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赤ちゃんの向き癖は何科を受診すべき?選び方解説

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赤ちゃんの向き癖が気になって病院を受診しようと思っているけれど、小児科なのか整形外科なのか、それとも別の科なのか分からず困っていませんか。かかりつけの小児科では「様子を見ましょう」と言われただけで、もっと専門的に診てもらいたいと考えている方も多いと思います。

こんにちは、堺市北区にある中林整骨院の中林です。当院には赤ちゃんの向き癖でお悩みの保護者の方が多数来院されますが、「どこに行けばいいのか分からなくて」というお声をよくお聞きします。適切な受診先を選ぶことは、お子さんにとって最適な治療を受けるための第一歩になります。

今回は向き癖で受診する際の診療科の選び方と、それぞれの特徴について詳しくお伝えしていきます。

院長:中林

受診先選びで迷われる方がとても多いです。症状や状況に応じた適切な診療科を知ることが大切です

目次

まずはかかりつけの小児科から始めましょう

向き癖で医療機関を受診する場合、まず最初に訪れるべきなのはかかりつけの小児科です。小児科では赤ちゃんの全身状態を診察し、向き癖が単なる習慣的なものなのか、それとも何か病気が隠れているのかを判断してくれます。初期段階での受診であれば、生活習慣の改善や環境調整のアドバイスをもらえることが多くあります。

小児科医は赤ちゃんの発達全体を見ながら診察してくれるため、向き癖以外の問題がないかもチェックしてもらえます。首の動きの範囲、筋肉の緊張状態、頭の形の程度などを確認し、必要に応じて専門医への紹介状を書いてくれることもあります。多くの場合、小児科での初期診断が、その後の治療方針を決める重要な判断材料になるのです。

ただし小児科では「様子を見ましょう」という経過観察を勧められることも多く、具体的な治療を受けられないケースもあります。生後2ヶ月を過ぎても改善が見られない場合や、頭の形の変形が進行している場合は、より専門的な診療科への受診を検討する必要が出てきます。

専門的な診療科とその特徴を知りましょう

向き癖を専門的に診てもらえる診療科はいくつかあり、それぞれに得意分野と役割があります。症状の程度や原因によって、最適な診療科は変わってきますので、お子さんの状態に合わせて選ぶことが大切です。

整形外科での診察と治療

整形外科は骨や筋肉、関節を専門とする診療科です。向き癖の中でも、特に筋性斜頸が疑われる場合は整形外科での受診が適しています。筋性斜頸とは首の筋肉に緊張やしこりがあり、首が一方向に傾いてしまう状態のことです。

整形外科では首の筋肉の状態を詳しく診察し、必要に応じて超音波検査やレントゲン検査を行います。筋性斜頸と診断された場合は、理学療法やマッサージなどの治療を受けることができます。また頸椎の先天的な異常がないかどうかも確認してもらえるため、首を動かす範囲が極端に狭い場合や、首にしこりのようなものが触れる場合は整形外科への受診をおすすめします。

形成外科や頭の形外来での対応

頭の形の変形が主な悩みの場合は、形成外科や「赤ちゃんの頭の形外来」「赤ちゃんの頭のかたち外来」といった専門外来が適しています。これらの診療科では、頭の形を専門的に評価し、ヘルメット療法などの治療を提供しています。

専門外来では3Dスキャナーを使って頭の形を正確に測定し、変形の程度を数値化して評価します。軽度から中等度の変形であれば体位指導や環境調整のアドバイス、重度の場合はヘルメット療法を勧められることもあります。生後6ヶ月までに受診することが理想的とされているため、早めの受診が重要です。

最近では大学病院や総合病院だけでなく、個人のクリニックでも専門外来を開設しているところが増えてきました。ただし予約制のところが多く、初診まで数週間から1ヶ月程度待つこともありますので、気になる場合は早めに予約を取ることをおすすめします。

脳神経外科が必要なケース

まれなケースですが、脳神経外科での受診が必要になることもあります。頭蓋骨の縫合が早期に閉じてしまう頭蓋縫合早期癒合症という病気の場合は、脳神経外科での診断と治療が必要です。また向き癖の背後に脳性麻痺などの神経系の疾患が隠れている可能性がある場合も、脳神経外科での精密検査が行われます。

これらの病的な状態は比較的まれですが、頭の形が急速に変化している、発達の遅れが見られる、けいれんなどの神経症状があるといった場合は、小児科から脳神経外科への紹介を受けることがあります。

病院以外の選択肢も知っておきましょう

医療機関での診察以外にも、向き癖の改善をサポートしてくれる施設があります。整体院や接骨院では、赤ちゃんの身体に優しい施術で筋肉の緊張をゆるめ、左右のバランスを整えるアプローチを行っています。

当院では国家資格を持つ院長が、5種類の独自検査を通じて向き癖の根本原因を明らかにし、一人ひとりに合わせた施術を提供しています。病院で「様子を見ましょう」と言われたが改善しない方や、ヘルメット療法の前に他の方法を試したい方にも、多くご来院いただいています。

施術は痛みがなく短時間で終わるため、赤ちゃんへの負担もほとんどありません。医療機関と整体院のそれぞれの特徴を理解したうえで、お子さんに最適な方法を選択することが大切です。

受診先を選ぶ際の判断基準

どの診療科を受診するか迷ったときは、お子さんの症状や状態から判断するとよいでしょう。まず首にしこりのようなものが触れる、首を動かすと痛がる様子がある、首を動かす範囲が極端に狭いといった症状がある場合は、整形外科への受診が優先されます。

頭の形の変形が主な悩みで、ヘルメット療法を検討している場合は、頭の形外来や形成外科を受診してください。多くの専門外来では初診時に頭の形を測定し、ヘルメット療法の適応があるかどうかを判断してくれます。ヘルメット療法は生後3ヶ月から6ヶ月頃に開始するのが最も効果的とされているため、タイミングが重要になってきます。

一方で、向き癖はあるが頭の形の変形はまだ軽度、病的な症状は見られないという場合は、まずはかかりつけの小児科で相談し、生活習慣の改善を試してみるのもよいでしょう。それでも改善が見られない場合は、専門外来や整体院などでの施術を検討するという流れがおすすめです。

複数の医療機関を受診することも選択肢

一つの医療機関で納得のいく説明や治療を受けられなかった場合は、セカンドオピニオンとして別の医療機関を受診することも大切です。医師によって診断や治療方針が異なることもありますし、複数の意見を聞くことで、より納得して治療を選択できるようになります。

また小児科で初期診断を受けた後、整形外科や専門外来でより詳しく診てもらう、さらに整体院で身体のバランスを整えるといったように、複数の施設を組み合わせて利用することも有効です。それぞれの専門性を活かしながら、総合的にアプローチすることで、より良い結果につながることもあります。

受診時に準備しておくこと

初めて専門的な診療科を受診する際は、いくつか準備しておくとスムーズです。まず母子手帳は必ず持参してください。出生時の状況や成長の記録が、診断の重要な手がかりになります。妊娠中の経過や出産時の状況(吸引分娩だったか、逆子だったかなど)も聞かれることが多いので、事前に確認しておくとよいでしょう。

また赤ちゃんの向き癖に気づいた時期、どちらの方向を向きやすいか、頭の形の変化はいつ頃から気になり始めたかなど、具体的な経過をメモしておくことをおすすめします。可能であれば、気になり始めた頃と現在の頭の形を写真で記録しておくと、医師に状況を説明しやすくなります。

保険適用と費用について

小児科や整形外科、形成外科での診察は基本的に健康保険が適用されます。初診料や検査料なども保険診療の範囲内です。ただしヘルメット療法は保険適用外で、全額自己負担となります。費用は医療機関によって異なりますが、30万円から50万円程度かかることが一般的です。

整体院や接骨院での施術も、向き癖の場合は自費診療となることが多いです。当院では初回に詳しい検査を行い、施術計画と費用について明確にご説明していますので、ご安心ください。

赤ちゃんの向き癖で受診する際は、まずかかりつけの小児科で初期診断を受け、必要に応じて整形外科や専門外来、整体院などを選択するという流れがおすすめです。症状や状況に応じて適切な診療科は変わってきますので、お子さんの状態をよく観察し、最適な受診先を選んでください。どこに行けばいいか迷ったとき、小児科での対応に納得できなかったときは、遠慮なく当院にもご相談ください。臨床経験25年を超える国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任を持って担当し、お子さんに最適な対処法をご提案いたします。一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。


院長:中林

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