変形性股関節症

変形性股関節症とは

変形性股関節症とは、股関節のクッションの役割を果たしている軟骨が徐々にすり減ったり、変形したりすることで痛みや動きの制限が生じる病気です。股関節は体重を支える重要な関節で、この関節に問題が起こると歩行や日常生活に大きな支障をきたします。

主に加齢とともに進行しますが、先天的な股関節の形成不全が原因となることも多く、特に女性に多く見られる疾患です。転倒時に手をついたり、テニスやゴルフなどのスポーツで手首を繰り返し使うことで損傷が起こります。股関節の痛みや動きの制限が生じ、特に歩行時や立ち上がる時に強い痛みを感じるのが特徴的です。

厚生労働省の調査によると、変形性股関節症の有病率は1.0～4.3％とされており、これを日本の人口で換算すると約120万～510万人の患者がいると推定されています。男性では0～2.0％、女性では2.0～7.5％の有病率で、患者の約9割が女性です。また、平成26年の整形外科学会の発表では、診断された患者数は約300万人とされ、年間約6万人が人工関節手術を受けています。

また、活動量が減少し、筋力低下や全身の健康状態悪化を招くこともあります。人工関節置換術などの大がかりな治療が必要になることもあり、早期の対処が何より重要な疾患なのです。

変形性股関節症の原因

変形性股関節症は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、変形性股関節症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

変形性股関節症の原因として次のようなものが挙げられます。

変形性股関節症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全など、生まれつき股関節の形に問題があることが原因の約80％を占めています。

年齢とともに関節軟骨が徐々にすり減り、骨同士がこすれ合うことで痛みや変形が生じることもあります。また、体重が重いことで股関節に過度な負荷がかかり続け、軟骨の摩耗を促進させる要因となります。重量物を扱う仕事や長時間の立ち仕事など、股関節に継続的な負担をかける職業に従事している場合のリスクも高まります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

変形性股関節症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性股関節症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。効果が一時的で継続的な服用が必要になることが多いです。

運動療法・リハビリ

適切な指導者のもとで継続する必要があり、自己流で行うと悪化する可能性があります。効果を実感するまでに時間がかかることが多いです。

関節内注射

効果が数ヶ月程度で、繰り返し注射が必要になります。感染リスクや注射時の痛みがあります。

手術療法

入院期間や回復期間が長く、合併症のリスクもあります。人工関節の耐用年数に限りがあり、将来的に再手術が必要になる場合があります。

変形性股関節症を改善するために

変形性股関節症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

変形性股関節症は、単に股関節の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、股関節だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、変形性股関節症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

変形性股関節症の改善には股関節の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに変形性股関節症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

変形性股関節症のQ＆A

変形性股関節症は自然に治りますか？

残念ながら変形性股関節症は自然治癒することはありません。しかし、適切な治療により痛みの軽減や進行の抑制は十分可能です。早期の対処が重要になります。

変形性股関節症の人がやってはいけないことは？

長時間の立ち仕事、重いものを持つ作業、あぐらや深くしゃがむ動作は避けましょう。また、痛みを我慢しての無理な運動も股関節への負担を増やします。

手術をしないで治すことは可能ですか？

初期段階であれば、適切な保存療法により症状の改善と進行の抑制が期待できます。当院では手術を避けたい方への根本的なアプローチを行っています。

どのような運動をすれば良いのでしょうか？

股関節周囲の筋力強化と柔軟性向上が重要ですが、個人の状態により適切な運動は異なります。専門家の指導のもとで安全に行うことをお勧めします。

痛みが強い時は安静にしていた方がいいですか？

完全な安静は筋力低下を招き、かえって症状を悪化させる可能性があります。痛みの範囲内で適度な動きを維持することが大切です。

どのくらいの期間で改善しますか？

個人差はありますが、適切な治療を継続することで数週間から数ヶ月で痛みの軽減を実感される方が多いです。根本改善には継続的な取り組みが必要です。

変形性股関節症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、変形性股関節症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。