
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは、堺市北区中百舌鳥にある中林整骨院・なかもず院の中林佑樹です。お腹が大きくなってくると、夜眠るときの姿勢に悩まれる妊婦さんが本当に多いですね。当院にも「夜中に何度も目が覚めてしまう」「どうやって寝たらいいのかわからない」といったご相談をたくさんいただきます。妊娠してから身体が変化していく中で、今まで当たり前にできていた寝方が急にしんくなってしまうのは本当につらいことですよね。あなたも今、同じように悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。


妊娠が進むにつれて、身体の重心やバランスが変わり、腰痛や背中の痛み、むくみといった妊娠中のケアが必要なトラブルが次々と起こってきます。特に寝ているときの姿勢は、これらの症状を軽減するためにもとても重要なポイントになるんです。今回は妊婦さんが安心して快適に眠るための寝方について、整体師としての視点からお伝えしていきますね。


当院では産前産後の施術に力を入れており、妊婦さんの身体の変化を熟知しているからこそお伝えできる内容をまとめました
妊娠中の寝方で最も推奨されているのが「シムス位」と呼ばれる横向きの姿勢です。シムス位とは、左側を下にして横向きに寝て、上側の脚を軽く曲げた状態のことを指します。この姿勢が妊婦さんにとって理想的とされる理由は、血液循環を妨げにくく、赤ちゃんへの酸素供給がスムーズに行われやすいからなんですね。
妊娠中は子宮がどんどん大きくなり、仰向けで寝ると背中側にある大静脈という大きな血管を圧迫してしまう可能性があります。この血管が圧迫されると、お母さん自身が息苦しさやめまいを感じるだけでなく、赤ちゃんへの血流も悪くなってしまうことがあるんです。だからこそ、横向きで寝ることが推奨されているわけですね。
特に左側を下にする理由は、解剖学的に肝臓が右側にあるため、左を下にすることで内臓への圧迫が少なくなるからです。ただし、これは絶対的なルールではなく、右を下にして寝ても問題がないケースもあります。大切なのは、あなた自身が楽に感じられる姿勢を見つけることですよ。
妊娠初期はまだお腹も目立たず、基本的には自分が楽だと感じる姿勢で寝ても大きな問題はありません。仰向けでもうつ伏せでも、お腹への圧迫をそれほど気にしなくても大丈夫な時期です。ただ、この時期からシムス位に慣れておくと、後期に入ったときにスムーズに移行できるのでおすすめですよ。
つわりの症状がある方は、胸やけや吐き気を感じやすいため、少し上半身を高くして寝ると楽になることがあります。枕を重ねたり、背もたれのあるクッションを使ったりして、自分に合った角度を探してみてくださいね。
この頃になるとお腹が少しずつ大きくなり、仰向けで寝ていると息苦しさを感じ始める方が増えてきます。うつ伏せも物理的に難しくなってくる時期ですね。ここから本格的にシムス位を取り入れていくことをおすすめします。
横向きに寝るときは、抱き枕やクッションを活用すると格段に楽になります。上側の脚を曲げてクッションに乗せることで、骨盤や股関節への負担が軽減され、腰痛の予防にもつながるんです。抱き枕は妊婦さんにとって必須アイテムと言っても過言ではありません。
お腹がかなり大きくなり、仰向けで寝ることが困難になってくる時期です。大静脈を圧迫する「仰臥位低血圧症候群」のリスクも高まるため、横向き寝が基本になります。この時期は特に、夜中に何度も目が覚めたり、寝返りを打つのも一苦労だったりと、睡眠の質が低下しやすいんですね。
シムス位を基本としながらも、同じ姿勢で長時間いると身体が痛くなってしまうので、適度に左右を入れ替えることも大切です。寝返りを打ったときに右を下にしていても、それほど神経質にならなくて大丈夫ですよ。身体が自然と楽な姿勢を求めているサインなので、無理に矯正する必要はありません。
抱き枕は妊婦さん専用のものも販売されていますが、普通のクッションや枕でも十分に代用できます。横向きに寝たときに、上側の脚を曲げてその膝下にクッションを挟むと、骨盤が安定して腰への負担が軽減されます。
また、お腹の下に薄めのクッションを入れることで、お腹の重みを支えることができ、腰や背中の筋肉への負担が減ります。背中側にもクッションや丸めたタオルを置いておくと、寝返りを打ったときの支えになって安心感が増しますよ。
快適な睡眠のためには、寝る環境を整えることも重要です。室温は少し涼しめの18度から20度程度に設定し、湿度も50パーセントから60パーセントに保つと良いでしょう。妊娠中は体温が上がりやすいので、暑すぎない環境を作ることがポイントです。
寝る前に軽いストレッチをしたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりすることで、身体の緊張がほぐれて眠りに入りやすくなります。ただし、激しい運動や長時間の入浴は避けて、リラックスすることを第一に考えてくださいね。
夜中に目が覚めたら仰向けになっていた、という経験をされる妊婦さんは本当に多いです。でも、過度に心配する必要はありませんよ。もし仰向けの姿勢が身体に負担をかけていれば、息苦しさやめまいといった症状が現れて、自然と目が覚めるようになっています。
身体には自己防衛機能が備わっているので、無意識のうちに危険な状態を避けようとするんですね。気づいたときに横向きに姿勢を変えれば十分ですから、神経質になりすぎないことも大切です。
左側を下にすることが推奨されていますが、右側を下にして寝ることが絶対にダメというわけではありません。人によっては左を下にすると胸やけがひどくなったり、逆に寝づらく感じたりすることもあります。
最も重要なのは、あなた自身が快適に眠れることです。左を下にして寝ることを意識しつつも、身体が求める姿勢を優先してあげてくださいね。どうしても不安な場合は、かかりつけの産婦人科医に相談してみると安心です。
妊娠中の腰痛や背中の痛みは、姿勢の変化やホルモンの影響で関節が緩むことが主な原因です。シムス位で寝るときに、膝の間にクッションを挟むだけでも痛みが軽減されることが多いですよ。
それでも痛みが強い場合は、専門家による施術を受けることも検討してみてください。当院では妊婦さんの身体に配慮した施術を行っており、多くの方が楽になったと喜んでくださっています。薬に頼れない妊娠中だからこそ、根本的な原因にアプローチする施術が効果的なんです。
妊娠後期になると、むくみや足のつりに悩まされる方が増えてきます。これは血液循環が悪くなることや、ミネラルバランスの変化が原因です。寝る前に足を高くして休んだり、軽くマッサージをしたりすることで症状が和らぎます。
寝るときも足元にクッションを置いて、少し足を高くすると血液の戻りが良くなってむくみが軽減されますよ。また、こまめに水分補給をすることも大切です。
妊娠中は身体が大きく変化する特別な時期です。ホルモンの影響で関節や靭帯が緩み、お腹が大きくなることで重心が前に移動し、腰や背中への負担が増大します。これらの変化は自然なことですが、適切なケアをしないと産後まで痛みや不調が続いてしまうこともあるんですね。
睡眠時の姿勢を工夫することは、日中の疲れを回復させるためにも非常に重要です。質の良い睡眠が取れれば、日中の活動もしやすくなり、精神的にも安定してきます。逆に睡眠不足が続くと、些細なことでイライラしてしまったり、体調を崩しやすくなったりします。
当院では妊婦さんの身体の状態を細かく検査し、一人ひとりに合った施術とアドバイスを提供しています。寝方の工夫だけでは改善しない痛みや不調があれば、遠慮なくご相談いただきたいと思います。臨床経験25年以上の中で培ってきた知識と技術で、あなたの妊娠期間をサポートさせていただきますよ。
妊娠中は「仕方ない」と諦めてしまう方が多いのですが、適切なケアをすることで症状は確実に改善します。赤ちゃんのためにも、お母さん自身が心身ともに健康でいることが何より大切です。一人で悩まず、私たち専門家の力を借りながら、快適なマタニティライフを送っていただきたいと心から願っています。痛みや不調を我慢せず、早めにご相談くださいね。

