
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で中林整骨院を開業しています中林です。先日、妊活中の患者さんから「運動したほうが妊娠しやすくなりますか」という質問をいただきました。実は最近、このような相談がとても増えているんです。
仕事がデスクワークで運動不足を感じている方、反対にジムでハードなトレーニングをしている方、それぞれ異なる背景を持った方が、不妊と運動の関係について知りたいと当院を訪れます。




運動は妊活にとって諸刃の剣で、適度なら効果的ですが、やりすぎると逆効果になることもあります
インターネットで調べると「適度な運動が良い」という情報はたくさん出てきますが、その「適度」がどのくらいなのか分からず困っている方も多いのではないでしょうか。今日は25年以上の臨床経験と、実際に妊娠された方々から学んだことをもとに、妊活中の運動について詳しくお話しさせていただきます。
まず基本的なことからお伝えしますが、適度な運動は妊娠しやすい身体づくりに非常に効果的です。その理由はいくつかありますので、順番に説明していきますね。
第一に、運動することで全身の血流が改善されます。血液は酸素や栄養素を身体の隅々まで運ぶ大切な役割を担っていますが、子宮や卵巣も例外ではありません。血流が良くなることで、子宮内膜が厚くなりやすくなり、卵子の質も向上する可能性があるのです。
第二に、適度な運動はホルモンバランスを整える効果があります。特にストレスホルモンであるコルチゾールを減らし、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やすことが分かっています。ホルモンバランスが整うことで、排卵周期が安定し、妊娠しやすい身体の状態が作られていきます。
第三に、運動によって体重管理ができるという点も見逃せません。BMIが25以上の肥満状態や、反対に18.5以下の痩せすぎの状態は、どちらも妊娠率を低下させることが研究で明らかになっています。適正体重を維持することが、妊娠への近道になるのです。
では具体的にどのような運動が妊活に適しているのでしょうか。ここでは特にお勧めの運動をいくつかご紹介します。
最もお勧めしたいのがウォーキングです。特別な道具も必要なく、今日からでも始められる手軽さが魅力です。1日30分程度、週に3回以上を目標にしてみてください。
ウォーキングは有酸素運動の中でも身体への負担が少なく、継続しやすいのが特徴です。研究では週に150分程度の中等度の有酸素運動が、妊娠率を高めることが報告されています。これは1日30分のウォーキングを週5回行うペースに相当します。
歩くときは、少し息が上がる程度のペースを意識してください。会話はできるけれど、歌は歌えないくらいの強度が理想的です。通勤時に一駅手前で降りて歩く、買い物は車ではなく徒歩で行くなど、日常生活に取り入れる工夫をすると続けやすくなります。
ヨガやストレッチも妊活には非常に効果的です。骨盤周りの筋肉をほぐし、股関節の柔軟性を高めることで、子宮や卵巣への血流が改善されます。
特にヨガには、自律神経を整えてリラックス効果を得られるというメリットもあります。当院に来られる方の中にも、ヨガを始めてから生理痛が軽くなったり、基礎体温が安定したりしたという声をよく聞きます。
ただし、ホットヨガについては注意が必要です。高温多湿の環境での激しい運動は、体温を過度に上昇させ、卵子の質に悪影響を与える可能性があるという意見もあります。妊活中は通常のヨガやマタニティヨガを選ぶほうが安心です。
スクワットは下半身の筋肉を効率的に鍛えられる運動で、骨盤周りの血流改善に効果的です。1日10回を3セット程度から始めてみてください。
正しいフォームで行うことが大切です。足は肩幅に開き、膝がつま先より前に出ないように注意しながら、ゆっくりと腰を落としていきます。呼吸を止めずに行うのがポイントです。
スクワットは自宅で気軽にできる運動なので、テレビを見ながら、歯磨きをしながらなど、隙間時間を活用して取り入れてみてください。筋肉量が増えると基礎代謝も上がり、冷え性の改善にもつながります。
ここまで運動の効果についてお話ししてきましたが、実は運動にはやりすぎると逆効果になるという側面もあります。これはとても重要なポイントです。
研究によると、1日60分以上の激しい運動を週5回以上行っている女性は、妊娠率が低下するという報告があります。マラソン、エアロビクス、激しい筋力トレーニングなどのハードな運動は、身体に大きなストレスを与え、ホルモンバランスを崩す可能性があるのです。
特に体脂肪率が極端に低くなると、エストロゲンの分泌が減少し、生理不順や無排卵になることがあります。アスリートの方に月経異常が多いのは、このためです。妊活中はパフォーマンス向上よりも、身体のバランスを優先することが大切です。
また、激しい運動後は体温が上昇した状態が続くため、精子や卵子に悪影響を与える可能性も指摘されています。運動直後の熱い風呂も避けたほうが無難です。
不妊治療を受けている方は、特に注意が必要です。採卵の前後や、胚移植の後は、激しい運動を控えるようにクリニックから指示されることが多いはずです。
排卵誘発剤を使用している場合、卵巣が腫れることがあり、この状態で激しく動くと卵巣茎捻転という緊急事態を引き起こす可能性もあります。治療中は必ず医師に運動の可否を確認してください。
運動を考える上で避けて通れないのが体重管理の問題です。BMIと妊娠率には明確な関係があることが分かっています。
BMIが25以上の肥満状態では、多嚢胞性卵巣症候群のリスクが高まり、排卵障害を起こしやすくなります。また、肥満はインスリン抵抗性を引き起こし、これが排卵を妨げる原因にもなります。
反対にBMIが18.5以下の痩せすぎの状態も問題です。体脂肪が少なすぎると、生理が止まってしまうことがあります。適正体重を維持することが、妊娠への第一歩なのです。
もしBMIが適正範囲を外れている場合は、運動と食事の両面から改善に取り組む必要があります。ただし、極端なダイエットは禁物です。1ヶ月に体重の5%以上減らすと、かえってホルモンバランスを崩してしまいます。
ここまで運動の重要性についてお話ししてきましたが、実は運動だけでは妊娠できないケースも多くあります。なぜなら、どんなに運動しても、骨盤の歪みや筋肉の緊張があると、血流が十分に改善されないからです。
当院に来られる方の多くは、運動習慣があるにもかかわらず冷え性や生理痛に悩んでいます。詳しく検査をすると、骨盤が歪んでいたり、股関節の可動域が狭くなっていたりすることがほとんどです。
骨盤の歪みがあると、子宮や卵巣を圧迫し、血流を妨げてしまいます。また、自律神経の働きも低下するため、ホルモン分泌にも悪影響が出ます。運動で得られる効果を最大限に引き出すためには、まず身体の土台を整えることが不可欠なのです。
当院では骨盤や股関節の調整を行うことで、運動の効果が出やすい身体づくりをサポートしています。施術を受けながら適度な運動を続けることで、より早く妊娠に至るケースを数多く見てきました。
運動が大切だと分かっていても、続けられなければ意味がありません。ここでは、無理なく続けられる運動プランの立て方をお伝えします。
まず、完璧を目指さないことです。毎日30分歩こうと決めても、雨の日や体調が悪い日もあります。週に3回できれば十分です。できなかった日があっても自分を責めず、次の日からまた始めればよいのです。
次に、生活の中に組み込む工夫をしてください。通勤や買い物など、もともとある行動に運動を組み合わせると続けやすくなります。新しく時間を作るより、既存の時間を活用するほうがハードルが低いです。
そして、ご夫婦で一緒に取り組むことをお勧めします。二人目不妊で悩んでいる方も、育児の合間に夫婦で散歩する時間を作ることで、身体だけでなく心のケアにもなります。
運動だけに注目するのではなく、食事や睡眠など、生活習慣全体を見直すことが大切です。どんなに運動しても、睡眠不足やストレス過多では効果が半減してしまいます。
十分な睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し、卵子の質を高めます。理想は1日7時間以上です。また、夜更かしは自律神経を乱すため、できるだけ23時までには就寝するようにしてください。
食事もバランスが重要です。運動でエネルギーを消費しても、栄養が不足していては意味がありません。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することで、運動の効果を最大化できます。
私自身、幼少期は病弱で毎月のように風邪を引いていましたが、身体のケアと生活習慣の見直しで健康を取り戻した経験があります。運動も大切ですが、それは全体の一部に過ぎないのです。
運動が妊活に効果的であることは間違いありません。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適度な強度と頻度を守ること、そして身体全体のバランスを整えることが不可欠です。
もし今、運動を頑張っているのになかなか結果が出ないと感じているなら、骨盤の歪みや筋肉の緊張など、運動だけでは解決できない問題があるかもしれません。当院では25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績をもとに、一人ひとりの身体の状態に合わせたアプローチをご提案しています。
運動と施術を組み合わせることで、妊娠しやすい身体づくりをトータルでサポートいたします。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。

