
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは、堺市北区中百舌鳥の「中林整骨院・なかもず院」院長の中林です。今日は、出産後にふと「あれ、なんか出血が増えてきた気がする…」と感じて不安になっているお母さんに向けて、しっかりお伝えしたいことがあります。
赤ちゃんのお世話で毎日があっという間に過ぎていく中で、自分の体の変化に気づいてもなかなか調べる時間が取れないですよね。「産後だから仕方ないのかな」と思ってそのままにしてしまう方も多いのですが、実はその出血の変化、体からの大切なサインであることがほとんどです。
産後の骨盤矯正を専門に診ている立場からお伝えすると、出産後に出血量が増えてくることの多くには、骨盤の状態が深く関わっています。この記事では、考えられる原因と、今すぐ受診を検討すべきサインについて、わかりやすくお話しします。




当院にも「産後しばらく落ち着いていたのに、また出血が増えてきた」とご相談いただくことが本当に多いんです。一人で不安を抱えているお母さんに、ぜひこの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです
出産後のお体は、見た目以上に大きな変化の真っ只中にいます。妊娠中に約1kgにまで大きくなった子宮が、産後6〜8週間をかけてゆっくりと元の大きさに戻っていく。その過程で起こるのが「悪露(おろ)」と呼ばれる出血です。一般的には産後4〜6週間で落ち着いてくるとされていますが、一度減ったように感じた出血がまた増えたり、生理が再開してから経血量が産前よりも明らかに多くなったりするケースはよく見られます。「異常なのかな」とすぐに不安にならなくてもいい場合もありますが、だからといってすべてを見過ごしてよいわけでもありません。
産後すぐは鮮血が多く出て、その後しだいに量が減り、色も赤から茶色、黄色、最終的には白っぽいおりもの状態へと移行していくのが一般的な流れです。産後2〜3日は量が最も多く、1〜2週間でかなり落ち着いてくる方が多いです。ただし、授乳の刺激で子宮が収縮すると一時的に出血が増えることがありますし、日中に動き回ったあとの夜に量が増えるケースも珍しくありません。こうした変動自体は、体が正常に回復しようとしている証拠ともいえます。
授乳の頻度が落ち着いてくると、多くの方は産後3〜6ヶ月ごろに生理が再開します。このとき「産前より明らかに量が増えた」「経血の塊が出るようになった」と感じる方は少なくありません。これは妊娠・出産によって子宮内膜の状態が変化したり、ホルモンバランスの回復が途中段階だったりすることが影響しています。2〜3周期かけて安定していくことが多いですが、貧血になるほど量が多い場合はきちんと対処が必要です。
出産後に出血の量や状態が変化する背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。当院で産後のお母さんを長年にわたって診てきた経験から、特によく見られる原因についてお伝えします。産後の体の変化は「一つの原因だけで起きている」ことは非常に稀で、だからこそ根本から丁寧に向き合うことが大切になるのです。
出産後に子宮が元の大きさに戻っていく過程を「子宮復古」といいます。この回復がスムーズに進まない状態を子宮復古不全と呼び、悪露が長引いたり出血量が再び増えたりすることがあります。授乳が少ない、疲労が溜まっている、産後の活動量が多すぎる・少なすぎるなど、さまざまな要因がこの回復を妨げます。骨盤が不安定な状態だと、子宮を支える靭帯や筋肉にも余計な負担がかかり、復古不全を引き起こしやすい状態になることがあります。
産後はリラキシンというホルモンの影響で、骨盤周りの靭帯がゆるんだ状態が続きます。この時期に骨盤が歪んでしまうと、子宮や卵巣など周辺の臓器の位置にも微妙なずれが生じることがあります。臓器の位置がずれると骨盤内の血液循環が乱れやすくなり、子宮内膜の剥離が不規則になったり、出血のコントロールがしにくくなったりすることにもつながります。骨盤の安定こそが、産後の子宮回復を支える最も重要な土台なのです。
1ヶ月健診で「動いていいですよ」と言われてから、家事や外出を再開したとたんに出血が増えた、という方は多くいらっしゃいます。これは体が「まだしっかり休みたい」とサインを出しているケースと、骨盤底筋の回復が不十分な状態で腹圧がかかっているケースの両方が考えられます。出血の量と活動量の変化をセットで意識してみることが大切です。
授乳中はプロラクチンというホルモンが分泌され続け、エストロゲンの分泌が抑制されます。このホルモンバランスの揺らぎが、子宮内膜に影響して不定期な出血や出血量の変化を引き起こすことがあります。授乳の頻度が急に減ったタイミングや、離乳食が始まる頃に出血の状態が変化することはよく見られます。
出血の変化すべてが危険というわけではありませんが、見逃してはいけないサインも確かに存在します。次のような状態に当てはまる場合は、早めに産婦人科への受診をご検討ください。
これらは子宮復古不全のほか、胎盤の一部が残っている状態(胎盤遺残)や子宮内膜炎など、医療機関での対応が必要なケースのサインである可能性があります。「大げさかな」と思わずに、まずは相談することを強くすすめます。
産婦人科で「異常なし」と言われたにもかかわらず出血の変化が気になる、または産後の体全体がなんとなくだるい・重いと感じている方には、骨盤の状態を見直すことが大きな改善のカギになることがあります。当院では産後の患者さんに対して、姿勢分析・関節可動域検査・神経検査など5種類の独自検査を行い、骨盤の歪みや骨盤底筋の機能低下がどの程度あるかを丁寧に確認しています。
出血量の変化と同時に、産後の腰痛や産後の股関節痛、産後の尿漏れを感じているお母さんは、骨盤底筋の回復が全体的に遅れているサインかもしれません。これらの症状が重なっているときは、体が「ここをケアしてほしい」と教えてくれているとも言えます。体の土台である骨盤を整えることで、こうした産後のさまざまな不調がまとめて改善していくケースを、私は何度も目の当たりにしてきました。
「産後は不調があって当然」「赤ちゃんの世話で自分のことは後回し」そんなお母さんがとても多い。でも、それが一番もったいないことだと、25年以上の臨床経験を通じて感じています。産後の出血の変化は、体が「もう少しだけ休んで」「骨盤を整えて」とメッセージを送っているサインです。そのサインを早めに受け取って適切なケアを行えば、体の回復は驚くほど早まります。
反対に、放置して鉄分が不足すれば貧血が進み、睡眠不足の体に疲労がさらに重なって、育児のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。お母さんが元気でいることは、赤ちゃんにとっても一番の幸せなんです。産後のお体のことで少しでも気になることがあれば、一人で抱え込まずにいつでも当院へご相談ください。あなたの状態を丁寧に確認して、最適なケアをご提案します。

