
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
事故直後は少し首が痛い程度だったのに、数日経ってから急に症状がひどくなってきた…そんな経験はありませんか。堺市北区で中林整骨院をしている中林です。私自身も小学生の頃に交通事故で入院した経験があり、痛みが日に日に変化していく不安を身をもって知っています。
当院にはむちうちの症状が徐々に進行して、このままどうなってしまうのか心配で来院される患者さんが本当に多くいらっしゃいます。最初は首の痛みだけだったのに、頭痛やめまい、手のしびれまで出てきたという方もいます。


実は症状が進行していくのには明確な理由があり、適切な対処をすれば進行を止めることは十分に可能です。今回は25年以上の臨床経験から、症状が進行する仕組みと、それを防ぐために知っておいてほしい大切なポイントをお伝えします。


症状の進行パターンを知ることが、早期改善への第一歩です
交通事故の直後は興奮状態にあるため、痛みを感じにくくなっています。これはアドレナリンという興奮ホルモンが分泌され、一時的に痛みの感覚が鈍くなるためです。事故現場では動けていたのに、帰宅してから急に首が痛くなってきたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
さらに事故による衝撃で首の筋肉や靭帯が損傷すると、その部分に炎症が起こります。この炎症反応は事故直後ではなく、数時間から数日かけて徐々に強くなっていくのが特徴です。炎症が強くなるにつれて痛みも増していくため、2日目や3日目が最も辛いという患者さんが多くいらっしゃいます。
実際に当院で姿勢分析を行うと、事故後2日から3日の間に首の可動域が急激に制限され、筋肉の緊張が最も強くなることがわかっています。この時期を過ぎると炎症は徐々に落ち着いてきますが、適切な処置をしないと次の段階へと症状が進行してしまうのです。
むちうちの症状進行には大きく分けて3つのパターンがあります。どのパターンをたどるかは、事故後の対応や生活習慣、体質などによって変わってきます。
事故直後から2週間ほどを急性期と呼び、この時期は炎症反応が中心です。首の痛みや違和感が主な症状で、動かすと痛みが強くなります。この時期に無理をしたり、適切な処置を怠ったりすると、亜急性期へと移行していきます。
亜急性期は事故から2週間から3ヶ月ほどの期間で、炎症は落ち着いてきますが、筋肉の緊張や関節の動きの悪さが残ります。この時期になると首の痛みに加えて、頭痛や肩こり、背中の張りなどの症状が広がっていくことが多くなります。痛みをかばう姿勢が続いたことで、体全体のバランスが崩れてしまうからです。
事故から3ヶ月以上経過しても症状が残っている場合、慢性化の段階に入ったと考えられます。この段階では筋肉が硬くなり、関節の可動域も制限され、神経の過敏状態が続きます。天候の変化や疲労で症状が悪化したり、良くなったり悪くなったりを繰り返したりするのが特徴です。
慢性化すると治療期間も長くなり、改善にも時間がかかります。当院に来られる患者さんの中には、半年以上症状が続いて悩んでいる方もいらっしゃいます。だからこそ慢性化する前の早い段階で、根本的な原因にアプローチすることが何より大切なのです。
最も注意が必要なのが、症状が次々と増えていくパターンです。最初は首の痛みだけだったのに、頭痛が出てきて、めまいや吐き気も感じるようになり、最終的には手のしびれや集中力の低下まで起こってくることがあります。
これは首の問題が自律神経の乱れや、脳への血流不足を引き起こしているサインです。首には重要な神経や血管が通っているため、その部分に持続的な負担がかかると全身に影響が広がってしまうのです。症状が複雑化すればするほど、原因の特定も難しくなり、改善にも時間がかかります。
整形外科で薬をもらって安静にしているのに、なぜか症状が良くならない。そんな方の多くは、知らず知らずのうちに症状を悪化させる行動をとっていることがあります。
デスクワークで長時間同じ姿勢を続けることは、首への負担を大きくします。特にパソコン作業では画面を見るために首が前に出る姿勢になりやすく、この姿勢が続くと首の筋肉は常に緊張状態になります。事故で傷ついた組織に追い打ちをかけるように負担がかかり続けるため、炎症が治まらず症状が進行してしまうのです。
また痛いからといって全く動かさないのも問題です。安静にしすぎると筋力が低下し、関節も固まってしまいます。首を支える筋肉が弱くなれば、頭の重さを支えきれなくなり、さらに負担が増える悪循環に陥ります。適度な動きと休息のバランスが大切なのですが、このバランスを自己判断で取るのは難しいものです。
睡眠不足やストレスも症状を進行させる要因です。痛みで眠れない日が続くと、体の回復力が低下し、炎症も治りにくくなります。さらに保険会社との対応や、仕事への影響など、事故後は精神的なストレスも増えます。ストレスは筋肉の緊張を強め、痛みに対する感受性も高めてしまうため、症状の進行に拍車をかけてしまいます。
では具体的にどうすれば症状の進行を止められるのでしょうか。25年以上の臨床経験から、特に重要だと考える3つのポイントをお伝えします。
事故直後は「そのうち治るだろう」と軽く考えがちですが、症状の進行を防ぐ鍵は最初の2週間にあります。この時期に体の状態を詳しく検査し、損傷の程度や範囲を正確に把握することが大切です。
レントゲンでは骨の異常しかわかりませんが、むちうちは筋肉や靭帯、神経の損傷が主な原因です。当院では姿勢分析や関節可動域の検査、神経学的検査など、複数の検査を組み合わせて体の状態を多角的に評価します。原因がわかれば、それに合わせた施術プランを立てることができ、症状の進行を食い止めることができるのです。
施術だけでなく、日常生活での過ごし方も症状の進行に大きく影響します。特に姿勢は重要で、事故後は無意識のうちに痛みをかばう姿勢になっているため、それを正していく必要があります。
デスクワークの方には、モニターの高さや椅子の調整方法をアドバイスしています。1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かすことも大切です。寝る時の枕の高さや寝姿勢も、首への負担を左右する重要な要素です。自分に合った環境を整えることで、24時間の中で首への負担を最小限に抑えることができます。
むちうちというと首だけの問題と思われがちですが、実は体全体のバランスが関係しています。事故の衝撃は首だけでなく、背骨や骨盤にも影響を与えるため、首だけを治療しても根本的な改善にはつながりません。
当院では首の施術はもちろん、肩甲骨や背骨、骨盤の動きも整えていきます。体全体のバランスが整うことで、首への負担が減り、自然治癒力も高まります。症状の進行を止めるだけでなく、事故前よりも健康な体を取り戻すことを目指しています。
症状の進行を甘く見てはいけません。適切な対処をせずに放置すると、数ヶ月後、数年後に深刻な問題を抱えることになります。
慢性的な痛みは日常生活の質を大きく下げます。仕事に集中できない、好きな趣味を楽しめない、夜ぐっすり眠れない。こうした状態が続くと、精神的にも追い込まれていきます。当院に来られる患者さんの中には、症状が長引いたことでうつ状態になってしまった方もいらっしゃいます。
さらに怖いのは、症状が固定化してしまうことです。一度慢性化した症状は、改善するのに時間がかかります。後遺障害として一生付き合っていかなければならなくなる可能性もあるのです。そうなる前に、症状が軽いうちから、進行を食い止める対策を始めることが何より重要なのです。
むちうちの症状は時間とともに進行していくものです。事故直後は軽い症状でも、適切な対処をしなければ数週間、数ヶ月かけて悪化していき、最終的には慢性化してしまいます。しかし症状が進行する仕組みを理解し、早い段階から適切な施術と生活習慣の改善に取り組めば、進行を止めることは十分に可能です。
私は小学生の頃の交通事故で、リハビリの辛さを経験しました。だからこそ、一人でも多くの方に同じ辛い思いをしてほしくないと強く思っています。症状が進行して取り返しがつかなくなる前に、ぜひ早めにご相談ください。原因を特定し、あなたに合った改善プランを一緒に考えていきましょう。一人で悩まず、いつでもお気軽にお声がけください。