頸肩腕症候群

頸肩腕症候群とは

頸肩腕症候群とは、首から肩、腕、手指にかけて生じる痛みやこり、しびれ、だるさなどの症状の総称です。レントゲンやMRI検査で明確な異常が見つからない場合に診断される症状で、主にデスクワークや反復作業など同じ姿勢を長時間続けることで発症します。

現代社会におけるパソコンやスマートフォンの普及により、患者数は年々増加傾向にある現代病の一つといえるでしょう。特に首の筋肉や神経に負担がかかることで、腕や手指まで症状が広がるのが特徴的です。単なる肩こりとは異なり、複数の部位に症状が現れるため、日常生活への影響も大きくなりがちです。

厚生労働省の患者調査によると、頚腕症候群として医療機関を受診している患者数は限定的に報告されていますが、実際の潜在患者数ははるかに多いと推定されています。特にIT関連職種の増加に伴い患者数は増加傾向にあり、アメリカの統計を日本の人口比で換算すると約100万人程度の患者がいると考えられています。

また、夜間の痛みやしびれで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

頸肩腕症候群の原因

頸肩腕症候群は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、頸肩腕症候群はひとつの原因で起こっているものではないということです。

頸肩腕症候群の原因として次のようなものが挙げられます。

頸肩腕症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。デスクワークやスマートフォン操作など、同じ姿勢を長時間続けることで首や肩の筋肉が静的緊張状態となり、血流が悪化して疲労物質が蓄積します。

特にキーパンチ作業や細かい手作業を毎日繰り返すことで、手指や腕の小さな筋肉に過度な負担がかかり疲労が蓄積します。また、前かがみの姿勢により首の自然なカーブが失われ「ストレートネック」となり、首の筋肉や神経に過度な負担がかかります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

頸肩腕症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頸肩腕症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤には胃潰瘍や腎障害などの副作用があり、長期使用は避ける必要があります。また根本的な原因解決にはならず、一時的な症状緩和に留まることが多いです。

理学療法

継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。また症状の根本原因に対するアプローチが不十分な場合、効果が限定的になることがあります。

注射療法

痛みや感染のリスクがあり、効果は一時的である場合が多く、繰り返し施術が必要になることがあります。根本的な改善には至らないケースがほとんどです。

運動指導

患者自身の継続的な努力が必要で、適切な負荷調整ができない場合は症状が悪化する可能性があります。個人差もあり効果にばらつきが生じやすいのが現状です。

頸肩腕症候群を改善するために

頸肩腕症候群の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

頸肩腕症候群は、単に首や肩の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、首や肩だけでなく、体全体のバランスを整えることで、頸肩腕症候群の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

頸肩腕症候群の改善には首肩の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに頸肩腕症候群の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

頸肩腕症候群のQ＆A

頸肩腕症候群は自然に治りますか？

軽度の症状であれば生活習慣の改善により自然回復する場合もありますが、多くは適切な治療とセルフケアの継続が必要です。放置すると慢性化しやすいため早期対処が重要になります。

頸肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢保持、過度な負荷をかける作業、前かがみ姿勢の継続は避けるべきです。また無理なマッサージや首を急激に動かす動作も症状悪化の原因となります。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や治療への取り組み方により個人差がありますが、適切な治療とセルフケアを継続すれば数週間から数ヶ月で改善が期待できます。慢性化した場合はより長期間を要します。

パソコン作業を続けても大丈夫ですか？

適切な姿勢と定期的な休憩、ストレッチを取り入れることで継続可能です。モニターの高さ調整や椅子の改善、30分に一度の休憩を心がけることが重要です。

完治する可能性はありますか？

適切な治療と生活習慣の改善により、多くの場合で症状の大幅な改善や完治が期待できます。ただし職業的要因が強い場合は、作業環境の改善も重要になります。

頸肩腕症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、頸肩腕症候群の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。