
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区で整骨院を開業しています中林です。交通事故に遭われた直後、首に痛みや違和感があって不安になっていませんか。実は私自身、小学1年生の時に交通事故で大腿骨を骨折して2ヶ月間入院した経験があります。だからこそ、事故に遭われた方の不安な気持ちがよく分かるんです。
むちうちで病院に行くタイミングについて、多くの方が「このくらいで病院に行っていいのかな」「明日でもいいかな」と迷われています。25年間で10万人以上の患者さんを診てきた経験から言えることは、病院に行くタイミングを間違えると後々大変なことになるということです。今日はそのあたりを詳しくお話ししますね。




受診のタイミングは保険適用や慰謝料請求にも大きく影響します
結論から言うと、交通事故に遭ったら症状の有無に関わらず事故当日か遅くとも翌日には必ず病院を受診してください。理由は3つあります。一つ目は事故との因果関係を証明するため、二つ目は保険適用をスムーズにするため、三つ目は症状の早期発見と早期治療のためです。
当院に来られる患者さんの中にも、事故から1週間後や2週間後に初めて病院に行って、保険会社から「本当に事故が原因ですか」と疑われてしまった方がいらっしゃいます。受診が遅れれば遅れるほど、事故との因果関係を証明するのが難しくなってしまうんです。保険会社としても、事故から日数が経っていると別の原因で痛みが出たのではないかと考えるのも無理はありません。
特に注意していただきたいのが、自賠責保険の適用です。明確な期限があるわけではありませんが、一般的には事故から2週間以内に初診を受けていないと、保険会社が治療費の支払いを渋るケースが増えてきます。実際、私の患者さんで事故から10日後に初めて病院に行った方は、保険会社との交渉に非常に苦労されていました。
よく聞かれるのが「事故直後は全然痛くないんですけど、それでも病院に行った方がいいですか」という質問です。これは絶対に行ってください。むちうちの特徴として、事故直後は興奮状態やアドレナリンの作用で痛みを感じにくく、数時間後から数日後に症状が出てくることが非常に多いんです。
医学的に説明すると、事故の衝撃で首の筋肉や靭帯が損傷しても、炎症反応が本格的に起こるまでには時間がかかります。事故当日は何ともなかったのに、翌朝起きたら首が回らないほど痛くなっていたというケースは本当によくあります。私自身も骨折した時は、最初の30分くらいは痛みをあまり感じませんでした。
また、子どもの場合は特に注意が必要です。小さいお子さんは痛みをうまく表現できないことがあるため、親御さんが「大丈夫そう」と判断してしまいがちです。でも後から症状が出て慌てて病院に行くと、やはり保険の手続きで苦労することになります。お子さんが事故に遭われた場合は、症状がなくても必ず当日中に病院を受診させてあげてください。
では、もし受診が遅れてしまった場合、具体的にどんなリスクがあるのでしょうか。最も大きいのは保険会社から治療費の支払いを拒否されるリスクです。自賠責保険は本来、交通事故によるケガの治療費をカバーしてくれるものですが、事故との因果関係が証明できないと適用されません。
具体的な期限として、多くの保険会社は事故から10日から14日以内の初診を一つの目安にしています。これを過ぎると「事故後の日常生活で痛めたのでは」と疑われやすくなるんです。実際、当院に来られた患者さんで事故から3週間後に初診を受けた方は、保険会社との交渉に弁護士を立てる必要がありました。
二つ目のリスクは慰謝料請求への影響です。入通院慰謝料は通院日数や期間によって計算されますが、初診が遅れると通院開始日も遅くなり、結果として受け取れる慰謝料が減ってしまう可能性があります。さらに、後遺障害認定を受ける際にも、初診が遅いと不利に働くケースがあります。
三つ目のリスクは症状の悪化です。むちうちは早期に適切な治療を始めることで回復期間を大幅に短縮できます。しかし放置すると筋肉の緊張が慢性化し、半年後も1年後も痛みが残ってしまうことがあります。私の患者さんの中にも、事故から1ヶ月放置してしまって慢性化させてしまった方がいらっしゃいますが、改善までに非常に時間がかかりました。
では具体的に何日以内に病院に行けば安全なのでしょうか。私の25年間の経験と、多くの患者さんのケースから言えることをお伝えします。理想は事故当日です。どんなに軽い事故でも、どんなに症状が軽くても、事故当日に整形外科を受診することをおすすめします。
夜間の事故で病院が開いていない場合は、救急外来を受診するか、翌日の朝一番で受診してください。土日の事故であれば、休日診療を行っている病院を探すか、月曜日の朝一番で受診しましょう。ただし、激しい頭痛や吐き気、手足のしびれがある場合は、時間に関わらずすぐに救急外来を受診してください。
最低限のラインとしては、事故から3日以内、できれば48時間以内に初診を受けることです。これを過ぎると保険会社との交渉が難しくなり始めます。もし事故から1週間以上経ってしまった場合でも、諦めずに今すぐ病院を受診してください。遅くなればなるほど不利になりますが、全く受診しないよりは遥かにマシです。
病院に行くことは決めたけれど、何科を受診すればいいのか迷う方も多いですよね。むちうちの場合、まず受診すべきは整形外科です。整形外科では骨や関節、筋肉、神経などの運動器を専門に診てくれます。レントゲンやMRIなどの画像検査ができるのも整形外科の強みです。
整形外科を受診する際は、必ず「交通事故によるケガ」であることを最初に伝えてください。これによって診断書の書き方も変わってきますし、保険手続きもスムーズになります。診断書には事故の日付と症状が明記され、これが後々の保険請求や慰謝料請求の重要な証拠になります。
整形外科で診断を受けた後は、治療方法の選択になります。整形外科では主に薬物療法や物理療法が中心になりますが、交通事故の後遺症に対しては手技療法も非常に効果的です。当院のような整骨院は整形外科と併用することで、より早い改善が期待できます。
初診のタイミングと同じくらい重要なのが、通院を終了するタイミングです。これは医師が判断する「症状固定」の時期になります。症状固定とは、これ以上治療を続けても大きな改善が見込めない状態のことで、通常はむちうちの場合3ヶ月から6ヶ月が目安になります。
ただし、痛みが少し残っているからといって自己判断で通院を続けるのはおすすめしません。保険会社は通常3ヶ月から4ヶ月で治療費の打ち切りを打診してきます。この時点で医師と相談し、まだ治療が必要なのか、症状固定として後遺障害認定の手続きに進むべきなのかを判断することが大切です。
逆に、症状が良くなったからといってすぐに通院をやめてしまうのも注意が必要です。むちうちは一時的に良くなったように感じても、再発することがあります。医師の許可が出るまでは、指示通りに通院を続けることをおすすめします。当院に来られる患者さんの中にも、自己判断で通院をやめて再発した方が何人もいらっしゃいます。
むちうちで病院に行くタイミングは、できる限り早ければ早いほど良いというのが結論です。事故当日か遅くとも翌日、最低でも3日以内には必ず整形外科を受診してください。症状がなくても、軽い事故でも、必ず受診することが大切です。
25年間この仕事をしてきて、何度も見てきたのが「もっと早く病院に行っておけば良かった」と後悔される患者さんの姿です。保険が使えない、慰謝料が減額される、症状が慢性化するといった不利益を避けるためにも、迷ったらすぐに病院を受診する習慣をつけていただきたいと思います。
もし今この記事を読んでいて、「事故からもう数日経ってしまった」という方がいらっしゃったら、今すぐにでも病院を受診してください。遅くなればなるほど不利になりますが、全く行かないよりは遥かに良いです。そして整形外科での診断を受けた後は、整骨院での手技療法も併用することで、より早い回復が期待できます。一人で悩まず、まずは専門家に相談してみてくださいね。

