
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは。堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」を営んでいる院長の中林 佑樹です。今日は、赤ちゃんを育てているお母さんからよくご相談いただく、授乳と向き癖の関係についてお話ししていきます。
「いつも同じ方向ばかり向いている気がする」「片方のおっぱいだけ嫌がって困っている」そんな経験、ありませんか?実はこの二つには深い関係があって、放っておくと赤ちゃんの頭の形にまで影響が出てくることがあるんです。
今日はそのメカニズムと、おうちでできることをわかりやすくお伝えしますね。




「なんでうちの子だけ…」って一人で抱え込んでいるお母さん、本当に多いんです。私自身、1か月早く生まれた経験があって、身体のことで苦労した子ども時代を過ごしました。だからこそ、赤ちゃんの身体のサインは早めにキャッチしてあげてほしいと心から思っています
「授乳」と「向き癖」は一見別々の問題に思えますが、実はお互いに影響し合っているケースがほとんどです。向き癖があることで授乳がうまくいかなくなり、授乳の抱き方が偏ることでさらに向き癖が強まる——という悪循環が生まれやすいのです。このセクションでは、その仕組みをひとつひとつ丁寧に解説していきます。
赤ちゃんが寝ているとき、いつも決まって右か左、どちらか一方に顔を向けていることを「向き癖」と呼びます。
新生児のうちはある程度自然なことなのですが、生後2〜3ヶ月を過ぎても同じ方向ばかり向いている場合は注意が必要です。首の筋肉のバランスが偏り、それが頭の骨格にまで影響してくることがあります。
向き癖の原因はひとつではなく、おなかの中にいたときの姿勢、出産時の負荷、普段の寝かせ方、そして授乳時の抱き方の偏りなど、複数の要因が重なっていることが多いです。
「いつも右側から授乳している」「横抱きで同じ方向に向かせることが多い」という場合、無意識のうちに赤ちゃんの首を一方向に誘導し続けていることになります。
赤ちゃんの首の筋肉はまだとても柔らかく、同じ方向に向かせる動作が繰り返されると、その側の筋肉が短くなり逆側に向きにくくなってしまいます。これが授乳習慣と向き癖の負のサイクルです。
また、向き癖がある赤ちゃんは向きやすい方向のおっぱいは飲めても、反対側は飲みにくくて嫌がることがあります。するとお母さんは嫌がらない方ばかりで授乳するようになり、さらに向き癖が固定されてしまう——この流れはとてもよくある話なんです。
「右のおっぱいは飲むけど、左は嫌がってすぐ離してしまう」「抱き方を変えると急に泣き出す」——こういったエピソードをお母さんから伺うことがよくあります。これは母乳の出方の問題だと思われがちですが、赤ちゃんの身体側に原因があることも少なくありません。
向き癖がある赤ちゃんは、向きにくい方向に首を回したときに筋肉の緊張が強まります。そのためその側での授乳は赤ちゃんにとって不快であったり、うまくくわえられなかったりするのです。
片方だけを嫌がるときは、赤ちゃんの首・肩周りに筋肉のアンバランスが起きているサインである可能性があります。「飲み方の問題」として片付けてしまう前に、身体の状態を確認してあげることがとても大切です。
片方だけで授乳が続くと、使われていない側の乳腺に母乳が溜まりやすくなります。これが乳腺炎や乳腺の詰まりを引き起こすリスクを高めます。赤ちゃんの向き癖は赤ちゃんだけでなく、お母さんの身体にも影響を与える問題なのです。
生まれたばかりの赤ちゃんの頭の骨はとても柔らかく、複数の骨が組み合わさった状態です。この時期に同じ方向ばかり向いて寝ていると、重力によって特定の部位に圧がかかり続け、頭の形が変わってきてしまいます。いわゆる「絶壁」や「斜頭症」と呼ばれる状態です。
頭の骨が柔らかい時期は生後6ヶ月ごろまでと言われています。この期間が、頭の形に最も影響が出やすいゴールデンタイムであり、同時に改善もしやすい時期でもあります。
逆に言えば、生後2〜3ヶ月を過ぎてから対応しようとすると、改善に時間がかかるケースが増えてきます。「そのうち治るだろう」と様子を見ているうちに、改善のチャンスを逃してしまうことがあるのです。
頭の形の歪みは見た目だけの問題ではありません。頭蓋骨の歪みが続くと、顎や顔のバランスにも影響が出ることがあります。また、首の筋肉のアンバランスが残ることで、姿勢の発達にも影響が出る可能性があります。
「小さいうちから整体なんて…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんの整体は大人のそれとはまったく異なります。ごく優しい力で筋肉の緊張をほぐし、骨格のバランスを整えることを目的としていますので、安心していただいて大丈夫です。
専門家への相談と並行して、日常生活の中でできることもあります。日々の授乳や寝かせ方を少し工夫するだけで、向き癖の改善をサポートすることができます。無理をせず、できることから取り組んでみてください。
毎回同じ抱き方・同じ方向で授乳しているなら、意識的に左右を交互にしてみましょう。フットボール抱きや縦抱きなど、抱き方のバリエーションを増やすことも向き癖の予防と改善に役立ちます。
最初は嫌がることもありますが、焦らず少しずつ慣れさせていくことが大切です。嫌がる方向こそ、実は改善が必要な方向であることが多いので、無理のない範囲で続けてみてください。
寝ているときに向きやすい方向を向き続けないよう、定期的に赤ちゃんの頭の位置を変えてあげましょう。頭の下に小さくたたんだタオルを入れて軽く角度をつけてあげる方法も、多くの方が取り入れています。ただし窒息に気をつけ、必ず目の届く範囲で行ってください。
赤ちゃんは音や顔を追って首を動かします。いつもお母さんが同じ方向から声をかけていると、自然とその方向ばかり向くようになります。声をかける位置や、おもちゃを見せる方向を意識して変えてあげることで、首の筋肉をバランスよく使わせることができます。
当院では、赤ちゃんの向き癖や頭の形の歪みに対して、オステオパシーの考え方をもとにした施術を行っています。検査から施術まですべて院長である私が一人で担当し、お母さんにも状態をわかりやすくご説明しながら進めています。
生後1ヶ月〜6ヶ月ごろのお子さんが多く、「向き癖がひどい」「頭の形が気になる」「片方だけおっぱいを嫌がる」といったご相談で来られるケースがほとんどです。中には「小児科で相談したけれど様子を見てと言われた」という方も少なくありません。
私自身も1ヶ月早く2,800グラムで生まれ、幼い頃から身体のことで苦労してきた経験があります。だからこそ、赤ちゃんの身体のサインをできるだけ早くキャッチして、一つひとつ丁寧に向き合うことを大切にしています。
赤ちゃんへの施術は大人とはまったく異なります。指先でそっと触れるような優しい圧で、首や肩まわりの筋肉の緊張をほぐし、頭蓋骨や脊椎のバランスを整えます。痛みを与えるものではなく、施術中に眠ってしまう赤ちゃんもいるくらいです。
施術と同時に、授乳の姿勢や自宅でのケア方法もお伝えしていますので、来院後すぐに日常生活の中での取り組みも始めていただけます。
向き癖は「成長とともに自然に治る」と言われることがあります。確かに軽度であれば自然に改善するケースもあります。しかし生後3ヶ月を過ぎても明らかな向き癖が続いている場合は、自然改善を待つよりも早めに専門家へ相談することをおすすめします。
頭の骨が柔らかく、身体の可塑性(変化しやすさ)が高い時期だからこそ、早期のアプローチが最も効果的です。「どうせ治らない」「どこに行けばいいかわからない」と一人で抱え込まず、気になることがあればお気軽にご相談ください。
25年以上、100,000人以上の施術に携わってきた経験の中で、早めに動いたお母さんとお子さんほど、笑顔で卒業されていく姿を多く見てきました。あなたと赤ちゃんの笑顔のために、一緒に考えさせてください。

