めまい

めまいとは

めまいとは、自分や周囲が実際には動いていないにも関わらず、回転している感覚や揺れている感覚、浮遊している感覚を覚える症状です。平衡感覚を司る器官の異常により、自分の体の位置や動きを正しく認識できなくなることで起こります。

症状の現れ方により、ぐるぐる回る回転性めまい、ふらふらする浮動性めまい、立ちくらみのような失神型めまいに分類されます。日本では約2500万人がめまいの症状を経験しており、特に高齢化社会の進行とともに患者数は年々増加傾向にあります。

厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、めまいの有訴者率は全体で20.3％、65歳以上では30.0％と報告されています。特に70歳以上では半数以上の方に何らかのめまいの症状があるとされており、高齢化社会の進行とともに患者数は増加傾向にあります。また、スマートフォンの普及により若年層でも首や肩への負担が増加しており、将来的な発症リスクの高まりが懸念されています。

また、夜間のめまいで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

めまいの原因

めまいは難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には耳鼻咽喉科や神経内科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、めまいはひとつの原因で起こっているものではないということです。

めまいの原因として次のようなものが挙げられます。

めまいはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。三半規管や前庭などの平衡感覚を司る器官に炎症や障害が起こることで、回転性のめまいが生じることもあります。

特に脳血管障害や脳腫瘍などにより、平衡感覚を処理する脳の部位に異常が生じると、浮動性のめまいが起こります。また、低血圧や起立性低血圧により脳への血流が不足すると、立ちくらみのような失神型めまいが生じることも多く見られます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

めまいでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

めまいの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

症状の一時的な抑制にとどまることが多く、根本的な改善には至らない場合があります。また、眠気や倦怠感などの副作用が現れることもあります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での訓練が必要です。症状によっては訓練により一時的にめまいが悪化することもあります。

生活指導

生活習慣の改善は重要ですが、即効性がなく、患者さんの意識と継続的な努力が必要です。

原因疾患の治療

検査で明確な原因が特定できない場合が多く、対症療法にとどまることがあります。

めまいを改善するために

めまいの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

めまいは、単に内耳の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、頚椎だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、めまいの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬に頼らずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

めまいの改善には平衡感覚の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにめまいの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

めまいのQ＆A

めまいは自然に治りますか？

軽度のめまいは生活習慣の改善により自然に改善することもありますが、根本原因が解決されていない場合は再発する可能性が高いです。適切な治療を受けることで改善の可能性が高まります。

めまいの人がやってはいけないことは？

急な頭の動きや体位変換は避け、高所での作業や運転は控えましょう。また、過度のストレスや睡眠不足、脱水状態はめまいを悪化させるため注意が必要です。

めまいと頭痛は関係がありますか？

脳血管の異常や自律神経の乱れにより、めまいと頭痛が同時に現れることがあります。特に浮動性めまいでは頭痛を伴うことが多く見られます。

めまいで救急車を呼ぶ基準は？

激しいめまいに加えて意識障害、言語障害、手足の麻痺、激しい頭痛がある場合は脳血管障害の可能性があるため、すぐに救急車を呼んでください。

めまいは遺伝しますか？

めまい自体が遺伝することは稀ですが、メニエール病や片頭痛性めまいなど、一部の疾患では家族性の傾向が見られることがあります。

めまいに効果的な食べ物はありますか？

ビタミンB群を含む食品や、血流を改善する効果のある食品が有効とされています。また、塩分の過剰摂取は避け、適度な水分補給を心がけることが大切です。

めまいが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、めまいの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に頼らずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。