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妊娠中の運動はいつから?安全なトレーニングで健やかマタニティ

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こんにちは。堺市北区の中林整骨院・なかもず院、院長の中林です。妊娠がわかって喜びいっぱいの一方で、体調の変化や体重管理に不安を感じていませんか。妊娠前は運動していたのに今は何をしていいかわからない、体を動かしたいけれど赤ちゃんに影響がないか心配という声をたくさん聞きます。実は妊娠中のケアとして適切な運動やトレーニングは、お母さんにも赤ちゃんにも良い効果をもたらすんです。

院長:中林

当院でも多くの妊婦さんから運動について相談を受けています。安全に体を動かして健やかなマタニティライフを過ごしましょう

今回は25年以上の臨床経験と、3人の子どもを育てた父親として妻の妊娠期を支えた経験も踏まえて、妊娠中に安全にできるトレーニングや運動についてお話しします。適切な運動は出産準備だけでなく、腰痛やむくみなどのマイナートラブル改善にもつながりますよ。

目次

妊娠中にトレーニングをしてもいいのか

妊娠中の運動やトレーニングは、医師から安静の指示がない限り基本的に推奨されています。適度な運動は妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの合併症リスクを減らし、過度な体重増加を防ぐ効果があります。また、出産に必要な体力や筋力を維持できるため、安産にもつながるとされています。

ただし妊娠前と同じ強度で行うのは避けるべきです。妊娠中は心拍数が上がりやすく、関節も緩みやすくなっているため怪我のリスクが高まります。自分の体調を最優先に考え、無理のない範囲で継続できる運動を選ぶことが何より大切です。

運動を始める時期と医師への相談

妊娠初期は流産のリスクが比較的高い時期なので、激しい運動は控えましょう。安定期に入る妊娠16週以降から本格的に運動を始めるのが一般的です。それまでは軽い散歩やストレッチ程度にとどめておくと安心です。

運動を始める前には必ずかかりつけの産婦人科医に相談してください。妊娠経過や体調によっては運動制限が必要な場合もあります。切迫流産や切迫早産の兆候がある方、前置胎盤と診断されている方などは運動を避けるべきケースもあるため、医師の指示に従いましょう。

妊娠中のトレーニングがもたらす効果

適切なトレーニングを続けることで得られるメリットはたくさんあります。まず体重管理がしやすくなり、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクを下げることができます。これらの合併症は母子ともに危険な状態を招く可能性があるため、予防は非常に重要です。

また、筋力を維持することで腰痛や肩こり、むくみといったマイナートラブルの軽減につながります。妊娠中は姿勢が変化してお腹が前に出るため、腰や背中に負担がかかりやすくなります。体幹の筋肉をしっかり使う運動を取り入れることで、これらの不調を予防できるのです。

メンタル面での効果も見逃せない

運動にはストレス解消や気分転換の効果もあります。妊娠中はホルモンバランスの変化で気持ちが不安定になりやすい時期です。体を動かすことで脳内にエンドルフィンという幸せホルモンが分泌され、前向きな気持ちになれます。

さらに適度な疲労感は質の良い睡眠をもたらします。妊娠後期になるとお腹が大きくなって寝返りがうちにくく、睡眠の質が低下しがちです。日中に体を動かすことで夜の眠りが深くなり、疲労回復にもつながります。

妊娠中におすすめのトレーニングと運動

妊娠中に適した運動はいくつかありますが、特におすすめなのがウォーキングです。特別な道具も必要なく、自分のペースで無理なく続けられます。1回20分から30分程度、息が上がらない程度のペースで歩きましょう。会話ができる程度の強度が目安です。

マタニティヨガも人気があります。呼吸法を学べるため出産時のリラックスに役立ち、骨盤周りの柔軟性も高まります。ただし通常のヨガとは異なり、うつ伏せや仰向けを避けるなど妊婦向けにアレンジされたプログラムを選んでください。

水中運動の利点

マタニティスイミングやアクアビクスも効果的です。水の浮力により関節への負担が少なく、体重が増えた状態でも快適に全身運動ができます。水圧によるマッサージ効果でむくみも軽減されやすくなります。

ただし温水プールを利用し、疲れすぎないよう注意してください。プールでの運動後は体が冷えやすいので、温かいシャワーを浴びて体を温めることも忘れずに。また、施設によっては医師の許可証が必要な場合もあるので事前に確認しましょう。

妊娠時期別のトレーニングポイント

妊娠初期から中期にかけては、つわりや体調の変化が大きい時期です。無理に運動しようとせず、体調が良い日に軽く体を動かす程度で十分です。この時期は胎盤が完成していないため、転倒のリスクがある運動は避けましょう。

妊娠中期は最も体調が安定しやすい時期です。安定期に入ったら、医師の許可を得て本格的に運動を始めましょう。ウォーキングや軽い筋トレ、ヨガなど、自分に合った運動を週に3回から4回程度行うのが理想的です。

妊娠後期の運動の工夫

妊娠後期はお腹がかなり大きくなり、動きづらさを感じる時期です。バランスを崩しやすくなるため、転倒には十分注意してください。この時期は出産に向けた体力づくりとして、骨盤底筋のトレーニングやスクワットが効果的です。

出産が近づいてきたら、無理のない範囲でウォーキングを続けましょう。歩くことで赤ちゃんが骨盤内に下がりやすくなり、陣痛が起こりやすくなるとも言われています。ただし一人での外出は避け、必ず誰かと一緒に行動するようにしてください。

避けるべき運動と注意すべきポイント

妊娠中は避けたほうがいい運動もあります。転倒のリスクが高いスポーツ、たとえばスキーやスケート、自転車は控えましょう。また、腹部に直接衝撃が加わる可能性のある球技やコンタクトスポーツも危険です。

仰向けで行う腹筋運動も妊娠中期以降は避けてください。仰向けの姿勢が長時間続くと、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫して血流が悪くなり、気分が悪くなることがあります。腹筋を鍛えたい場合は立った姿勢や座った姿勢で行えるエクササイズを選びましょう。

運動中の体調変化に注意

運動中に次のような症状が現れたらすぐに中止して休憩してください。お腹の張りや痛み、出血、めまい、動悸、息切れ、頭痛などは体からの警告サインです。また、胎動が減ったと感じた場合もすぐに医師に相談しましょう。

水分補給も忘れずに行ってください。妊娠中は脱水になりやすく、体温調節も難しくなっています。運動前後だけでなく、運動中もこまめに水分を摂るようにしましょう。暑い時期や湿度の高い日は特に注意が必要です。

当院でできる妊娠中の体づくりサポート

当院では妊婦さんの体調に合わせた施術とアドバイスを行っています。妊娠中は骨盤の歪みや姿勢の変化から腰痛や恥骨痛、股関節痛などが起こりやすくなります。これらの痛みは日常生活に支障をきたすだけでなく、運動への意欲も削いでしまいます。

施術では妊婦さんでも安全な横向きの姿勢で行い、骨盤や背骨のバランスを整えていきます。筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを改善することで痛みを軽減します。また、自宅でできる簡単なストレッチやエクササイズもお伝えしています。

産後に向けた体づくりも視野に

妊娠中から適切なケアを受けておくことは、産後の回復にも大きく影響します。出産時には骨盤が大きく開き、筋肉や靭帯にも負担がかかります。妊娠中に骨盤周りの柔軟性を保ち、体幹の筋力を維持しておくことで、産後の骨盤の戻りもスムーズになります。

また、妊娠中から正しい姿勢や体の使い方を身につけておくと、産後の育児による体への負担も軽減できます。赤ちゃんを抱っこする姿勢や授乳時の姿勢など、日常の動作についてもアドバイスさせていただいています。

まとめ

妊娠中のトレーニングは、適切に行えばお母さんにも赤ちゃんにも良い効果をもたらします。体重管理や合併症予防、マイナートラブルの軽減、そして安産のための体力づくりなど、メリットはたくさんあります。大切なのは自分の体調を最優先に考え、無理のない範囲で継続することです。

妊娠は人生の中でも特別な期間です。体の変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、適切な運動とケアで快適なマタニティライフを送ることができます。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談ください。妊婦さん一人ひとりの状態に合わせて、最適なアドバイスとサポートをさせていただきます。元気な赤ちゃんとの対面を楽しみに、一緒に頑張りましょう。


院長:中林

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