
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
いつもお読みいただきありがとうございます。堺市北区中百舌鳥で整骨院をしている中林です。赤ちゃんの頭の形が気になって医師に相談したとき、ヘルメット治療という選択肢を提示されて戸惑っている方も多いのではないでしょうか。40〜60万円という高額な費用、1日23時間の装着という赤ちゃんの負担を考えると、本当に必要なのか悩みますよね。特に気になるのは、「ヘルメットで向き癖も治るのか」ということだと思います。そんな赤ちゃんの向き癖とヘルメット治療の関係について、治療家としての視点からお話しします。


私も3人の子どもを育てる中で、高額な治療を前に悩む保護者の方の気持ちはよくわかります。大切なのは、正しい情報を知った上で判断することです。


ヘルメット療法の役割と限界を正しく理解して、最適な選択をしましょう
ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭の形の変形を矯正するために、専用のヘルメットを装着させる治療法です。ベビーバンド、アイメット、スターバンドなどいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。基本的な仕組みは、頭の出っ張っている部分には圧をかけず、凹んでいる部分の成長を促すことで、全体のバランスを整えていくというものです。
治療の適正時期は生後3〜7ヶ月とされており、この時期が最も効果が出やすいといわれています。頭蓋骨がまだ柔らかく、脳の成長も活発な時期だからこそ、形を整えやすいという考え方です。治療期間は約半年で、その間1日23時間の装着が必要になります。つまり、お風呂の時間以外はほぼずっとヘルメットをかぶっている状態になります。
多くの方が最も気にされるのが費用の問題です。ヘルメット治療は保険適用外の自費診療となり、一般的に40〜60万円程度かかります。これは決して安い金額ではなく、家族で相談して決断しなければならない大きな投資です。医療費控除の対象になる場合もありますが、それでも経済的な負担は大きいといえます。
赤ちゃんへの負担も考慮する必要があります。1日23時間の装着は、特に夏場は蒸れやすく、汗疹などの皮膚トラブルのリスクがあります。赤ちゃんによっては最初は嫌がって泣いたり、睡眠が浅くなったりすることもあります。
ここが最も重要なポイントなのですが、ヘルメット療法はあくまで頭の形の問題だけに対応できるもので、向き癖が取れるわけではありません。ヘルメットは頭の外側から形を矯正するものであって、赤ちゃんがいつも同じ方向を向いてしまう原因である首の筋肉の緊張や体のバランスの問題には直接働きかけないのです。
つまり、ヘルメット治療で頭の形が改善されても、向き癖はそのまま残る可能性が高いということです。実際、当院に来られる方の中には、「ヘルメット治療を終えたけれど、向き癖は治っていない」という相談もあります。頭の形は整ったものの、まだ特定の方向を向く癖が残っており、また頭が偏って圧迫される心配をされているのです。
向き癖の根本的な原因は、首の筋肉の緊張、胸鎖乳突筋のこわばり、骨盤や背骨のバランスの乱れなど、体の内側にあることがほとんどです。ヘルメットで頭の形を整えても、これらの原因が残っていれば、また同じ方向を向き続けてしまう可能性があります。赤ちゃんは楽な方向、向きやすい方向を自然と選ぶので、体のバランスが整っていないと、向き癖は改善しないのです。
また、ヘルメットを外した後も、首の動きに制限があれば、寝返りや座位、ハイハイなどの運動発達にも影響が出る可能性があります。頭の形だけでなく、体全体のバランスを整えることが大切なのです。
ヘルメット治療には確かに効果が認められており、適切な時期に開始して指示通りに装着を続ければ、多くのケースで頭の形の改善が見られます。客観的なデータで改善度を測定できることも、保護者にとっては安心材料になります。医療機関での治療という安心感もあり、専門医のサポートを受けながら進められる点もメリットといえるでしょう。
一方でデメリットとしては、高額な費用、赤ちゃんへの負担、取り扱い医療機関が限られていることなどが挙げられます。そして最も重要なのは、向き癖の根本原因には働きかけないため、ヘルメットを外した後も向き癖が残る可能性があるという点です。頭の形は改善されても、首の動きの制限や体のバランスの問題が残っていれば、別の形で問題が現れることもあります。
ヘルメット治療が特に有効なのは、頭の変形が重度で、かつ生後3〜6ヶ月という最適な時期にある場合です。医師から「中等度以上の変形」と診断された場合、時間的にも生後6ヶ月が近づいている場合などは、ヘルメット治療を検討する価値があるでしょう。ただし、その場合でも、向き癖の根本原因へのアプローチを並行して行うことが重要です。
当院のような整骨院での施術は、向き癖の根本原因にアプローチする治療法です。赤ちゃんの首の筋肉の緊張をほぐし、骨盤や背骨のバランスを整えることで、自然と左右どちらも向きやすい状態に導いていきます。施術は非常にやさしいタッチで行い、多くの赤ちゃんは施術中に眠ってしまうほどリラックスします。
整骨院での施術の最大の特徴は、向き癖の原因そのものを改善できることです。首の筋肉が柔らかくなり、体のバランスが整うことで、赤ちゃんは自然と左右どちらも向けるようになります。すると、頭にかかる圧力も自然と分散され、頭の形も改善していくのです。生後2ヶ月頃から施術を受けることができ、早期に始めるほど改善も早い傾向にあります。
整骨院での施術の費用は、ヘルメット治療と比較すると大幅に抑えられます。多くの場合、数万円程度で済みます。通院頻度は週1〜2回程度で、赤ちゃんに器具を装着させる必要もありません。日常生活への影響も最小限で、保護者の方の負担も少ないのが特徴です。
ヘルメット療法はあくまで頭の形の問題だけに対応できるもので、向き癖が取れるわけではありませんが、治療を併用するとより良い効果が期待できる可能性があります。ヘルメットで外側から頭の形を整えながら、整骨院で向き癖の根本原因である体のバランスを整えることで、相乗効果が生まれるのです。
ヘルメットだけでは解決できない向き癖の問題を、整骨院の施術で同時に改善していくことで、治療後の再発リスクも減らせます。すでにヘルメット治療を始めている方、これから始める予定の方でも、並行して整骨院での施術を受けることで、より総合的なケアが可能になります。ヘルメット治療を終えた後に向き癖が残っている場合も、整骨院での施術で改善できるケースは多くあります。
ヘルメット治療と整骨院での施術、どちらを選ぶべきかは、頭の変形の程度、赤ちゃんの月齢、経済的な状況などによって異なります。重度の変形があり、すでに生後5〜6ヶ月を過ぎている場合は、ヘルメット治療が適している可能性もあります。一方、軽度から中等度の変形で、まだ月齢が若い場合は、まず整骨院での施術を試してみる価値は十分にあります。
大切なのは、頭の形だけでなく、向き癖という根本原因にもアプローチすることです。どちらか一方に絞らなければならないわけではなく、赤ちゃんの状態に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
ヘルメット治療は決して安くない投資ですし、赤ちゃんへの負担もあります。だからこそ、本当に必要なのか、他に選択肢はないのか、しっかりと情報を集めて判断することが大切です。私が特に強調したいのは、ヘルメット療法はあくまで頭の形の問題だけに対応できるもので、向き癖が取れるわけではないということです。
向き癖の根本原因である首の筋肉の緊張や体のバランスの問題に対処しなければ、ヘルメットを外した後も問題が残る可能性があります。当院では、赤ちゃんの体全体を詳しく検査し、向き癖の根本原因を特定していきます。そして、一人ひとりに合わせた施術とアドバイスを提供しています。ヘルメット治療を検討している方、すでに始めている方、治療後に向き癖が残っている方、どのような状況でも構いません。まずは一度ご相談ください。高額な治療を決断する前に、他の選択肢も知っておいてほしいと思います。一人で悩まず、いつでもお気軽にご連絡くださいね。

