突発性難聴

突発性難聴とは

突発性難聴とは、明確な原因が特定できずに突然片側の耳が聞こえにくくなる病気です。前触れもなく朝起きた時や日中のふとした瞬間に気づくことが多く、「耳が詰まった感じ」「音がこもる」「人の声が聞こえにくい」といった感覚を伴います。

多くの場合は片耳のみに発症します。耳鳴りやめまいを併発することも珍しくありません。厚生労働省による全国疫学調査によると、推計年間受療患者数は増加傾向にあり、2001年の調査では35,000人と報告されています。

過去の調査と比較すると、1987年は16,700人、1993年は24,000人であったことから、年々患者数が増加していることが分かります。現代社会のストレス増加や生活習慣の変化が影響していると考えられています。

突発性難聴を放置すると、発症後おおよそ1か月が経つと耳の障害が固定されてしまうため、早期治療が極めて重要です。夜間の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。

突発性難聴の原因

突発性難聴は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、突発性難聴はひとつの原因で起こっているものではないということです。

突発性難聴の原因として次のようなものが挙げられます。

突発性難聴はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。風邪やヘルペスなどのウイルスが内耳に感染し炎症を起こすことで聴力低下が生じることもあります。

また、内耳の有毛細胞への血液供給が動脈硬化や出血などによって障害され、突発性難聴を引き起こすという説も有力です。過度のストレスにより交感神経が優位になり血管が収縮することで、内耳への血流が悪くなり発症するケースもあります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

突発性難聴でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

突発性難聴の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

ステロイド薬治療

副作用として胃潰瘍、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などのリスクがあり、長期使用には注意が必要です。また、効果には個人差があり、全ての患者さんに効果があるわけではありません。

循環改善薬・ビタミン剤

根本的な治療効果は限定的で、補助的な役割にとどまることが多いです。継続的な服用が必要で、費用負担も軽視できません。

鼓膜内ステロイド注入

侵襲的な処置であり、感染リスクや鼓膜損傷の可能性があります。また、効果が期待できる症例が限られています。痛みを伴う処置でもあります。

高圧酸素療法

特殊な装置が必要で、治療を受けられる施設が限られています。閉所恐怖症の方には適さず、効果が現れるまでに時間がかかることもあります。

突発性難聴を改善するために

突発性難聴の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

突発性難聴は、単に耳の問題だけではなく、首肩の緊張による血流不良や自律神経の乱れも関係しています。

当院では、耳だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、突発性難聴の根本的な改善を目指します。

また、ストレス管理や生活習慣の改善指導も重視し、再発防止にも力を入れています。医療機関での治療と並行して、身体全体のバランスを整える方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

突発性難聴の改善には耳の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに突発性難聴の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

突発性難聴のQ＆A

突発性難聴は自然に治りますか？

自然治癒する可能性は低く、適切な治療を受けても完治率は約3分の1とされています。早期治療開始が回復の鍵となるため、症状に気づいたらすぐに医療機関を受診することが重要です。

突発性難聴の人がやってはいけないことは？

長時間のイヤホン使用、大音量での音楽鑑賞、過度なストレス、睡眠不足は避けるべきです。安静と十分な休息が何より重要で、無理をしないことが回復への近道です。

完全に聴力が戻る可能性はどれくらいありますか？

統計上、適切な治療を受けた場合でも完治は約3分の1、部分回復が3分の1、改善なしが3分の1とされています。発症から治療開始までの期間が短いほど、回復の可能性が高くなります。

原因が分からないのになぜ治療できるのですか？

炎症や血流障害など推定される病態に対してアプローチすることで、一定の治療効果が期待できるためです。当院では身体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を高める施術を行います。

整体や鍼灸で改善する可能性はありますか？

首肩の緊張による血流改善や自律神経調整により、症状軽減の可能性があります。医療機関での治療との併用が望ましく、総合的なアプローチが効果的です。

反対側の耳も難聴になる可能性はありますか？

両側同時発症は稀ですが、時間を置いて反対側に発症する可能性は完全には否定できません。定期的な聴力チェックと予防的なケアが大切です。

突発性難聴が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、突発性難聴の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、医療機関との併用で改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。