3/16(月)10時、16時に空きがあります。

健診で向き癖を指摘されたら?寝る向きを直すコツ

本日の予約状況

ちょっと聞いてもいいですか?「うちの子、いつも同じ方向ばかり向いて寝ている気がする…」そう感じ始めているお父さん・お母さん、実はとても多いんです。

赤ちゃんが特定の方向ばかり向いて寝てしまう向き癖は、放っておくと頭の形に影響が出てしまう可能性があります。しかも改善できる時期は、思っている以上に短いのです。

この記事では、なぜ向き癖が起きるのか、寝る向きを改善するためにできること、そして絶対に知っておきたいタイムリミットについてお伝えします。

日々たくさんの赤ちゃんの施術に携わっている私の経験をもとに、できるだけわかりやすくお話しします。ぜひ最後まで読んでみてください。

院長:中林

当院には「健診で向き癖を指摘されて不安になった」「小児科で様子見と言われたけど本当に大丈夫なの?」というご相談が毎月多数寄せられています。気になったその瞬間が、動き出すベストタイミングです

目次

向き癖が生まれる「本当の理由」とは

向き癖というと「寝かせ方が偏っているせいだろう」とシンプルに考えてしまいがちですが、実際には複数の原因が絡み合っているケースがほとんどです。当院にいらっしゃる赤ちゃんを検査していると、同じように見える向き癖でも、その原因がまったく違うことは珍しくありません。

まずは「なぜ向きが偏るのか」をきちんと知ることが、改善への大切な第一歩になります。主な原因をいくつかご紹介します。

お腹の中での姿勢が影響していることも

妊娠後期になると子宮内のスペースが狭くなり、赤ちゃんが特定の姿勢を長時間とり続けることになります。

その影響で首の筋肉に偏りが生じ、生まれた後もその「クセ」が残って向き癖として現れるケースは少なくありません。

また、吸引分娩や鉗子分娩で出産したケースでは、頸部にかかる力が通常より強くなることがあり、それが向き癖の遠因になることもあります。

首の筋肉の左右差が原因になることも

向き癖に深く関係しているのが、胸鎖乳突筋という首の前側にある筋肉です。

この筋肉が左右どちらかで緊張・短縮していると、赤ちゃんは無意識のうちに緊張の少ない側へ顔を向けようとします。

筋性斜頸と呼ばれるこの状態は、専門家の目でなければなかなか気づきにくいのが特徴です。

「授乳のとき左を向かせようとすると嫌がる」「抱っこすると頭がいつも右に傾く気がする」という場合は、首の筋肉の左右差が影響しているかもしれません。

日常の抱き方・寝かせ方の習慣も積み重なる

慣れているほうの腕でいつも授乳する、寝室の配置上いつも同じ方向から光や音が来る、といった日常の習慣も向き癖を強める要因になります。

一つひとつは小さなことでも、毎日積み重なると体への影響は無視できません。日常動作を少し意識するだけで、向き癖の改善につながることがあるのです。

向きが偏ることで頭の形に起きること

生まれたての赤ちゃんの頭蓋骨は完全に固まっておらず、複数の骨がわずかな隙間を持ちながらつながっています。これは脳の成長に対応するために必要な仕組みですが、同時に外部からの圧力を受けやすいという側面も持っています。

向き癖によって同じ方向への圧力が毎日かかり続けると、頭の形への影響が少しずつ現れてきます。最初はわずかな変化でも、気づかないうちに固定化されていくため注意が必要です。

絶壁・斜頭症が起きるメカニズム

同じ部分ばかりに圧がかかり続けることで、後頭部が平らになる「絶壁」や、頭が左右で非対称になる「斜頭症」につながる可能性があります。

最初はほんのわずかな変化ですが、月齢が上がるにつれて少しずつ目立ってくることが多く、「もっと早く気にしていれば…」となりやすいのがこの問題です。

頭の形の変化については、赤ちゃんの頭の形のページや赤ちゃんの頭のゆがみのページでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

放置するとどんな影響が出るの?

頭の形の変形は見た目だけの問題にとどまりません。耳の位置のズレ、顔の左右差、さらに重度になると顎の発達や噛み合わせへの影響も懸念されます。

帽子やヘルメットが合わない、眼鏡のフレームがずれやすいといった日常的な不便が続くケースもあります。

「大きくなれば目立たなくなるはず」と放置していると、生後6ヶ月を過ぎた頃から頭蓋骨が急速に固まり始め、形の改善が難しくなっていきます。

改善の「黄金期」は生後3〜6ヶ月

向き癖や頭の形の改善において、最もアプローチしやすい時期は生後3〜6ヶ月です。この時期は頭蓋骨がまだ十分に柔らかく、適切なケアに対して頭部が反応しやすい状態にあります。逆にこの時期を過ぎると、改善に時間がかかるようになります。

「まだ2〜3ヶ月だから大丈夫」ではなく、「今がちょうど動き時」という意識を持っていただくことが大切です。

当院でも、早い段階でご来院いただいた赤ちゃんほど改善のスピードが明らかに違います。この黄金期を逃さないでほしいと、心から思っています。

自宅でできる寝る向きの調整アイデア

専門的な施術と並行して、ご自宅でも取り入れられることがあります。それだけで劇的な変化をもたらすものではありませんが、毎日の積み重ねは確実に赤ちゃんの体に働きかけます。日常の中でできることから始めてみましょう。

光・音・声かけの方向を意識する

赤ちゃんはお父さん・お母さんの声がする方向、テレビや窓からの光がある方向へ自然と顔を向けようとします。

この習性を利用して、向き癖の反対側から積極的に声をかけてみてください。ベッドの向きを定期的に変えるだけでも、環境の偏りをやわらげることができます。

授乳・抱っこのときに向きを変えてみる

授乳のとき、いつも同じ腕で抱いていませんか?左右を交互に抱き替えるだけで、首や体幹への刺激が均等になりやすくなります。

おむつ替えの際に向きを変える、うつ伏せで過ごす時間(タミータイム)を取り入れるのも、首まわりの筋肉をバランスよく使う助けになります。

ただし、これらはあくまで補助的なケアです。すでに頭の形の変化が気になる段階では、専門家による根本的なアプローチが必要になります。

「様子を見ましょう」と言われたら

健診や小児科で向き癖を相談したとき、「成長すれば自然に治りますよ」「様子を見ましょう」と言われることはよくあります。軽度の場合はそうなることもあるのですが、その「様子見」をしている間にも時間は着実に過ぎていきます。

「そのうち治る」という言葉の裏側に、改善の黄金期を逃してしまうリスクがあることを、多くのお父さん・お母さんに知っておいてほしいと思っています。

気になっているなら、一度専門家にしっかり診てもらうことが、何より安心につながります。一人で抱え込まないでくださいね。

当院での赤ちゃんへの取り組みについて

中林整骨院・なかもず院では、国家資格を持つ院長が問診から検査・施術まですべてを一貫して担当しています。臨床経験25年以上・10万人超の施術実績の中で、産前産後のお母さんや赤ちゃんの施術に特に力を入れています。

赤ちゃんの体はとても繊細です。だからこそ、しっかりとした検査でお子さんの現在の状態を把握したうえで、一人ひとりに合った施術を行うことが重要だと考えています。

初回は問診と検査に十分な時間をかけ、「何が原因で向き癖が起きているのか」を明確にしてから施術を進めます。その場しのぎではなく、根本から原因にアプローチするのが当院の方針です。

私自身、1ヶ月早く生まれた早産児で、幼い頃はとても体の弱い子どもでした。身体のケアで自分が大きく変わった経験を持つ治療家として、目の前の赤ちゃんとご家族の未来に真剣に向き合い続けたいと思っています。

向き癖のこと、頭の形のこと、どうかひとりで悩まないでください。「こんなこと相談してもいいのかな?」なんて遠慮は一切不要です。気になることがあれば、いつでも当院へお気軽にご相談ください。


院長:中林

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
大阪府堺市北区百舌鳥梅町1-16-4ラレックス城の山
電話番号
072-255-0102
定休日
日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次