
院長:中林お気軽にご相談ください!

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生後1ヶ月健診で「向き癖がありますね」と指摘されて、慌ててスマートフォンで検索していませんか。夜中に何度も赤ちゃんの向きを変えようとして泣かれてしまったり、「生後6ヶ月までに治さないと手遅れになる」という情報を見て焦っている方も多いと思います。赤ちゃんの向き癖を早く治す方法を知りたいという気持ちは、お子さんの将来を想う保護者として当然のことです。




向き癖は早期に適切な対処をすることで改善できます。焦らず、でも確実に対応していきましょう
当院にも「あと◯ヶ月しかないのに間に合うでしょうか」と不安そうに来院される保護者の方が数多くいらっしゃいます。新生児の約40〜50%に何らかの向き癖が見られ、そのうち約20〜30%で頭の形の変形が生じるとされていますので、決して珍しい悩みではありません。今回は月齢に応じた向き癖を早く治す方法と、自宅でできる具体的なアプローチについて詳しくお伝えしていきます。
赤ちゃんの向き癖への対処は、時間との勝負という側面があります。頭蓋骨が最も柔らかく変形しやすい時期は生後6ヶ月頃までで、この時期であれば適切なアプローチで改善しやすい反面、放置すると変形が固定化してしまう可能性があるのです。生後2ヶ月から4ヶ月頃に向き癖が最も目立つようになり、後頭部の片側が平らになったり、頭全体が左右非対称になったりします。
早期対処が重要な理由は、頭の形の問題だけではありません。向き癖があると首の筋肉に左右差が生じ、その後の運動発達にも影響が出る可能性があります。首がすわる時期が遅れたり、寝返りやお座りの動作に偏りが出たりすることもあるのです。また将来的には後頭部の平坦化、額の突出、耳の位置のずれなどが残り、ヘアスタイルの制限や帽子が合わないといった見た目の問題を引き起こすこともあります。
とはいえ、焦りすぎて無理に向きを変えようとすると赤ちゃんが嫌がって泣いてしまい、かえってストレスになることもあります。大切なのは適切な方法を知り、赤ちゃんの成長段階に合わせて無理なく実践していくことです。
向き癖への対処法は、赤ちゃんの月齢によって最適なアプローチが異なります。生後間もない時期と首がすわってからでは、できることも注意すべき点も変わってくるからです。ここでは月齢に応じた具体的な方法をお伝えしていきます。
この時期は首の筋肉がまだ弱く、自分で頭を動かすことがほとんどできません。だからこそ保護者の方が意識的に環境を整えることが重要になります。まず寝かせる向きを意識的に変えることから始めましょう。右ばかり向いているなら、ベビーベッドや布団の位置を変えて、左を向くと部屋の中心やママの方を見られるようにするのです。
授乳時の抱き方も重要なポイントです。母乳でもミルクでも、毎回同じ側で抱いていると赤ちゃんは同じ方向ばかり向くことになります。右側で授乳したら次は左側というように、意識的に左右交互に変えていきましょう。最初は慣れなくて難しく感じるかもしれませんが、続けることで赤ちゃんも慣れてきます。
また寝かせる環境も工夫が必要です。いつも同じ方向にテレビや窓があると、赤ちゃんは自然とそちらを向いてしまいます。おもちゃや音の出るものを使って、向き癖と反対側に興味を向けさせることも効果的です。
この時期になると首の筋肉も発達し始め、うつぶせの状態で少しずつ頭を持ち上げられるようになってきます。そこで取り入れたいのがタミータイムと呼ばれるうつぶせ遊びの時間です。赤ちゃんが起きている時間に、保護者の方が見守る中で短時間うつぶせにすることで、後頭部への圧迫を減らし、首や背中の筋肉を鍛えることができます。
最初は1日1回、1分程度から始めて、徐々に回数と時間を増やしていきます。赤ちゃんの機嫌がよく、お腹がいっぱいすぎない時間帯を選ぶのがコツです。うつぶせを嫌がる赤ちゃんも多いですが、無理強いせず少しずつ慣らしていくことが大切です。
また抱っこの仕方も工夫できます。縦抱きにして首を支えながら、向き癖と反対側を見せるように抱くことで、自然と首の筋肉を使う機会が増えます。外出時のベビーカーでも、いつも同じ景色ばかりでなく、時々向きを変えてあげると良いでしょう。
首がしっかりすわってくるこの時期は、より積極的なアプローチが可能になります。うつぶせ遊びの時間を増やし、赤ちゃんの前におもちゃを置いて手を伸ばす練習をさせましょう。この動作は首だけでなく、肩や背中全体の筋肉を使うため、体全体のバランスを整えることにつながります。
寝返りの練習を始めるのもこの時期です。向き癖がある側と反対方向への寝返りを優先的に練習させることで、首や体幹の左右バランスを整えていきます。赤ちゃんの腰を優しく支えて、寝返りのきっかけを作ってあげると良いでしょう。
お座りの練習も徐々に始まります。座った状態では後頭部への圧迫がなくなるため、起きている時間にできるだけお座りの姿勢を取り入れることも効果的です。ただし月齢が早すぎる無理なお座りは背骨や腰に負担がかかるため、赤ちゃんの発達段階に合わせて進めていくことが重要です。
月齢別の基本的なアプローチに加えて、日常生活の中でできる細かなテクニックがあります。これらを組み合わせることで、より効果的に向き癖を改善していくことができます。
まずタオルを使った体位調整です。バスタオルを丸めて向き癖がある側の背中に当てることで、自然と反対側を向きやすくする方法があります。ただし窒息のリスクがあるため、必ず保護者の方が見ている時間帯だけにして、寝ている間は使用しないようにしましょう。
ベビーマッサージも効果的なアプローチの一つです。首や肩周りを優しくマッサージすることで、筋肉の緊張を緩和し、向きを変えやすくします。特に向き癖がある側の首筋は硬くなっていることが多いため、お風呂上がりなど赤ちゃんがリラックスしている時間に優しくほぐしてあげると良いでしょう。
授乳クッションやバウンサーの位置も工夫できます。いつも同じ位置に置いていると、赤ちゃんは自然と同じ方向を向くことになります。定期的に位置を変えたり、部屋の中での配置を見直したりすることで、向き癖の改善を促すことができます。
自宅でのケアを続けても改善が見られない場合や、できるだけ早く効果を出したい場合は、専門的な施術を受けることも選択肢の一つです。当院では向き癖の赤ちゃんに対して、まず5種類の独自検査を通じて原因を特定していきます。
向き癖の原因は子宮内環境、出産時の影響、首の筋肉の緊張、骨盤のバランスなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。だからこそ頭や首だけでなく、体全体のバランスを診ることが重要なのです。検査では姿勢分析、関節可動域のチェック、筋肉の緊張状態の確認などを行い、一人ひとり異なる原因を見つけ出します。
施術は生体潤滑理論に基づいた非常にソフトな手技で行います。生後2ヶ月の赤ちゃんでも安心して受けていただける優しい施術で、首や肩周りの筋肉の緊張を緩和し、頭蓋骨や骨盤のバランスを整えていきます。痛みを伴わないため、施術中に眠ってしまう赤ちゃんも多いです。
また保護者の方への指導も重要な要素です。自宅でのケア方法、抱き方のコツ、寝かせる環境の作り方など、具体的なアドバイスをお伝えします。施術と自宅でのケアを組み合わせることで、より早い改善が期待できるのです。
向き癖の改善には個人差がありますが、適切な対処を始めてから2週間から1ヶ月程度で変化が見られることが多いです。ただし月齢が進んでいる場合や、変形が進行している場合は、もう少し時間がかかることもあります。大切なのは焦らず継続することです。
注意していただきたいのは、無理に向きを変えようとしないことです。赤ちゃんが泣いて嫌がっているのに無理やり首を反対側に向けると、筋肉を痛めたり、かえって緊張を強めたりすることがあります。自然な範囲での改善を心がけ、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
また生後6ヶ月を過ぎたからといって諦める必要はありません。確かに頭蓋骨は徐々に硬くなっていきますが、1歳頃まではまだ柔軟性があり、適切なアプローチで改善が期待できます。当院でも生後8ヶ月以降の赤ちゃんで改善が見られたケースが数多くあります。
赤ちゃんの向き癖を早く治したいという気持ちはよく分かりますが、最も大切なのは根本的な原因にアプローチすることです。表面的な対処だけでは一時的に良くなっても、すぐに元に戻ってしまうことがあります。当院では国家資格を持ち25年以上の臨床経験を積んだ院長が、問診から検査、施術まで一貫して担当しますので、赤ちゃんの体の変化を見逃すことなく、最適なアプローチを続けることができます。向き癖について、自宅でのケア方法から専門的な施術まで、どんなことでもお気軽にご相談ください。一人で悩まず、まずは専門家に相談することが、早期改善への第一歩です。

