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交通事故後の腕のしびれ|原因と改善への道

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交通事故に遭ってから、首の痛みだけでなく腕や手にしびれが出てきて不安を感じていませんか。当院にも「事故直後は首が痛いだけだったのに、数日経ってから腕がしびれ始めました」というご相談が本当に多く寄せられています。整形外科で診てもらったけれどレントゲンでは異常なしと言われ、でも確かにしびれがある。この状態が続くとどうなるのか、後遺症として残るのではないかと心配になりますよね。

私自身、小学生の時に交通事故で大腿骨を骨折し、長いリハビリを経験したことがあります。だからこそ、事故後の体の不調や不安な気持ちは人一倍理解しているつもりです。腕にしびれがあると、仕事でパソコンのキーボードを打つのもつらいし、物を持つときに力が入らなくて不安になることもあるでしょう。

今回は臨床経験25年以上の立場から、なぜ首の損傷で腕にしびれが出るのか、その原因と種類、そして適切な対処法と改善方法について詳しくお伝えしていきます。画像検査で異常が見つからなくても、しびれという症状は確かに存在しています。諦める必要はありません。

院長:中林

首の損傷が原因で腕にしびれが出るのには医学的な理由があり、適切な治療で改善できる可能性があります

目次

なぜ首の損傷で腕がしびれるのか

首を痛めたのに腕にしびれが出ることを不思議に感じる方も多いのですが、これには解剖学的な理由があります。頸椎(首の骨)の間からは、腕や手に向かう神経が枝分かれして伸びています。この神経の束を神経根と呼びますが、交通事故の衝撃で頸椎周辺の組織が損傷すると、この神経根が圧迫されたり炎症を起こしたりすることがあるのです。

追突事故などで首が急激に前後に揺さぶられると、頸椎を支えている筋肉や靭帯が損傷します。その結果、頸椎の配列が微妙にずれたり、損傷部位の炎症が神経根まで及んだりすることで、腕や手に向かう神経が刺激を受けてしびれが発生するのです。特に第5頸椎から第8頸椎、第1胸椎あたりから出る神経が影響を受けやすく、どの部位が損傷しているかによってしびれの出る場所も変わってきます。

また、事故の衝撃で首の筋肉が過度に緊張してしまい、その筋肉の間を通る神経を圧迫してしまうケースもあります。胸郭出口症候群と呼ばれる状態で、首から鎖骨にかけての隙間が狭くなることで神経や血管が圧迫され、腕のしびれや冷感、だるさなどが現れます。これらはむちうちに分類される症状の一つで、神経根型むちうちやバレー・リュー型むちうちと呼ばれることもあります。

腕のしびれの種類と特徴

腕のしびれといっても、実はいくつかのパターンがあります。どのようなしびれなのかを正確に把握することが、適切な治療につながる重要なポイントです。

ピリピリとした電気が走るようなしびれは、神経が直接刺激されているサインです。特定の首の動きをしたときに腕に電気が走るような感覚があれば、神経根が圧迫されている可能性が高いでしょう。また、ジンジンとした持続的なしびれは、神経が炎症を起こしているか、長時間圧迫され続けている状態を示しています。朝起きたときや長時間同じ姿勢でいた後に強くなる傾向があります。

手先だけがしびれる場合と、肩から腕全体がしびれる場合でも原因が異なることがあります。親指側がしびれるのか小指側がしびれるのかによっても、どの神経根が影響を受けているかを推測することができます。さらに、しびれに加えて力が入りにくい、物を落としてしまう、細かい作業がしづらいといった症状がある場合は、神経の機能が低下している可能性があり、早めの対処が必要です。

放置すると危険な理由

腕のしびれを「そのうち治るだろう」と放置してしまうのは危険です。神経が長期間圧迫され続けると、神経自体にダメージが蓄積していきます。初期段階では血流が悪くなっているだけの状態でも、時間が経つにつれて神経線維そのものが変性してしまい、回復が困難になることがあるのです。

また、しびれをかばうために無意識に体の使い方が変わってしまい、肩こりや背中の痛み、さらには腰痛といった二次的な症状が現れることも少なくありません。私が診てきた患者さんの中にも、当初は腕のしびれだけだったのに、数か月後には全身の不調に悩まされるようになってしまった方がいらっしゃいます。

事故後に腕のしびれが出たら、できるだけ早い段階で適切な検査と治療を受けることが何より重要です。特に手に力が入らない、物を落としてしまう、細かいボタンがかけられないといった運動麻痺の症状がある場合は、重度の神経損傷の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。

整形外科での診断と検査

腕のしびれで整形外科を受診すると、まずレントゲン検査が行われることが多いです。しかし実はレントゲンでは骨の状態しか分からず、神経や筋肉、靭帯の損傷は写りません。そのため「異常なし」と言われることが多いのですが、これは骨に異常がないという意味であって、しびれの原因がないという意味ではないのです。

より詳しく調べるためにはMRI検査が有効です。MRIでは椎間板の状態や神経根の圧迫、筋肉や靭帯の損傷などを確認することができます。特に神経根が圧迫されている画像が確認できれば、後遺障害認定の際にも他覚的所見として重要な証拠となります。症状が続いているのにレントゲンだけで終わってしまった場合は、MRI検査を受けられるか医師に相談してみることをお勧めします。

また、神経学的検査として腱反射検査や筋力検査、知覚検査なども行われます。これらの検査によって、どの神経がどの程度影響を受けているかを評価することができ、治療方針を立てる上でも重要な情報となります。

効果的な治療と改善方法

整形外科では一般的に、消炎鎮痛剤やビタミンB12製剤などの薬物療法、電気治療や温熱療法などの物理療法が行われます。これらは炎症を抑え、血流を改善することで症状の緩和を図るものです。症状が強い場合には神経ブロック注射が行われることもあります。これらの治療は症状を和らげる効果はありますが、根本的な原因を取り除くものではありません。

当院では整形外科での治療に加えて、もう一歩踏み込んだアプローチを行っています。まず5種類の独自検査によって、なぜ神経が圧迫されているのか、どこの筋肉が過緊張を起こしているのか、頸椎の配列にどのような問題があるのかを詳しく分析します。腕のしびれは結果であって、その背後には必ず原因があるからです

頸椎の配列を整え、過緊張を起こしている筋肉を緩め、神経への圧迫を取り除くことで、自然治癒力が最大限に発揮される環境を整えます。また、事故の衝撃は首だけでなく体全体に及んでいるため、肩甲骨や胸椎、さらには骨盤のバランスまで整えることで、首にかかる負担を軽減していきます。実際に整形外科で改善しなかった腕のしびれが、当院での施術で徐々に軽減していった患者さんを数多く診てきました。

日常生活での注意点とセルフケア

治療と並行して、日常生活での過ごし方も改善を左右する重要な要素です。長時間同じ姿勢でいることは避け、特にパソコン作業では30分に一度は首を動かしたり肩を回したりするようにしましょう。デスクの高さやモニターの位置を調整して、首に負担がかからない姿勢を心がけることも大切です。

枕の高さも重要なポイントです。高すぎる枕は首を前屈させた状態で長時間固定してしまうため、神経への圧迫を強めてしまいます。自分に合った高さの枕を選び、仰向けで寝たときに首が自然なカーブを保てる状態が理想的です。また、急激な首の動きや重い物を持つことは避け、首に負担をかけない生活を心がけましょう。

温めることも効果的です。入浴時にゆっくり湯船につかって首や肩を温めることで、血流が改善され、筋肉の緊張も和らぎます。ただし、炎症が強い急性期には逆効果になることもあるため、医師や施術者に確認してから行うようにしてください。

後遺障害認定について知っておくべきこと

適切な治療を続けても症状が残ってしまった場合、後遺障害等級認定を受けることができます。腕のしびれの場合、神経症状として14級9号または12級13号に該当する可能性があります。14級9号は他覚的所見に乏しい神経症状、12級13号は画像所見などで神経損傷が証明できる場合に認定されます。

認定を受けるためには、事故直後からの継続的な治療記録と、症状固定時の後遺障害診断書が必要です。MRIで神経根の圧迫が確認できている場合は12級認定の可能性が高まりますので、画像検査をしっかり受けておくことが重要です。また、医師に現在の症状を詳しく伝え、診断書に具体的に記載してもらうようにしましょう。

一人で悩まないでほしい

腕のしびれは目に見えない症状だからこそ、周囲に理解されにくく、一人で不安を抱え込んでしまう方が多いです。でも、このしびれには必ず原因があり、適切なアプローチによって改善できる可能性があります。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績をもとに、あなたの腕のしびれがなぜ起こっているのか、どうすれば改善できるのかを丁寧にお伝えします。

整形外科で「様子を見ましょう」と言われたけれど不安、薬を飲んでも症状が変わらない、このまま後遺症として残ってしまうのではないかと心配している方は、ぜひ一度ご相談ください。検査結果が全てではありません。あなたの症状と真摯に向き合い、事故前の元気な体を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


院長:中林

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