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帝王切開後のママへ|階段でお腹がつらい原因と解決策

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少し前まで普通にできていたことが、出産を境にこんなにも大変になるとは…と戸惑っているお母さんはいませんか?退院して自宅に戻ったとたん、洗濯物を取りに2階へ上がるだけでお腹がつらくて足が止まってしまった、という声は本当によく耳にします。

実は、出産後に階段の昇り降りをするとお腹がつらくなるのには、ちゃんとした体の変化が関係しています。「産後だから仕方ない」と我慢してしまいがちですが、そのつらさには必ず原因があります。

今日は、その原因をわかりやすくお伝えするとともに、今日から取り入れられる工夫もご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

院長:中林

退院後すぐに「階段がこんなにつらいの?」と感じるお母さんはとても多いです。特に帝王切開で出産された方は、傷口だけでなく骨盤や腹部全体の状態が複雑に絡んでいることがほとんどです。25年以上の産後施術の経験から言えるのは、適切に原因を特定すれば必ず改善の道がある、ということ

目次

出産後に階段がつらくなる4つの原因

産後の体は、妊娠・出産というビッグイベントを経て、骨盤・ホルモン・筋肉・靭帯のすべてが大きく変化しています。「階段を上るとお腹がつらい」という症状の裏には、ひとつではなく複数の原因が絡み合っていることがほとんどです。代表的な4つのパターンを順番に見ていきましょう。

①帝王切開後の傷口が引っ張られる

帝王切開で出産された方が最も多く訴えるのが、このパターンです。階段を一段踏み出すたびに、お腹の傷口が引っ張られるような感覚とともに痛みや違和感が出ます。

皮膚表面の傷は数週間で閉じていくものの、筋肉・筋膜・腹膜といった内側の組織の回復には3〜6ヶ月かかることもあります。階段では片足立ちの瞬間に体幹全体に力がかかるため、傷口周辺への負荷が特に大きくなります。

また、傷口に癒着が起きると腸の動きや骨盤の動きにも影響が及び、ただの傷口の痛みではなくなってくることもあります。「見た目はきれいに治っているのにつらい」という場合は癒着の可能性も念頭に置いてください。

②恥骨結合の不安定さが動作のたびに響く

出産時に恥骨結合(骨盤の前側にある左右の骨をつなぐ軟骨部分)が大きく広がった場合、産後もこの部分が不安定なままになっていることがあります。

階段の昇り降りは、左右の足を交互に踏み出す動作の連続です。このとき骨盤の前側に体重がかかるたびに恥骨まわりに痛みや重だるさが生じ、それがお腹のつらさとして感じられます。「お腹というより股のあたりも痛い」という方はこのパターンが多いです。

恥骨まわりのつらさについては、産後の恥骨痛のページでより詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。歩くことすらつらい方は産後に歩けないほどの恥骨痛もご参考にしてください。

③骨盤の歪みがお腹の筋肉への負担を生む

妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンは、出産に備えて骨盤まわりの靭帯を柔らかくする働きがあります。産後もしばらくこのホルモンの影響が続くため、骨盤が不安定な状態になっています。

骨盤が左右で歪んだ状態で階段の昇り降りを繰り返すと、本来は脚の筋肉が担うべき動作をお腹の筋肉が代わりに補おうとするため、腹部に余計な負担がかかり続けてしまいます。この状態を長く放置すると、産後の腰痛股関節の痛みへと症状が広がることもあります。

④後陣痛が完全に落ち着いていない

産後数日から2週間ごろは、後陣痛といって子宮が元の大きさに収縮しようとする痛みが残っていることがあります。安静にしているときはさほど感じなくても、階段のように体幹に力が入る動作をした瞬間に収縮が強まってお腹がつらくなるケースがあります。

経産婦の方や授乳中の方はオキシトシンの分泌が多く、後陣痛が長引きやすい傾向があります。退院直後に「外来受診のために階段を上ったらお腹がつらかった」という方はこのパターンも疑われます。

こんな症状なら迷わず受診を

産後の体のつらさにはセルフケアで対処できるものと、急ぎ専門家に相談すべきものがあります。自己判断せずに早めに受診してほしいケースをまとめておきます。

発熱や悪寒を伴うお腹のつらさ、悪臭のある分泌物が続く場合、出血量が急に増えた場合は産婦人科への受診が最優先です。一方で、熱はないが産後2〜3ヶ月を過ぎても階段のたびにお腹が苦しい、じわじわ悪化している、という場合は骨盤・筋膜・恥骨の問題が疑われます。そういった場合は整骨院や整体院に相談することも選択肢のひとつです。

今日からできる!階段を少しでも楽にする3つの工夫

根本的な改善は専門家に任せるとして、日常生活の中ですぐに試せることがいくつかあります。毎日避けられない階段の昇り降りを、少しでも楽にする工夫を3つご紹介します。

工夫① 必ず手すりを使い、体全体を正面に向ける

手すりをしっかり握ることでお腹への力の集中を分散させることができます。体を階段に対して横向きにせず、できるだけ正面を向いて一段ずつゆっくり上りましょう。

工夫② 息を「吐きながら」踏み出す

息を止めて階段を上ると腹圧が急激に高まり、傷口や骨盤まわりへの負担が増します。一段踏み出すたびに「ふっ」と息を吐きながら動くだけで、お腹への圧力がかなり和らぎます。意識してみてください。

工夫③ 骨盤ベルトで骨盤を仮サポートする

骨盤の不安定さが原因の場合、骨盤ベルトを正しい位置で装着すると骨盤が安定し、階段動作が楽になることがあります。ただし、ベルトに頼りすぎると筋力低下につながる場合もあるため、あくまで一時的なサポートとして使うのがポイントです。

放置するとどうなる?二次的な不調への連鎖

「いつか治るだろう」と放置してしまうと、産後の骨盤の歪みは産後6ヶ月を境に固定化しやすくなります。そうなると改善までの時間がさらに長くかかってしまいます。

産後6ヶ月以内はリラキシンの影響で骨盤を整えやすい「黄金期間」です。この時期に適切なケアをすることが、最短での回復につながります。階段のつらさをかばい続けることで姿勢が崩れると、膝の痛み尿漏れといった二次的な不調が連鎖して現れることもあります。早めの対処が後々の体を守ることにつながります。

骨盤を整えることが、根本解決への近道

出産後に階段の昇り降りでお腹がつらくなる背景には、ほとんどの場合に骨盤の歪みや不安定さが深く関わっています。症状を一時的に和らげる対処だけでは、原因が残ったままになります。

当院では、産後の骨盤矯正に特化した5種類の独自検査で、お一人おひとりの体の状態を丁寧に把握したうえで施術を行っています。姿勢分析・関節可動域・神経検査など複数の角度から原因を特定し、「なぜ階段がつらいのか」を明確にしてから施術に入ります。

「整形外科で異常なし」と言われた方でも、骨盤・恥骨・筋膜の状態を検査することで改善の糸口が見つかるケースは非常に多いです。当院にいらっしゃった産後のお母さんたちも、施術を重ねるうちに「階段が怖くなくなった」「自宅の2階へ普通に上がれるようになった」と言ってくださるようになります。

一人でつらさを抱え込まないでください

産後のお体は「出産したんだから仕方ない」と我慢しがちですが、毎日の階段がつらいままでは育児も家事も消耗するばかりです。原因さえわかれば、必ず改善への道があります。

私自身、幼い頃に骨折で入院し、何ヶ月もリハビリに取り組んだ経験があります。「もう普通に動けないかもしれない」という不安の中で、体が回復していく喜びを誰よりも知っています。だからこそ、今つらさを抱えているお母さんに「諦めないでほしい」と心から思っています。

骨盤が本来の位置に整うと、階段のたびにお腹や骨盤に感じていた負担がやわらいでいきます。あかちゃんを抱っこして2階へ上がれるようになったとき、きっと「もっと早く来ればよかった」と思っていただけるはずです。どんな小さなお悩みでも、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。


院長:中林

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