけつらいものか、よく分かっているつもりです。今回はむちうちによるめまいがなぜ起こるのか、どのような種類があるのか、そして改善するための方法について、25年以上の臨床経験をもとに詳しくお伝えしていきます。


めまいは自律神経の乱れが原因で起こることが多く、適切な治療で改善できる可能性があります
首を痛めたのになぜめまいが起こるのか、不思議に思われる方も多いでしょう。実はこれには医学的な理由があります。頸椎(首の骨)の周辺には、脳へ血液を送る重要な血管である椎骨動脈が通っています。交通事故の衝撃で頸椎周辺の筋肉が過度に緊張したり、頸椎の配列が微妙にずれたりすると、この血管が圧迫されて脳への血流が悪くなることがあるのです。
さらに、首には自律神経が密集しています。自律神経は血圧や心拍、体温調節など、私たちが意識しなくても体が自動的に調整している機能をコントロールしている神経です。むちうちによって首の筋肉や靭帯が損傷すると、この自律神経のバランスが崩れてしまい、めまいや吐き気、頭痛といった症状が現れることがあります。これをバレー・リュー症候群、または頸性めまいと呼びます。
また、内耳という耳の奥にある平衡感覚を司る器官も、事故の衝撃で影響を受けることがあります。追突事故などで頭部が激しく揺さぶられると、内耳の中にある耳石器や三半規管が損傷したり、内耳への血流が悪くなったりして、めまいが発生するケースもあるのです。むちうちによるめまいは単一の原因ではなく、血流障害、自律神経の乱れ、内耳の問題など複数の要因が複雑に絡み合って起こっていることが多いのです。
一口にめまいといっても、実は感じ方によっていくつかのタイプに分類されます。自分のめまいがどのタイプなのかを知ることは、適切な治療を受けるうえで重要なポイントになります。
周囲がグルグルと回るように感じるめまいです。自分が回っているように感じることもあれば、部屋全体が回っているように見えることもあります。このタイプのめまいは内耳の問題で起こることが多く、突然発症して強い吐き気を伴うことが特徴です。数秒から数分続くことが多く、横になっても回転感が続くため非常につらい症状です。
フワフワと宙に浮いているような感覚や、雲の上を歩いているような不安定な感じがするめまいです。交通事故後のむちうちで最も多く見られるタイプで、自律神経の乱れや脳への血流不足が原因となることが多いです。回転性めまいほど激しくはありませんが、持続時間が長く、日常生活に大きな支障をきたします。
急に立ち上がったときや、長時間立っているときに視界が暗くなったり、目の前が真っ白になったりするめまいです。血圧の調整がうまくいかないことで起こり、自律神経の乱れが関係しています。ひどい場合は意識を失って倒れてしまうこともあるため注意が必要です。
むちうちによるめまいは、単独で現れることは少なく、他の症状を伴うことが一般的です。吐き気や嘔吐は最も多く見られる随伴症状で、めまいの程度が強いほど吐き気も強くなる傾向があります。食事がとれなくなったり、水を飲んでも吐いてしまったりすることもあり、体力の消耗につながります。
頭痛もよく見られる症状です。特に後頭部から首にかけての鈍い痛みや、締め付けられるような痛みを感じることが多く、めまいと同時に現れることで日常生活が非常につらくなります。また、耳鳴りや耳の詰まった感じ、聴覚の異常を訴える方もいらっしゃいます。
さらに、めまいが続くことで精神的な不安も強くなります。「また急にめまいが起こったらどうしよう」という恐怖感から、外出を控えるようになったり、人混みを避けるようになったりする方もいます。このような不安感がさらに自律神経のバランスを崩し、症状を悪化させるという悪循環に陥ることもあるのです。
めまいで整形外科を受診すると、まず首のレントゲン検査が行われます。しかし先ほどもお伝えしたように、レントゲンでは骨の状態しか分からないため、多くの場合「骨に異常はありません」という診断になります。めまいの原因が自律神経の乱れや血流障害である場合、画像検査では分からないのです。
治療としては、めまい止めの薬(抗めまい薬)や吐き気止め、筋弛緩剤などが処方されることが一般的です。これらの薬は症状を一時的に和らげる効果はありますが、根本的な原因である首の筋肉の緊張や自律神経の乱れを改善するものではないため、薬を飲んでいる間は楽になっても、薬をやめるとまた症状が戻ってしまうことが多いのです。
また、めまいの原因が内耳にある可能性を考えて、耳鼻科を受診するように勧められることもあります。耳鼻科では聴力検査や眼振検査(目の動きを調べる検査)などを行い、内耳の機能を評価します。内耳性めまいと診断された場合は、リハビリテーション(前庭リハビリ)が有効なこともあります。
むちうちによるめまいを根本的に改善するためには、首の状態を整えることが何より重要です。当院では、めまいの原因となっている頸椎の問題を5種類の独自検査で詳しく分析していきます。頸椎の配列、筋肉の緊張状態、神経の働き、姿勢のバランスなどを総合的に評価し、一人ひとりに合わせた施術プランを立てています。
頸椎の配列を整えることで、椎骨動脈への圧迫が解除され、脳への血流が改善します。また、過度に緊張している首の筋肉を緩めることで、自律神経の働きが正常化し、めまいや吐き気といった症状が軽減していきます。首だけでなく、肩甲骨や胸椎、骨盤のバランスまで整えることで、首にかかる負担を減らし、再発を防ぐことができます。
実際に当院では、整形外科で「薬を飲み続けるしかない」と言われていためまいが、施術を重ねるごとに軽減し、最終的には薬が必要なくなった患者さんを数多く診てきました。画像検査で異常が見つからないからといって、改善できないわけではありません。適切なアプローチによって、めまいは十分に改善する可能性があるのです。
治療と並行して、日常生活での過ごし方も大切です。めまいがあるときは、急な動きを避けてゆっくりと動作することを心がけましょう。特に朝起きるときや、椅子から立ち上がるときは、一度座った状態で数秒待ってから立ち上がるようにすると、立ちくらみを防ぐことができます。
長時間同じ姿勢でいることも避けたいところです。デスクワークの方は30分に一度は首を軽く動かしたり、肩を回したりして、筋肉が固まらないようにしましょう。スマートフォンを見るときは、下を向き続けるのではなく、目の高さに近い位置で見るようにすると首への負担が軽減されます。
睡眠も重要な要素です。枕の高さが合っていないと、寝ている間も首に負担がかかり続けてしまいます。仰向けで寝たときに首が自然なカーブを保てる高さの枕を選ぶことをお勧めします。また、十分な睡眠時間を確保することで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
むちうちによるめまいは、周囲に理解されにくい症状でもあり、一人で不安を抱え込んでしまう方が本当に多いです。でも、このめまいには必ず原因があり、適切な治療によって改善できる可能性があります。薬に頼らず、根本的な原因にアプローチすることで、事故前の元気な体を取り戻すことは決して不可能ではありません。
25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績をもとに、あなたのめまいがなぜ起こっているのか、どうすれば改善できるのかを丁寧にお伝えします。「整形外科で異常なしと言われたけれどめまいが続いている」「めまい止めを飲んでも効果がない」「このまま一生付き合っていくしかないのか」と悩んでいる方は、一人で抱え込まずにぜひ一度ご相談ください。あなたが安心して日常生活を送れるよう、全力でサポートさせていただきます。

