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妊娠中にやってはいけないこと|骨盤ケアで安産と赤ちゃんの環境を整える

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こんにちは、堺市北区中百舌鳥にある中林整骨院・なかもず院の院長、中林佑樹です。妊娠が分かってから、毎日の生活の中で「これって大丈夫かな」「赤ちゃんに影響ないかな」と不安になることはありませんか。初めての妊娠であれば尚更、何が良くて何がダメなのか分からず戸惑いますよね。

当院には産前産後のお母さんが数多く通院されていますが、皆さん口を揃えて「妊娠中は些細なことでも心配になる」とおっしゃいます。今回の記事では、妊娠中のケアについて、特に避けるべきことや注意したい生活習慣を詳しくお伝えしていきます。

大切な赤ちゃんとお母さん自身の健康を守るため、医学的な根拠に基づいた正しい知識を身につけましょう。不安を抱えたまま過ごすのではなく、何が本当に必要で何を控えるべきかを理解することで、安心して妊娠期間を過ごせるようになります。

院長:中林

産前産後の施術を数多く経験してきた私が、妊婦さんの身体を守り、安産につながるケアについて本当に大切なことをお伝えします

目次

妊娠中のケアが出産と赤ちゃんに与える影響

妊娠中のケアは単に不調を和らげるためだけのものではありません。実は出産までの身体の状態を整えることで安産につながり、さらにはこれから生まれてくる赤ちゃんの環境を整えることにも直結しているのです。

お母さんの骨盤の状態や姿勢は、赤ちゃんが過ごす子宮内の環境に大きく影響します。骨盤が歪んでいたり筋肉が緊張していたりすると、子宮の形も影響を受け、赤ちゃんが窮屈な姿勢を取らざるを得なくなることがあります。これが出産後の赤ちゃんの向き癖や頭の形にもつながってくるのです。

また妊娠中から骨盤周りの筋肉を柔軟に保ち、正しい姿勢を維持することで産道が開きやすくなり、スムーズな出産への道筋が整います。当院で妊娠中から定期的にケアを受けていた方の多くが「陣痛が始まってから出産までが早かった」「思っていたより楽だった」とおっしゃるのは、こうした身体の準備が整っていたからなのです。

お母さんの身体の状態が良好であれば、赤ちゃんに届く血流も改善され、十分な栄養と酸素が供給されます。これは赤ちゃんの健やかな成長を支えるだけでなく、出生後の発育にも良い影響を与えることが研究でも明らかになっています。妊娠中のケアは未来への投資とも言えるでしょう。

妊娠中に絶対避けるべき3つの重要事項

妊娠期間中には赤ちゃんの健やかな成長のため、絶対に避けなければならないことがいくつか存在します。これらは医学的にも明確にリスクが証明されており、妊娠が分かった時点で即座に中止すべきものです。

まず第一に挙げられるのが喫煙です。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は胎盤を通じて赤ちゃんに届き、低体重児や早産のリスクを大幅に高めてしまいます。受動喫煙も同様に危険ですので、ご家族にも協力をお願いする必要があります。妊娠を機に禁煙することは、赤ちゃんだけでなくお母さん自身の健康にも大きなメリットをもたらします。

次にアルコールの摂取も完全に控える必要があります。妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性があり、赤ちゃんの脳や身体の発達に深刻な影響を及ぼします。少量であれば大丈夫という考えは誤りで、安全なアルコール量は存在しないというのが医学界の共通認識となっています。

三つ目は医師の処方なしでの薬の服用です。市販の風邪薬や痛み止めであっても、妊娠中は赤ちゃんへの影響が心配されるものがあります。体調不良の際は必ず産婦人科医に相談し、妊娠中でも安全な薬を処方してもらうようにしましょう。持病がある方は妊娠が分かった時点で主治医と産婦人科医の両方に相談することが大切です。

食生活で気をつけたい食材と飲み物

妊娠中の食事は赤ちゃんの成長に直結する重要な要素ですが、一方で避けるべき食材も存在します。普段は何気なく食べているものでも、妊娠中には注意が必要なケースがあるのです。

生肉や生魚、生卵などの加熱が不十分な食品は食中毒のリスクが高く、特にトキソプラズマやリステリア菌などの感染症に注意が必要です。妊娠中は免疫力が低下しているため、普段以上に食品の衛生管理を徹底しましょう。刺身を食べる場合は新鮮で信頼できるお店のものを選び、量も控えめにすることをお勧めします。

また大型魚に含まれる水銀にも注意が必要です。マグロやカジキ、キンメダイなどの大型魚は食物連鎖の過程で水銀を蓄積しているため、妊娠中は摂取量を制限する必要があります。厚生労働省のガイドラインでは週に1回程度までとされていますので、参考にしてください。

カフェインの摂取についても気をつけましょう。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインは、過剰摂取すると赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があります。完全に断つ必要はありませんが、1日あたり200mg程度までに抑えることが推奨されています。これはコーヒーならカップ2杯程度に相当します。

生ハムやナチュラルチーズといった非加熱の加工食品もリステリア菌のリスクがあるため避けた方が安全です。チーズを食べる場合は加熱処理されたプロセスチーズを選びましょう。また昆布やひじきなどの海藻類はヨウ素を多く含むため、大量摂取は控えめにすることが望ましいです。

妊娠中でも安心して食べられるもの

避けるべき食材があることで不安になる方も多いのですが、妊娠中でも安心して食べられる食材は数多く存在します。バランスの取れた食事を心がけることが何より大切です。

野菜や果物は積極的に摂取したい食材です。葉酸を多く含むほうれん草やブロッコリー、ビタミンCが豊富なイチゴやオレンジなどは、赤ちゃんの健やかな成長をサポートします。タンパク質源としては鶏肉や豆腐、納豆などがお勧めで、鉄分補給には赤身の肉やレバーも適量であれば問題ありません。

乳製品も重要なカルシウム源となりますので、牛乳やヨーグルトを毎日の食事に取り入れましょう。ただし先ほど触れたように、ナチュラルチーズは避けてプロセスチーズを選ぶことがポイントです。お母さんの栄養状態が良好であれば、それがそのまま赤ちゃんの成長に反映されます。

日常生活で控えたい行動と姿勢

食事以外にも、日常生活の中で気をつけるべき行動がいくつかあります。妊娠中の身体は普段とは異なる状態にあるため、何気ない動作でも負担になることがあるのです。

重いものを持ち上げる動作は腰や骨盤に大きな負担をかけるだけでなく、お腹に圧力がかかり切迫流産や早産のリスクを高める可能性があります。買い物袋や子どもの抱っこなども、できる限りパートナーや家族に協力してもらいましょう。どうしても持つ必要がある場合は、膝を曲げて腰を落とし、お腹に力が入らないよう注意してください。

長時間の立ち仕事や同じ姿勢を続けることも避けたい行動の一つです。血流が悪くなりむくみや腰痛の原因となりますし、下半身に血液が溜まることで貧血を起こしやすくなります。仕事で立ち仕事が多い方は、こまめに休憩を取り座って休む時間を作るようにしましょう。

激しい運動やコンタクトスポーツも妊娠中は控えるべきです。転倒のリスクがあるスキーやスノーボード、お腹をぶつける可能性があるバレーボールやバスケットボールなどは避けてください。ただし適度な運動は血流を改善し安産につながるため、ウォーキングやマタニティヨガなど、安全性の高い運動を取り入れることをお勧めします。

妊娠中の移動と旅行について

自転車や自動車の運転についても慎重な判断が必要です。自転車は転倒のリスクがあり、お腹が大きくなるとバランスを崩しやすくなります。妊娠中期以降は特に避けた方が安全でしょう。

自動車の運転は妊娠初期であれば問題ありませんが、シートベルトはお腹を圧迫しないよう腰骨の位置で締めるようにしてください。妊娠後期になると運転席とハンドルの間にお腹が挟まる形になり危険ですので、できる限り控えることをお勧めします。

飛行機での長距離移動や旅行は、安定期に入ってから医師の許可を得た上で行うようにしましょう。妊娠初期や後期は避けた方が無難です。旅行に行く場合は無理のないスケジュールを組み、いつでも医療機関を受診できるよう準備しておくことが大切です。

身体のケアと姿勢が赤ちゃんの環境を作る

妊娠中は身体の変化に合わせた適切な姿勢とケアが非常に重要になります。お腹が大きくなるにつれて身体の重心が変化し、腰痛や肩こりなどの不調が現れやすくなるのですが、実はこれが赤ちゃんの過ごす環境にも大きく影響しているのです。

猫背や反り腰といった悪い姿勢は、腰痛や背中の痛みを引き起こすだけでなく、骨盤の歪みにもつながります。骨盤が歪むと子宮の形も変化し、赤ちゃんが快適に過ごせるスペースが狭くなってしまいます。その結果、赤ちゃんは窮屈な姿勢を取らざるを得なくなり、出産後の向き癖や頭の形の偏りにつながることがあるのです。

立っているときは背筋を伸ばし、重心を両足に均等にかけるよう意識しましょう。座るときは背もたれを使って上半身を支え、足を組まないようにすることがポイントです。正しい姿勢を保つことで骨盤の位置が整い、赤ちゃんにとって居心地の良い環境が作られます。

うつ伏せの姿勢は妊娠初期であっても避けた方が良いでしょう。お腹が大きくなってからは当然できませんが、初期のうちから横向きやあおむけで休む習慣をつけておくことをお勧めします。特に妊娠中期以降は左側を下にして横向きに寝ることで、血流が良くなり赤ちゃんへの栄養供給がスムーズになります。

ハイヒールや不安定な靴も転倒のリスクがあるため避けましょう。かかとが低く安定感のある靴を選ぶことで、足腰への負担を軽減できます。マタニティベルトなどのサポートグッズも上手に活用すると良いでしょう。

妊娠中の身体ケアが安産への鍵

妊娠中に腰痛、肩こり、むくみ、坐骨神経痛など、さまざまな身体の不調が現れやすくなります。これらはホルモンバランスの変化や体重増加、姿勢の変化などが複雑に絡み合って生じるものです。

産婦人科では「妊娠中だから仕方ない」と言われてしまうことも多いのですが、適切なケアを行うことで症状を大幅に軽減できるだけでなく、出産に向けた身体作りができます。骨盤周りの筋肉を柔軟に保ち、関節の可動域を広げることで、陣痛が始まったときに産道が開きやすくなり、スムーズな出産につながるのです。

当院では妊婦さんの身体に特化した安全な施術を行っており、多くの方が腰痛や肩こりから解放されるだけでなく、「出産が思っていたより楽だった」「産後の回復が早かった」という声をいただいています。うつ伏せではなく横向きやあおむけでの施術を行いますので、お腹の赤ちゃんにも安心です。

妊娠週数や体調に合わせて最適な施術プランをご提案し、骨盤の位置を整えることで赤ちゃんが正常な位置に収まりやすくなります。逆子でお悩みの方も、身体のバランスを整えることで改善するケースが多くあります。

赤ちゃんの向き癖を予防する妊娠中のケア

出産後に「赤ちゃんがいつも同じ方向ばかり向いていて頭の形が心配」という相談を受けることがあります。実はこの向き癖は、お腹の中にいるときの姿勢が影響していることが多いのです。

お母さんの骨盤が歪んでいたり、子宮周りの筋肉が緊張していたりすると、赤ちゃんは限られたスペースの中で同じ姿勢を取り続けることになります。この状態が長く続くと、生まれてからも同じ方向を向く癖がついてしまうのです。

妊娠中から骨盤の状態を整え、子宮周りの環境を快適に保つことで、赤ちゃんは自由に動くことができます。適度に体勢を変えながら成長することで、出産後の向き癖や頭の形の偏りを予防できる可能性が高まります。

また出産時に赤ちゃんが正しい位置で産道を通ることができれば、頭や首への負担も最小限に抑えられます。これも妊娠中のケアによって実現できることなのです。お母さんの身体を整えることは、赤ちゃんの快適な環境作りと健やかな成長につながっているのです。

グレーゾーンの疑問にお答えします

妊娠中には「これは大丈夫なのか」と迷うことが数多く出てきます。ここではよくある疑問についてお答えしていきましょう。

美容院でのパーマやカラーリングは基本的に問題ありませんが、妊娠初期はつわりで薬剤の匂いに敏感になることがあります。体調の良い日を選び、換気の良いサロンで施術を受けるようにしましょう。心配な方は妊娠中期以降まで待つという選択肢もあります。

温泉やお風呂は妊娠経過が順調であれば楽しむことができます。ただし熱すぎるお湯や長湯は避け、のぼせないよう注意してください。温泉の泉質によっては刺激が強いこともありますので、肌の状態を見ながら判断しましょう。転倒には十分注意し、できればパートナーと一緒に入浴することをお勧めします。

性生活については妊娠経過が正常で医師から特に制限されていなければ、基本的には可能です。ただしお腹を圧迫しない体位を選び、無理のない範囲で行うことが大切です。出血や痛みがある場合はすぐに中止し、医師に相談してください。

ストレスケアも赤ちゃんのために大切

身体的なケアと同じくらい重要なのが、精神的なケアです。妊娠中のお母さんのストレスは、ホルモンを通じて赤ちゃんにも伝わることが研究で明らかになっています。

慢性的なストレスは血流を悪化させ、赤ちゃんへの栄養供給に影響を与えることがあります。逆にお母さんがリラックスして穏やかに過ごしていると、赤ちゃんにも良い影響が及び、出産後の情緒の安定にもつながるとされています。

完璧を目指しすぎず、適度に息抜きをすることも大切です。好きな音楽を聴いたり、自然の中を散歩したり、信頼できる人と話をしたりすることで、心の健康を保ちましょう。妊娠中から赤ちゃんに優しく話しかけることで、親子の絆も深まります。

不安を抱え込まずに専門家に相談を

妊娠中は身体的な変化だけでなく、精神的にも不安定になりやすい時期です。インターネットで情報を調べれば調べるほど、「あれもダメ、これもダメ」と不安が増してしまうこともあるでしょう。

大切なのは正しい知識を持ちながらも、神経質になりすぎないことです。完璧を目指すあまりストレスを溜め込んでしまっては本末転倒ですし、お母さんのストレスは赤ちゃんにも伝わってしまいます。基本的な注意事項を守りつつ、リラックスして妊娠期間を楽しむ心の余裕も大切にしてください。

身体の痛みや不調については、我慢せずに早めに対処することが重要です。当院には妊娠中のお母さんが数多く通院されており、腰痛や肩こり、坐骨神経痛などの症状を改善してきた豊富な実績があります。妊娠週数や症状に合わせて、お母さんと赤ちゃんの両方に安全な施術を行いますのでご安心ください。

産前産後の施術に特化した当院だからこそ、妊婦さん特有の身体の変化を深く理解し、最適なケアをご提供できます。単に痛みを取るだけでなく、出産に向けて身体を整え、赤ちゃんが快適に過ごせる環境を作るお手伝いをさせていただきます。

「妊娠中だから仕方ない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。国家資格を持つ院長が検査から施術まで一貫して担当し、あなたの妊娠期間をサポートいたします。健やかな妊娠期間を過ごし、元気な赤ちゃんを迎えるために、身体のケアは決して後回しにしないでください。

安産を目指すためにも、赤ちゃんに快適な環境を提供するためにも、妊娠中の身体ケアは非常に重要です。痛みや不調を感じたら早めの対処が肝心です。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。


院長:中林

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