
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
交通事故でむちうちになってしまうと、それまで当たり前にできていた運動が急にできなくなってしまいますよね。ジム通いが日課だった方、毎朝のジョギングが習慣だった方、部活動に励んでいた学生さん、みなさん「いつになったら運動を再開できるんだろう」という不安を抱えていらっしゃると思います。
医師から「そろそろ軽い運動はいいでしょう」と言われても、具体的にどのくらいの運動から始めればいいのか、いきなり以前と同じように動いていいのか、判断に迷ってしまいますよね。実はむちうちからの運動再開には、適切なタイミングと段階的なアプローチが必要なんです。


当院には整形外科で「異常なし」と言われた後も症状が続いている方や、運動再開のタイミングに悩んでいる方が数多く来院されます。臨床経験25年以上、10万人以上の施術実績の中で、焦って運動を再開してしまい症状が悪化してしまった方も何人も診てきました。


むちうち後の運動再開は焦りは禁物、段階を踏んで安全に戻ることが大切です
むちうちから運動を再開する際に最も大切なのは、身体の回復段階に合わせて徐々に負荷を上げていくことです。事故による衝撃で首の筋肉や靭帯、神経には大きなダメージが加わっています。見た目には分からなくても、身体の内部では炎症や損傷が起きているんですね。
痛みが少し引いてきたからといって、すぐに事故前と同じ運動を始めてしまうと、治りかけていた組織を再び傷つけてしまう可能性があります。実際に当院に来られる患者さんの中にも、2週間ほど安静にしていて痛みが和らいだため、いきなりジムで筋トレを再開して症状が悪化してしまった方がいらっしゃいました。
運動再開のタイミングは個人差が大きく、事故の衝撃の強さ、もともとの体力や筋力、年齢、症状の程度などによって変わってきます。だからこそ、自己判断だけで進めるのではなく、身体の状態をしっかり把握しながら慎重に進めることが重要なんです。
むちうちの回復は大きく分けて急性期、亜急性期、回復期、維持期の4つの段階があります。それぞれの段階で身体の状態が違うため、できる運動の内容も変わってくるんですね。無理をせず、今の自分がどの段階にいるのかを理解することから始めましょう。
事故直後から約1週間は急性期と呼ばれ、炎症が最も強い時期です。この時期は運動は完全に控えて安静にすることが絶対に必要です。首を動かすと痛みが強く出たり、頭痛やめまいを感じることも多いでしょう。
急性期に無理に動いてしまうと、炎症が悪化して治療期間が長引いてしまいます。仕事も可能な限り休むか、デスクワーク中心に切り替えていただくのが理想的です。この時期は焦らず、身体を休めることに専念してください。日常生活の中でも、重い物を持つ、首を大きく動かす、長時間同じ姿勢を続けるといった動作は避けましょう。
事故から1週間ほど経つと、徐々に炎症が落ち着き始める亜急性期に入ります。痛みは残っていますが、急性期ほどの強い痛みではなくなってくる時期ですね。この段階では、軽いストレッチや日常生活動作の範囲内での活動から始めることができます。
ただし、ここで焦りは禁物です。軽いストレッチといっても、首を大きく動かすような動作はまだ避けるべきです。肩を回す、腕を動かすといった首に負担がかからない範囲での動きから始めましょう。ウォーキングも、10分程度の短時間から様子を見ながら始めるのがおすすめです。
この時期は「物足りない」と感じるくらいの軽い運動にとどめておくことが、実は一番早く回復する近道なんです。当院では、この段階での無理な運動が原因で症状が長引いてしまった患者さんを何人も診てきました。
事故から1ヶ月以上経過し、日常生活での痛みがかなり軽減してきたら回復期です。この段階になると、徐々に運動の強度を上げていくことができます。ただし、いきなり事故前の強度に戻すのではなく、段階的に負荷を上げていくことが大切です。
ジョギングであれば、最初はウォーキングと交互に行う程度から始めて、徐々にジョギングの時間を増やしていきます。筋トレも、自重トレーニングから始めて、慣れてきたら軽めのウェイトを使う、というように段階を踏みましょう。ヨガやピラティスも、首に負担がかかるポーズは避けながら、簡単なポーズから再開していくのがおすすめです。
この時期の目安としては、運動後に痛みが出ないか、翌日に痛みが残らないかをチェックしながら進めることです。もし運動後に痛みが強くなったり、翌日まで痛みが続くようであれば、まだ身体がその運動を受け入れる準備ができていないサインです。
事故から3ヶ月以上経過し、ほとんど症状がなくなってきたら維持期に入ります。この段階では、通常の運動に戻していくことができますが、完全に元通りになるまでには個人差があります。事故前のパフォーマンスに戻るまで、半年から1年かかる方も珍しくありません。
運動の種類によって、首への負担の大きさが違うため、再開時期も変わってきます。ここでは代表的なスポーツごとの再開時期の目安をお伝えしますね。あくまで目安なので、ご自身の症状と相談しながら進めてください。
ウォーキングは亜急性期の早い段階から始められる運動です。10分程度の短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。ジョギングは回復期に入ってから、最初はウォーキングと交互に行う程度から始めます。フルマラソンなどの本格的なランニングは、症状がほぼ消失してから3ヶ月以上経過した段階で、段階的に距離を伸ばしていくのが安全です。
筋トレの再開は慎重に進める必要があります。自重トレーニング(腕立て伏せ、スクワットなど)は回復期の早い段階から始められますが、首に負担がかかる種目は避けましょう。ウェイトトレーニングは、回復期の中盤以降、まずは事故前の50%程度の重量から始めて、2週間ごとに10-20%ずつ増やしていくのがおすすめです。ベンチプレスやショルダープレスなど、首に力が入りやすい種目は特に注意が必要です。
ヨガやピラティスは、首を大きく動かすポーズが多いため、再開には注意が必要です。回復期に入ってから、まずは首をほとんど動かさない簡単なポーズから始めましょう。後屈や側屈、ツイストなど首に負担がかかるポーズは、症状がかなり改善してから段階的に取り入れていきます。インストラクターの方は、デモンストレーションなしで指導する方法も検討してみてください。
サッカー、ラグビー、柔道など、身体接触があるスポーツは最も慎重な対応が必要です。維持期に入り、症状がほぼ消失してから、まずは接触のない基礎練習から始めます。ヘディングや激しい接触プレーは、医師や専門家の許可を得てから、段階的に再開していきましょう。学生アスリートの場合、試合復帰を急ぐ気持ちは分かりますが、後遺症を残さないことを最優先に考えてください。
ゴルフやテニスは、スイング動作で首に大きな負荷がかかります。回復期の中盤以降、まずは素振りから始めて、徐々にボールを打つ練習に移行していきます。最初は50%程度のスイング速度から始めて、痛みが出ないことを確認しながら徐々にスピードを上げていきましょう。ラウンドや試合への復帰は、練習で問題がなくなってから1ヶ月以上様子を見てからが安全です。
運動を再開する際には、具体的にどのように進めていけばいいのでしょうか。ここでは、安全に運動を再開するための実践的なステップをご紹介します。焦る気持ちは分かりますが、一歩一歩確実に進めていくことが、結果的に最も早く元の生活に戻る方法なんです。
運動を始める前に、まず日常生活の動作が問題なくできるかを確認しましょう。階段の昇り降り、洗濯物を干す、買い物袋を持つといった動作で痛みが出ないか、翌日に疲労が残らないかをチェックします。日常生活に支障がある状態で運動を始めるのは時期尚早です。
最初のステップは、10分程度の軽いウォーキングから始めます。平坦な道を、ゆっくりとしたペースで歩きましょう。首を大きく動かさないように、視線は前方に固定して歩くのがポイントです。これを2-3日続けて問題がなければ、徐々に時間を延ばしていきます。
ウォーキングに慣れてきたら、軽いストレッチを加えていきます。ただし、首を直接ストレッチするのではなく、肩や背中、腕のストレッチから始めましょう。痛みが出ない範囲で、ゆっくりと筋肉を伸ばしていきます。反動をつけたり、無理に伸ばしたりするのは絶対に避けてください。
ウォーキングとストレッチが問題なくできるようになったら、いよいよ本格的な運動へと進んでいきます。ジョギングであれば、最初は1分走って2分歩く、というインターバル形式から始めます。筋トレは自重トレーニングから始めて、2週間ごとに負荷を見直していきましょう。大切なのは、前回の運動から48時間以上空けて、身体の反応を見ることです。
ここまで運動再開の方法をお伝えしてきましたが、逆にやってはいけないこともしっかり理解しておく必要があります。当院で診てきた患者さんの中で、症状が悪化してしまった方の多くが、これからお伝えすることをしてしまっていました。
最も多いのが、「もう痛くないから大丈夫」と判断して、いきなり事故前と同じ強度の運動を始めてしまうケースです。痛みが引いても、組織の修復は完全には終わっていません。急激な運動は、治りかけていた部分を再び傷つけてしまう危険性があります。
運動中や運動後に痛みが出ているのに、「これくらいなら大丈夫」と我慢して続けてしまうのも危険です。痛みは身体からの警告サインです。痛みを感じたら、すぐに運動を中止して、数日間は安静にしましょう。翌日まで痛みが残るような運動は、明らかに負荷が強すぎるサインです。
回復期であっても、首を大きく後ろに反らす、急激にひねるといった動きは避けるべきです。特にウェイトトレーニングで首に力を入れる動作、ヨガで首に負担がかかるポーズ、球技でのヘディングなどは、十分に回復してから段階的に再開しましょう。
整形外科や治療院で「まだ運動は控えてください」と言われているのに、自己判断で始めてしまうケースもあります。専門家は身体の状態を客観的に評価して助言していますので、その指示には必ず従いましょう。逆に、問題ないと言われても、自分の身体の感覚を大切にして、無理だと感じたら控える勇気も必要です。
では、具体的にどのような状態になったら、次の段階に進んでいいのでしょうか。ここでは、運動再開の判断基準となるチェックポイントをお伝えします。これらの項目を参考に、ご自身の状態を客観的に評価してみてください。
これらの項目がすべて当てはまるようであれば、次の段階へ進んでも問題ないでしょう。ただし、ひとつでも当てはまらない項目があれば、もう少し現在の段階を続けることをおすすめします。
運動を再開したら、身体の反応を注意深く観察することが大切です。運動中に痛みが出ていないか、運動後数時間経っても痛みが出ていないか、翌日の朝起きた時に痛みや疲労感が残っていないかを必ずチェックしましょう。また、睡眠の質が落ちていないか、食欲に変化はないかといった全身の状態も重要な指標になります。
臨床経験25年以上、10万人以上の患者さんを診てきた立場から申し上げると、むちうち後の運動再開で最も大切なのは「焦らないこと」に尽きます。1週間でも2週間でも早く復帰したいという気持ちは本当によく分かります。でも、その焦りが原因で症状が悪化し、結果的に復帰が何ヶ月も遅れてしまった方を何人も診てきました。
当院では、むちうちの根本原因を徹底的に追究し、一人ひとりの回復段階に合わせた施術とアドバイスを行っています。運動再開のタイミングについても、5種類の独自検査で身体の状態を詳しく評価し、最適な時期をご提案しています。整形外科で「もう大丈夫」と言われても、実はまだ完全には回復していないケースも多いんです。
もしあなたが今、運動再開のタイミングで迷っているなら、ぜひ一度専門家に相談してください。自己判断で進めて後悔するよりも、確実な回復を目指す方が、結果的に早く元の生活に戻れます。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。

