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むちうちの牽引治療は危険?知るべきリスクと対処法

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堺市北区で中林整骨院をしている中林です。整形外科でむちうちの治療として牽引を勧められて、不安に感じていませんか。実は当院にも、病院で何度も牽引を受けたのに症状が改善しないどころか、むしろ悪化したと感じて来院される方が少なくありません。

院長:中林

牽引治療には一定のリスクがあり、症状や時期によっては逆効果になることもあるため、正しい知識を持つことが大切です

私自身、小学1年生の時に交通事故で大腿骨を骨折し、約2ヶ月間の入院と4ヶ月間のリハビリを経験しました。その時の辛い思いがあるからこそ、事故後の治療で悩んでいる方の気持ちが痛いほどわかります。今日は25年以上の臨床経験から、むちうちに対する牽引治療の危険性と、本当に必要な治療法についてお話ししていきますね。

目次

牽引治療とは何か

牽引治療は整形外科で広く行われている物理療法の一つで、首に専用の器具を取り付けて機械的に引っ張ることで、頚椎への圧迫を軽減させようとする治療法です。理論上は神経の圧迫を一時的に緩和し、血流を改善させる効果が期待されています。

病院では患者さんをベッドや椅子に座らせて、あごと後頭部に専用のベルトを装着します。そこから機械で一定の力を加えて首を引っ張るわけですが、通常は5キロから10キロ程度の力で、10分から20分程度行われることが多いですね。一見すると理にかなった治療法に思えますが、実際には様々な問題点があるんです。

牽引治療が開発された背景には、ヘルニアや神経圧迫による痛みを和らげるという目的がありました。しかし、むちうちの場合は筋肉や靭帯の損傷が主な原因であり、神経圧迫とは異なるメカニズムで症状が出ています。この違いを理解せずに機械的に牽引を続けることが、問題の根源になっているケースが多いんです。

牽引治療の危険性とリスク

牽引治療には見過ごせない危険性がいくつも存在します。当院に来られる患者さんの中にも、牽引治療後に症状が悪化したという方が本当に多くいらっしゃいます。ここでは具体的にどのようなリスクがあるのか、詳しく見ていきましょう。

脊髄神経への損傷リスク

首を機械で引っ張るということは、同時に脊髄神経も引っ張ることになります。脊髄神経は人間の身体の中でも最も繊細な組織の一つで、わずかな損傷でも重大な後遺症につながる可能性があるんです。

むちうちの急性期には、首の組織に炎症や微細な損傷が生じています。その状態で外部から強い力を加えると、傷ついている神経や血管をさらに傷つけてしまうリスクが高まります。実際に牽引治療後に手足のしびれが出現したり、めまいや吐き気が強くなったりする方もいらっしゃいます。

牽引による過度な刺激は、回復を遅らせるだけでなく後遺症のリスクを高める可能性があることを、多くの方に知っていただきたいと思います。特に事故直後から2週間程度の急性期は、組織の炎症が強い時期ですから、この時期に牽引を行うのは避けるべきです。

症状悪化の実例

当院に来られた40代の女性Aさんは、追突事故の後に整形外科で週3回の牽引治療を2ヶ月間続けていました。しかし首の痛みは改善せず、むしろ頭痛とめまいが新たに出現してしまったんです。牽引治療を中止して当院での施術に切り替えたところ、約1ヶ月で症状が大きく改善されました。

別の50代男性Bさんは、牽引治療の最中に気分が悪くなり、冷や汗と吐き気に襲われたそうです。すぐに治療を中止してもらったものの、その後しばらく首を動かすのが怖くなってしまい、精神的にも辛い思いをされました。

これらは決して珍しいケースではありません。牽引治療で改善しないばかりか、新たな症状が出現するケースは臨床現場で頻繁に見られます。特に筋肉の緊張や癒着が原因のむちうちには、牽引はほとんど効果がないどころか逆効果になることが多いんです。

個人のコンディションへの対応困難

機械による牽引治療の大きな問題点は、その日その時の身体のコンディションに合わせた微調整ができないことです。人間の身体は日々変化していて、天候や疲労度、ストレスの度合いによって筋肉の緊張状態も変わります。

手技による施術であれば、患者さんの表情や筋肉の状態を確認しながら、力加減やアプローチする部位を瞬時に調整できます。しかし機械による牽引では、あらかじめ設定された力で一律に引っ張るため、その日の身体の状態に合わせることができません。必要以上の力で引っ張られることもあれば、効果が出ない程度の刺激しか加わらないこともあるわけです。

さらに器具の取り付け位置や角度が適切でない場合、患部に余計な負担がかかってしまいます。忙しい病院では一人ひとりに十分な時間をかけて器具を調整することが難しく、結果として効果が出にくかったり、症状を悪化させたりすることがあるんです。

牽引治療が向かない症状と時期

牽引治療がすべてのむちうちに適さないわけではありませんが、明確に避けるべき症状や時期があります。ここでは具体的にどのような場合に牽引を避けるべきか、詳しく解説していきます。

急性期の炎症が強い時期

交通事故から2週間程度までの急性期は、首の組織に強い炎症と腫れが生じています。この時期に外部から力を加えることは、傷口に塩を塗るようなものです。炎症がさらに広がり、治癒が遅れるだけでなく、慢性化のリスクも高まります。

急性期に最も大切なのは、安静と適切な冷却、そして身体の自然治癒力を最大限に引き出すことです。無理に動かしたり引っ張ったりするのではなく、炎症が落ち着くのを待つ必要があります。

筋肉の緊張や癒着が主な原因の場合

むちうちの多くは、首や肩の筋肉が急激な衝撃で過度に緊張したり、微細な損傷を受けたりすることで起こります。このような筋肉性の問題に対して、牽引はほとんど効果がありません。

筋肉の緊張や癒着を改善するには、適切な手技療法によって血流を促進し、筋肉を柔らかくしていく必要があります。機械で一方向に引っ張るだけでは、根本的な問題解決にはつながらないんです。

強い神経症状がある場合

手足に強いしびれや感覚麻痺がある場合、すでに神経が相当なダメージを受けている可能性があります。この状態で牽引を行うと、神経をさらに刺激してしまい、症状が悪化するリスクがあります。

めまいや吐き気、頭痛などの自律神経症状が強く出ている方も、牽引治療は避けるべきです。これらの症状は神経系が過敏になっているサインですから、強い刺激を与えることは逆効果になります。

牽引治療の限定的な効果

ここまで危険性について述べてきましたが、牽引治療が完全に無意味というわけではありません。特定の条件下では一定の効果が期待できる場合もあるため、公平な視点からその効果についても触れておきます。

神経圧迫による痛みへの一時的効果

ヘルニアなどで神経が圧迫されている場合、牽引によって一時的に圧迫が緩和され、痛みが和らぐことがあります。ただしこれはあくまで一時的な効果であり、牽引をやめればまた元の状態に戻ってしまいます。

また、むちうちの場合は単純なヘルニアとは異なり、複数の組織が複雑に損傷しているため、神経圧迫だけを緩和しても根本的な改善にはつながりにくいんです。

適切な力加減と方法の重要性

もし牽引治療を受ける場合は、必要最小限の力で、短時間から始めることが重要です。強い力で長時間引っ張ることは避け、少しでも異変を感じたらすぐに医師に伝えて中止してもらう必要があります。

しかし実際の臨床現場では、こうした細かな調整や患者さんの訴えへの対応が十分に行われていないケースも多いのが現状です。

根本改善を目指す本当の治療法

では、むちうちを根本から改善するにはどうすればいいのでしょうか。当院で実際に効果を上げている治療法について、具体的にお伝えしていきます。

徹底した検査による原因特定

当院では初回に時間をかけて、姿勢分析、関節可動域検査、神経学的検査など5種類の独自検査を行います。むちうちは一人ひとり原因が異なるため、詳細な検査なしに適切な施術を行うことは不可能です。

頚椎のどの部分に問題があるのか、筋肉の緊張はどこが強いのか、神経の働きに異常はないかなどを細かく調べることで、その方に最適な施術方法を選択できます。検査もせずにいきなり施術を始める治療院では、改善するかどうかは運任せになってしまいます。

手技による繊細なアプローチ

当院の施術は、機械に頼らず手技を中心に行っています。手を使うことで、その日の筋肉の状態や関節の動きを繊細に感じ取りながら、必要最小限の力で的確にアプローチできます。

患者さんの表情や呼吸、筋肉の反応を確認しながら施術を進めるため、痛みを感じることなく、身体に優しい治療が可能です。25年以上の臨床経験で培った技術により、短時間で効果的な施術を行っています。

全身のバランス調整

むちうちは首だけの問題ではありません。事故の衝撃は全身に及んでおり、背骨や骨盤の歪み、筋膜の緊張なども複雑に絡み合っています。当院では首だけでなく、肩、背中、骨盤まで全身のバランスを整えることで、根本的な改善を目指します。

首の症状が改善しても、土台となる骨盤や背骨に歪みが残っていれば、また症状が戻ってしまいます。全身を一つのシステムとして捉え、総合的にアプローチすることが、真の改善への近道なんです。

治療選択で迷ったときの判断基準

整形外科で牽引を勧められたとき、どう判断すればいいのか悩む方も多いでしょう。ここでは具体的な判断基準をお伝えします。

まず、牽引を数回受けても症状の改善が見られない場合は、その治療法があなたに合っていない可能性が高いです。「もう少し続けてみましょう」と言われても、改善の兆しがなければ別の方法を検討する時期かもしれません。

牽引後に痛みが増したり、新たな症状が出現したりする場合は、すぐに医師に相談して治療を中止してもらうべきです。我慢して続けることで、症状が慢性化したり後遺症が残ったりするリスクがあります。

また、医師の説明が不十分で不安が残る場合は、セカンドオピニオンを求めることも大切です。あなたの身体のことですから、納得できる治療を選ぶ権利があります。遠慮せずに質問し、理解できるまで説明を求めましょう。

まとめ

むちうちに対する牽引治療には、脊髄神経への損傷リスク、症状悪化の可能性、個人差への対応困難といった問題点があります。特に急性期や筋肉性の問題が主な原因の場合、牽引は避けるべき治療法です。

一時的な効果が期待できるケースもありますが、根本的な改善には、詳細な検査に基づいた手技による施術と、全身のバランス調整が不可欠です。当院では25年以上の臨床経験を活かし、一人ひとりの症状に合わせた最適な施術を提供しています。

もし今、病院での牽引治療で効果を感じられず悩んでいるなら、一度当院にご相談ください。詳しい検査で原因を明らかにし、あなたに最適な治療計画をご提案します。事故の後遺症で苦しむ必要はありません。一人で悩まず、いつでもお気軽にお声がけくださいね。


院長:中林

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