肩の痛み

肩の痛みとは

肩の痛みとは、肩関節周辺の筋肉、腱、関節包、骨などの組織に何らかの異常が生じることで起こる症状です。最も多いのは40代から50代に発症する肩関節周囲炎で、一般的に四十肩・五十肩と呼ばれています。

特定の原因がなく突然痛みが現れ、肩の動きが制限されるのが特徴です。症状は炎症による激しい痛みの時期から、関節が固くなり動きにくくなる時期、そして徐々に回復していく時期の3段階に分かれることが多くあります。適切な治療を行わないと長期間にわたって日常生活に支障をきたすことがあります。

現代社会では、デスクワークや長時間のスマートフォン使用により肩の痛みで悩む方が急激に増加しています。厚生労働省の調査では、肩こりは女性の自覚症状第1位となっており、推定では肩の痛みで悩む人は日本全国で数百万人規模に達すると考えられています。

また、一人で料理を作ることすら困難になり、家族に大きな負担をかけてしまう可能性もあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

肩の痛みの原因

肩の痛みは難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、肩の痛みはひとつの原因で起こっているものではないということです。

肩の痛みの原因として次のようなものが挙げられます。

肩の痛みはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。特に現代では、パソコン作業やスマートフォンの使用により肩が前に出た猫背姿勢が続くことで、肩周辺の筋肉に過度な負担がかかるケースが非常に多くなっています。

この複数の原因が引き金となり、肩関節の可動域減少や肩部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、肩の痛みが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

肩の痛みでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩の痛みの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期服用により胃腸障害や肝機能障害のリスクがあり、根本原因の解決にはならず一時的な症状緩和に留まります。薬への依存や副作用の心配もあります。

湿布・外用薬の処方

皮膚かぶれや薬剤成分による刺激で症状が悪化する場合があり、効果の持続時間が短く根本的な改善は期待できません。一時しのぎに過ぎない場合が多いです。

理学療法・リハビリテーション

継続的な通院が必要で時間がかかり、急性期に無理な運動を行うと症状が悪化する可能性があります。また、個人の症状に合わせた細かな調整が困難な場合があります。

神経ブロック注射

一時的な麻痺により腕に力が入らなくなるリスクがあり、効果の持続期間が短く根本的な解決にはなりません。繰り返し注射を受ける必要があります。

肩の痛みを改善するために

肩の痛みの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

肩の痛みは、単に肩の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、肩だけでなく、首や背中、体全体のバランスを整えることで、肩の痛みの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

肩の痛みの改善には肩の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに肩の痛みの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

肩の痛みのQ＆A

肩の痛みは自然に治りますか？

軽度の肩の痛みは自然治癒することもありますが、肩関節周囲炎の場合は適切な治療なしに完全に治ることは少ないです。放置すると症状が長期化し、可動域制限が残る可能性があるため早期の対処が重要です。

肩の痛みの人がやってはいけないことは？

炎症が強い急性期に無理に肩を動かしたり、強いマッサージを受けることは避けてください。また、痛みのある肩を下にして寝ることや、完全に肩を動かさないことも症状悪化の原因となります。適切な時期に適切な対処をすることが大切です。

肩の痛みと首の痛みは関係がありますか？

密接な関係があります。首の神経痛が肩に放散することや、肩の痛みをかばうことで首の筋肉に負担がかかることがあります。姿勢の悪化により両方同時に症状が現れることも多く、総合的な治療が必要です。

マッサージを受けても大丈夫ですか？

炎症が強い急性期は避けるべきですが、慢性期であれば適切なマッサージは効果的です。ただし、強すぎる刺激は症状を悪化させる可能性があるため、専門知識を持った施術者による治療を受けることをお勧めします。

肩の痛みが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、肩の痛みの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。