モートン病

モートン病とは

モートン病とは、足の指の付け根部分で神経が圧迫されることによって起こる疾患です。特に中指と薬指の間の神経が腫れて厚くなることで、歩行時や足に体重をかけた際に激しい痛みや痺れ、電気が走るような感覚を引き起こします。

足の前足部に発生する神経障害の一種で、正式には「足趾間神経腫」とも呼ばれています。転倒時に手をついたり、テニスやゴルフなどのスポーツで手首を繰り返し使うことで損傷が起こります。足の指の付け根に痛みや動きの制限が生じ、特に歩行時に強い痛みを感じるのが特徴的です。

日本整形外科学会の報告によると、モートン病は足部疾患全体の約5～10％程度を占めるとされています。特に40～60歳代の女性に多く見られる傾向があり、全国で推定数万人の患者がいると考えられています。近年、ハイヒールの着用機会の増加や運動習慣の変化により、患者数は増加傾向にあります。

また、夜間の足の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

モートン病の原因

モートン病は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、モートン病はひとつの原因で起こっているものではないということです。

モートン病の原因として次のようなものが挙げられます。

モートン病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。足の指が圧迫され、神経への負担が増加することで症状が発症しやすくなります。

特に扁平足や外反母趾などにより足のバランスが崩れ、特定の神経に過度な圧迫が生じることも多く見られます。また、繰り返しの負荷により神経が炎症を起こし、徐々に腫れて症状が現れます。年齢とともに足の筋力が低下し、足のアーチが崩れることで神経圧迫が起こりやすくなります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

モートン病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

モートン病の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

保存療法（インソール療法）

効果が現れるまでに時間がかかり、個人の足の形状に合わせた調整が必要なため、適切なフィッティングまでに複数回の調整が必要です。根本的な治療ではないため継続的な使用が必要となります。

薬物療法

長期間の服用は副作用のリスクが懸念されます。根本的な解決にはならないため、症状の一時的な緩和にとどまることが多いです。

ステロイド注射

効果は一時的で、繰り返し注射を行うと組織の萎縮や感染のリスクがあります。注射時の痛みや注射後の一時的な症状悪化が生じる場合があります。

理学療法

継続的な運動が必要で、自己管理による継続が困難な場合があります。不適切な運動により症状が悪化する可能性もあります。

手術療法

術後の回復期間が必要で、神経を除去した場合は感覚の完全な回復は期待できません。手術による合併症のリスクも存在します。

モートン病を改善するために

モートン病の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

モートン病は、単に足の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、足だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、モートン病の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

モートン病の改善には足の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにモートン病の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

モートン病のQ＆A

モートン病は自然に治りますか？

モートン病は自然治癒することは稀で、放置すると症状が悪化する傾向があります。早期の適切な治療により改善が期待できますが、根本原因を取り除かない限り症状の改善は困難です。

モートン病の人がやってはいけないことは？

ハイヒールや先の細い靴の着用、長時間の立ち仕事、激しい運動は症状を悪化させる可能性があります。また、足に過度な負担をかける動作は避けることが重要です。

モートン病は両足に同時に発症することがありますか？

臨床データによると、両足にモートン病が発症する患者は全体の約2割程度います。片足に発症すると痛みをかばうために反対の足に負担がかかり、結果的に両足に症状が現れることがあります。

モートン病の手術は必要ですか？

まずは保存療法から開始し、症状の改善が見られない場合に手術が検討されます。手術は最終手段として位置づけられており、多くの場合は適切な治療により手術を避けることが可能です。

モートン病は完治しますか？

適切な治療により症状の改善は十分期待できますが、完治には根本原因の解決が不可欠です。生活習慣の改善と継続的なケアにより、症状のない状態を維持することが可能です。

スポーツはいつから再開できますか？

症状の改善度合いにより異なりますが、一般的には3-6ヶ月程度の治療期間を要します。段階的な復帰プログラムを経て、痛みや不安感がないことを確認してから再開します。

モートン病が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、モートン病の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。

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