
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で整骨院をしている中林です。新しい年が始まりましたが、産後の体調管理は順調でしょうか。出産後、骨盤がグラグラして歩きづらい、立ち上がる時に骨盤がガクッとする感覚がある、といった不安定感に悩まされていませんか。こうした症状は体型の変化とは違って日常生活に直接支障をきたすため、とても不安になりますよね。


今回は産後の骨盤矯正の中でも特に緊急度の高い、骨盤の不安定感について詳しくお話しさせていただきます。なぜこのような状態になるのか、いつまで続くのか、そしてどうすれば改善できるのかを、25年以上の臨床経験を踏まえてお伝えします。


歩く度にグラグラする感覚は本当に怖いですよね、適切なケアで必ず改善できますから安心してください
出産後に骨盤がグラグラして不安定に感じるのは、決して珍しいことではありません。妊娠中から産後にかけて分泌されるリラキシンというホルモンが、骨盤周りの靭帯や関節を緩める働きをするため、骨盤全体の安定性が大きく低下します。通常であれば産後数ヶ月かけて徐々に元の硬さに戻っていくのですが、出産時に恥骨結合や仙腸関節に大きな負担がかかると、この回復が遅れてしまうことがあります。
特に赤ちゃんが大きかった場合や、分娩時間が長かった場合、骨盤への負担はさらに大きくなります。恥骨結合が過度に開いたり、左右の仙腸関節の動きがバラバラになったりすると、骨盤輪不安定症と呼ばれる状態になることがあります。この状態では骨盤が一つのまとまりとして機能せず、歩く度にズレたり動いたりする感覚を覚えるのです。
骨盤の不安定感には、筋肉の問題も深く関わっています。妊娠中はお腹が大きくなることで腹筋群が引き伸ばされ、正常に機能しにくくなります。さらに出産後は骨盤底筋群という骨盤の底を支える筋肉が大きくダメージを受けています。これらの筋肉は本来、靭帯と協力して骨盤を安定させる役割を持っているのですが、その機能が低下すると骨盤はさらに不安定になってしまいます。
加えて産後は寝不足や育児疲れで全身の筋力も低下しやすく、特にお尻の筋肉や太ももの内側の筋肉といった、骨盤を外側から支える筋肉も弱くなっていきます。こうした複数の要因が重なることで、歩行時のグラグラ感や立ち上がる時のガクッとする感覚につながっていくのです。
骨盤がグラグラして不安定な状態は、想像以上に生活の質を低下させます。まず歩くこと自体が怖くなってしまいます。一歩踏み出すたびに骨盤がズレる感覚があったり、片足に体重をかけると股関節が外れそうな不安を感じたりすると、外出することさえ億劫になってしまいます。階段の上り下りでは特に症状が強く出るため、買い物や通院も困難になることがあります。
育児動作にも大きな支障をきたします。赤ちゃんを抱き上げようとした時に恥骨に痛みが走ったり、おむつ替えで中腰になると腰が抜けそうになったり。授乳の姿勢を維持するのも辛く、長時間座っていることができないという方もいらっしゃいます。寝返りを打つだけで骨盤に痛みが走り、夜中に目が覚めてしまうこともあります。
骨盤の不安定感は身体的な問題だけでなく、精神面にも大きな影響を及ぼします。「このまま歩けなくなってしまうのでは」という恐怖や、「いつまでこの状態が続くのだろう」という不安を抱える方が非常に多いです。周りの産後ママと比べて自分だけが重い症状に悩んでいるように感じ、孤独感を覚える方もいらっしゃいます。
産後1ヶ月検診で医師に相談しても「様子を見ましょう」と言われるだけで具体的な対処法を教えてもらえず、途方に暮れてしまうケースも少なくありません。赤ちゃんのお世話がまともにできない自分を責めてしまい、育児に対する自信を失ってしまうこともあります。
骨盤の不安定感を改善するためには、まず現在の骨盤の状態を正確に把握することが最も重要です。どの関節がどの程度緩んでいるのか、どの筋肉が弱っているのか、痛みの原因はどこにあるのか。こうした情報を詳細な検査で明らかにすることで、その方に最適な対処法が見えてきます。当院では姿勢分析、関節の動きの評価、筋力テスト、歩行時の骨盤の動きの観察など、複数の角度から総合的に評価しています。
産後2ヶ月から6ヶ月の期間は、靭帯が緩んでいる分、骨盤の位置を整えやすい時期でもあります。ただし不安定感が強い場合は、無理に動かすのではなく、まず骨盤をしっかり安定させることが先決です。骨盤ベルトや腹帯を適切に使用しながら、段階的に筋力を回復させていくアプローチが効果的です。
骨盤の不安定感がある場合、骨盤を外から支えるツールが非常に有効です。多くの方が使っている骨盤ベルトは、恥骨結合と大転子という骨の出っ張りを結ぶラインに巻くことで骨盤を締める効果があります。ただし、つける位置がずれてしまうと効果が半減し、きつく締めすぎると血流が悪くなってしまいます。
一方で、出産後に広がった骨盤を戻す方法の1つとして、昔ながらの腹帯(晒)がとても効果的です。腹帯は骨盤ベルトと違い締め付けはそれほどありませんが、固定力が強いため安定感が高いのが特徴です。晒を何重にも巻いていくことで面で支える形になるため、骨盤全体を包み込むように安定させることができます。
腹帯の最大の利点は、苦しさを感じにくいのにしっかりと骨盤を支えられる点です。骨盤ベルトだとどうしても圧迫感が気になって長時間つけていられないという方でも、腹帯なら一日中快適に使用できることが多いです。ただし、巻き方にはコツがあるため、最初は専門家に教えてもらいながら正しい方法を身につけることをおすすめします。
骨盤の不安定感を改善するために最も重要なのが、骨盤底筋群の機能回復です。骨盤底筋は骨盤の底を支えるハンモックのような筋肉群で、内臓を支えたり、排尿をコントロールしたり、骨盤の安定性を保ったりする重要な役割を担っています。出産によってこの筋肉が大きくダメージを受けると、骨盤の不安定感だけでなく、尿漏れや臓器脱といった問題も起こりやすくなります。
骨盤底筋トレーニングは自宅でできる有効な方法ですが、正しいやり方で行わないと効果が出ません。多くの方が間違った方法でトレーニングしてしまい、かえって症状を悪化させてしまうケースもあります。骨盤底筋を締める感覚をつかむことが最初のステップで、これができないうちは他の筋肉ばかりが働いてしまいます。
産後の運動開始時期は個人差が大きく、一概には言えません。一般的には産後1ヶ月検診で問題がなければ軽い運動から始めてよいとされていますが、骨盤の不安定感が強い場合は慎重に進める必要があります。まずは呼吸を意識したエクササイズや、寝た状態で行える軽い骨盤底筋トレーニングから始め、徐々に負荷を上げていきます。
歩行訓練も重要ですが、不安定なまま無理に歩くと歩き方が崩れてしまい、かえって回復が遅れることがあります。骨盤ベルトや腹帯で安定させた状態で正しい歩き方を練習し、少しずつサポートなしでも歩けるようにしていくというステップが理想的です。焦らず、自分の体と相談しながら進めていくことが何より大切です。
当院では産後の骨盤の不安定感に対して、まず徹底的な検査から始めます。姿勢分析、骨盤の各関節の動き、筋肉の状態、神経の働き、歩行時の骨盤の動きなど、多角的に評価することで不安定感の本当の原因を突き止めます。恥骨結合の問題なのか、仙腸関節の問題なのか、それとも筋肉の弱化が主な原因なのか、これを明確にすることで最適な施術方法が決まります。
施術では関節の動きを整えながら、筋肉の緊張を取り除き、神経の働きを正常化させていきます。痛みを伴うような強い刺激は一切加えず、体に優しい方法で骨盤全体のバランスを整えていきます。同時に、ご自宅でできるセルフケアの方法や、日常生活での姿勢の注意点、骨盤ベルトや腹帯の正しい使い方なども丁寧にお伝えしています。
| 症状の段階 | 施術の内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 急性期(産後1〜2ヶ月) | 骨盤の安定化と痛みの軽減 | 日常生活の動作が可能になる |
| 回復期(産後3〜4ヶ月) | 筋力回復と正しい動作の習得 | サポートなしで歩ける |
| 安定期(産後5ヶ月以降) | 全身バランスの調整と予防 | 妊娠前の状態に近づく |
多くの方が最も気にされるのが「いつまでこの状態が続くのか」という点です。個人差はありますが、適切なケアを行えば産後3〜4ヶ月で大きく改善することが多いです。ただし、症状の程度や体質、育児環境などによって回復のスピードは変わってきます。症状が重い場合や、産後半年以上経過してから来院される場合は、もう少し時間がかかることもあります。
大切なのは、「時間が解決してくれる」と待つのではなく、できるだけ早い段階で適切な対処を始めることです。不安定な状態が長く続くと、それを補うために他の部位に負担がかかり、腰痛や股関節痛、膝痛といった二次的な問題も起こりやすくなります。また、間違った歩き方や姿勢が癖になってしまうと、後からそれを修正するのに時間がかかってしまいます。
産後の骨盤の不安定感は、周りの人にはなかなか理解してもらえない辛さがあります。見た目には分からないため「気のせいじゃない?」と言われたり、「そのうち治るよ」と軽く見られたりして、余計に孤独を感じることもあるでしょう。でも、あなたの感じている不安や痛みは決して気のせいではありません。骨盤の不安定感は実際に起こっている体の問題であり、適切なケアで必ず改善できます。
中林整骨院・なかもず院では、これまで多くの産後ママの骨盤の不安定感を改善してきました。歩くのも怖かった方が、施術を重ねるうちに自信を持って歩けるようになり、育児を楽しめるようになっていく姿を何度も見てきました。一人で悩んで不安を抱え続けるのではなく、ぜひ一度ご相談ください。あなたのペースに合わせて、一緒に改善への道を歩んでいきましょう。

