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産後の傷のチクチク感、いつまで続くの?

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赤ちゃんのお世話に追われる毎日、お疲れ様です。堺市北区中百舌鳥の中林整骨院・院長の中林佑樹です。

出産後にお腹の傷がチクチクとした感覚で気になっている、というママさんはとても多いです。「触っていないのに、なんかチクチクする…」「傷は塞がったはずなのに、どうして?」という声を、当院でも本当によくいただきます。

今日は産後の骨盤矯正で来院されるママさんから特によく相談を受ける、産後のお腹の傷に生じるチクチク感の正体と対処法について、臨床経験25年以上の立場からわかりやすくお伝えしていきますね。

院長:中林

傷のチクチク感は多くのママさんが経験すること。「これは正常なの?」と一人で悩まないで、まずは原因を正しく知ることが大切です

目次

お腹の傷がチクチクする「本当の原因」を知っておこう

産後にお腹の傷がチクチクとした感覚になる原因は、実は一つではありません。複数の要因が絡み合っているケースがほとんどで、原因によって適切な対処法も変わってきます。まずは代表的な3つの原因をしっかり押さえておきましょう。

①神経が再生するときの刺激感

皮膚の下には、細かい神経が無数に走っています。帝王切開や会陰切開で傷がつくと、その神経も一緒にダメージを受けます。

傷が治る過程で神経も少しずつ再生されていきますが、このとき「チクチク」「ビリビリ」といった、電気が走るような感覚が出ることがあります。

これは回復中のサインです。神経が機能を取り戻している証拠でもあります。個人差はありますが、術後3か月から1年ほど続くこともありますよ。

②皮膚や組織の「癒着」による違和感

傷が修復される過程で、皮膚や皮下組織が互いにくっついてしまう「癒着」が起きることがあります。

帝王切開の場合は皮膚から子宮まで複数の層を切開するため、層と層の間が癒着しやすい構造になっています。

癒着した部分は体を動かすたびに引っ張られ、チクチクとした違和感や鈍い痛みとして感じられます。特に、体をひねる動作や深呼吸のときに感じやすいのが特徴です。

③ケロイドや肥厚性瘢痕になっている場合

傷が過剰に修復されてしまうと、傷跡が赤く盛り上がる「ケロイド」や「肥厚性瘢痕」になることがあります。

ケロイドになると、かゆみやチクチクとした感覚が数年単位で続くことがあり、放置すると症状が悪化するケースもあります。

傷跡が盛り上がっていたり、赤みが長期間引かない場合は、皮膚科や形成外科への相談も視野に入れてみてください。

チクチク感はいつまで続くの?

「いつになったら治まるんだろう…」という不安は、来院されるほとんどのママさんが持っています。チクチク感の持続期間は、その原因によって大きく異なります。

神経の再生によるものであれば、術後3〜6か月を目安に自然と落ち着いてくるケースが多いです。一方で、癒着が原因の場合は適切なケアを行わないと1年以上続くこともあります。

疲れているときや寒い日に症状が強まる傾向もあります。「最近またチクチクする」という経験をされているママさんも多いのではないでしょうか。

傷口が赤く腫れたり熱を持ったりしている場合や、強い痛みが増してきた場合は感染症の可能性もあるため、すぐに出産した病院に相談してください。

自宅でできるセルフケアのポイント

チクチク感を少しでも和らげるために、自宅でできるケアがあります。ただし、傷がまだ回復途中の時期に無理をすると逆効果になることもあるため、痛みが強い場合はまず専門家に相談することを優先してくださいね。

傷跡の保湿と保護テープの活用

傷跡が完全に塞がったあとは、保湿クリームやシリコンジェルシートで傷跡をやわらかく保つことが効果的です。

乾燥した皮膚は癒着が進みやすく、チクチク感が強まる原因にもなります。ドラッグストアで入手できる医療用テープでも、チクチク感の軽減に役立つことが多いですよ。

傷跡周辺のやさしいマッサージ

傷が完全に塞がり、産後2〜3か月が経過したら、傷跡周辺をやさしくマッサージしてみてください。

指の腹で傷跡の周りを円を描くようにやさしく触れるだけでも、癒着を防ぐことができます。赤みやかさぶたが残っている段階では行わないようにしてくださいね。

体を温めて血流を促す

体が冷えると傷跡周辺の血流が悪くなり、チクチク感が増しやすくなります。医師から許可が出たら、積極的に湯船に浸かって全身を温める習慣をつけましょう。

傷のチクチクは「体全体のサイン」かもしれない

ここで少し気にしてほしいことがあります。傷のチクチクだけに目が向きがちですが、実はその裏に体全体の問題が隠れていることがとても多いんです。

帝王切開後の傷をかばう姿勢が続くと、骨盤は少しずつ歪んでいきます。その歪みが積み重なると、傷のチクチク以外にもさまざまな不調として表れてきます。

当院で傷のチクチクをきっかけに受診されたママさんを検査すると、骨盤の歪みが思った以上に進んでいるケースが非常に多くあります。傷の痛みに気をとられている間に、体の土台が静かに崩れていることがあるんですね。

骨盤の歪みが引き起こす連鎖的な不調

傷をかばう姿勢が続くことで骨盤や体幹のバランスが乱れると、次のような症状が出やすくなります。

「傷のチクチクだけじゃないかも…」と心当たりのあるママさんは、傷の問題だけでなく体全体のケアを始めるサインかもしれません。

帝王切開の傷の回復についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事(帝王切開の傷の痛み|知っておくべき4つの時期と対処法)も合わせてお読みください。

産後のケアはいつから始めればいいの?

「傷がまだ痛いのに、整骨院に行ってもいいのかな…」と思っているママさんも多いですよね。これはよく聞かれる質問です。

一般的に、1か月健診で問題がなければ産後のケアを始めることができます。当院では、傷跡に直接触れることなく骨盤や全身のバランスを整える施術を行っていますので、チクチク感が残っている時期でも安心してお越しいただけます。

産後の骨盤矯正は産後2〜6か月が最も骨盤が動きやすく、効果を実感しやすい時期と言われています。「まだ早いかな」と思わずに、気になった時点でご相談いただくことをおすすめしています。

最後に、一人で抱え込まないでほしい

お腹の傷のチクチク感は、神経の再生・癒着・ケロイドなど複数の原因が絡み合っています。多くの場合は時間とともに落ち着きますが、正しいケアをすることで回復を早めることができます。

そして何より、チクチク感は「傷だけの問題」ではないということを覚えておいてください。骨盤の歪みや筋力低下が重なると、産後の体はさまざまな形で悲鳴を上げます。傷が治っても体のどこかがつらいなら、それは見過ごしてほしくないサインです。

25年以上の臨床経験の中で、傷のことだけでなく「なんとなく体がだるい」「育児が体のせいでつらい」と悩むたくさんのママさんを診てきました。チクチク感に限らず、産後の体の不調はひとりで悩まないでください。いつでも気軽にご相談くださいね。一緒に元気な体を取り戻していきましょう。


院長:中林

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