背部痛

背部痛とは

背部痛とは、背中から腰にかけての部分に生じる痛みの総称です。肩甲骨周辺から腰椎にかけての広い範囲で感じる痛みで、鈍痛から鋭い痛みまで様々な種類があります。

現代社会では長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、多くの方が背部痛に悩まされています。筋肉の緊張、骨格の歪み、内臓の問題、ストレスなど多様な原因によって引き起こされ、日常生活に大きな支障をきたすことが多い症状です。

厚生労働省の令和4年国民生活基礎調査によると、腰痛は男女ともに自覚症状のトップとなっており、背部痛を含む腰痛症の推定患者数は約2400万人とされています。これは日本人の約5人に1人が背中や腰の痛みに悩んでいることを意味し、現代社会における深刻な健康問題となっています。

また、痛みによる活動制限が続くと筋力が低下し、さらに痛みが悪化するという悪循環に陥ります。このような状態になると改善には長期間を要し、生活の質が著しく低下してしまいます。

背部痛の原因

背部痛は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、背部痛はひとつの原因で起こっているものではないということです。

背部痛の原因として次のようなものが挙げられます。

背部痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。デスクワークやスマートフォンの使用により、前かがみの姿勢が続くことで背中の筋肉に持続的な負担がかかり、筋肉の緊張や炎症を引き起こします。

特に同じ姿勢を長時間続けることで背筋や肩甲骨周辺の筋肉が硬くなり、血行不良により痛みが生じます。また、精神的ストレスが自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張や血流悪化を引き起こして背部痛の原因となることもあります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

背部痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

背部痛の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な原因解決には至りません。また、長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

物理療法

効果が数時間から一日程度と短時間で、継続的な通院が必要になります。また、根本的な姿勢や生活習慣の改善がなければ症状が再発しやすくなります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、適切な指導を受けないと症状が悪化する可能性もあります。

ブロック注射

効果は一時的で、繰り返し施術が必要になることがあります。また、感染や神経損傷などのリスクも伴います。

背部痛を改善するために

背部痛の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

背部痛は、単に背中の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、背中だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、背部痛の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

背部痛の改善には背中の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに背部痛の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

背部痛のQ＆A

背部痛は自然に治りますか？

軽度の筋肉疲労による背部痛は安静にすることで自然治癒することもありますが、慢性化した痛みや根本原因が改善されない限り、自然治癒は困難です。適切な治療を受けることで早期改善が期待できます。

背部痛の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢、重い物の持ち上げ、急激な体の動き、痛みを我慢しての無理な運動は避けるべきです。また、痛みを放置することも症状悪化につながるため、早めの対処が重要です。

背部痛と腰痛の違いは何ですか？

背部痛は肩甲骨周辺から背中全体の痛みを指し、腰痛は腰椎周辺の痛みを指します。ただし、実際には連続した部位のため明確な区別は困難で、併発することも多く見られます。

背部痛で手術が必要になることはありますか？

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など構造的な問題が重篤な場合は手術適応となることがありますが、多くの背部痛は保存的治療で改善可能です。早期の適切な治療が重要です。

背部痛の予防法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動、ストレッチ、適切な睡眠環境の整備、ストレス管理などが効果的な予防法です。日常生活習慣の改善が最も重要な予防策となります。

背部痛が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、背部痛の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。