
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
前屈をしても手が床に届かない、開脚をすると脚の付け根が詰まる。妊活を始めてから、自分の股関節の硬さが急に気になりはじめた方もいると思います。このまま妊活を続けて大丈夫なのか、不安になりますよね。
中林整骨院・なかもず院の中林です。この記事では、妊活中の股関節の硬さについて、考え方の目安、家でできるケア、相談を考えたいタイミングについて、私の経験も交えてお話しします。


先に全体像を確認したい方は、妊活の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。


無理せず状態を確認しましょう
前屈で床が遠い、開脚で脚が思うように開かない。そんなきっかけで、妊活との関係を調べはじめる方は少なくありません。
まず確認しておきたいのは、痛みなのか、突っ張る感じなのか、引っかかる感じなのかという違いです。感じ方によって、体の中で起きていることが変わるケースもあります。左右どちらが強いかも一緒に思い出してみてください。
痛みの出る動きが決まっている場合は、しゃがむ、靴下を履く、階段を上がるなど、どんな場面で起きるかをメモしておくと、あとで状態を確認するときの大切な手がかりになります。
股関節が硬いと妊娠しにくい、という話を目にして不安になった方も多いでしょう。言われている背景と、まだわかっていないことを順にお伝えします。
股関節は骨盤とつながっていて、動きが小さくなるとお尻やももの筋肉が緊張しやすくなります。その結果、下半身の血の巡りが滞りやすくなるという見方もできます。
冷えやむくみ、腰の重だるさとして感じる方もいます。ただし、それが妊娠のしやすさに直結すると言い切れる十分な根拠は、現時点では限られているとされています。
不妊の背景は人によってさまざまで、股関節の硬さだけで妊娠できるかどうかが決まるわけではありません。硬いからといって、自分を責める必要はないのです。
実は、開脚ができるかどうかよりも、日常で脚の付け根がスムーズに動くかのほうが大切だと考えています。動きやすい体を保つことは、妊活を続ける毎日の土台になります。
開脚の角度を測って、広がらないことに落ち込む方がいます。けれども角度は、骨格や体質による個人差が大きい部分です。体質的に開きにくい方が無理に広げようとすると、関節まわりを痛める心配もあります。
目安にしたいのは、あぐらで座ったときに骨盤が後ろへ倒れていないか、椅子から立つときに脚の付け根がつかえないかといった普段の動作です。左右差があるかどうかも確かめておきましょう。
こうした動作が滑らかなら、開脚が硬くても、日常生活での股関節の動きは保たれている可能性があります。反対に、動作の途中でつかえるなら、見直す価値があるでしょう。
デスクワークが長い方ほど、股関節まわりはじわじわと動きが小さくなりやすいものです。ここでは、日々の生活の中で硬くなっていく流れを、順を追ってお伝えします。
座っている間、脚の付け根は曲がったままです。この姿勢が続くと前側の筋肉が縮こまり、お尻の筋肉は使われにくくなっていきます。
立ち上がっても歩幅が小さくなり、さらに動かなくなる。こうした悪循環が、数か月から数年かけて硬さを強めていくケースがあります。冷えやむくみを感じやすい方は、特に当てはまりやすいでしょう。
数々のご相談の中でも多いのが、片側の脚ばかりに体重をかけて立つ癖です。左右で股関節の動きに差が出て、骨盤の傾きにもつながります。
学生時代の部活動やケガの経験が、今の動きの癖として残っていることもあります。私自身も太ももの骨折を経験していて、痛みをかばう歩き方が後々まで残る感覚はよくわかります。
家でケアを始めるときは、頑張りすぎず、次の点を守るところから始めてみてください。
伸ばす強さは、痛みが出る手前までにとどめるのが基本です。無理に伸ばすと筋肉が防御して固まり、かえって動きが小さくなることがあるためです。
内ももや脚の付け根の前側など、気持ちよく伸びる場所から始めてみてください。膝を抱えて左右にゆっくり倒すなど、寝たままできる動きなら続けやすいでしょう。自宅ケアの範囲は、無理なく呼吸が続く強さまでです。
脚の付け根に鋭い痛みが出る、動かすとズキッとする場合は、無理に伸ばさないほうがよいでしょう。これは相談する目安の一つでもあります。
下腹部の痛みや不正出血があるときは自己判断で動かないようにして、先に婦人科の医師へ相談してください。治療の周期中は運動に制限が出ることもあるため、主治医に確認しておくと安心です。
妊娠の可能性がある時期や、治療のスケジュールが決まっている時期は、運動の強さを決める前に、かかりつけの医療機関へ伝えておくと安心して続けられます。
股関節の硬い方は、夜になると脚が重く、足先が冷えると話されることがよくあります。
入浴では肩までゆっくり温まり、湯上がりに脚の付け根を軽く動かしておくと、気持ちの切り替えにもなります。長く座った日は、途中で立ち上がって歩く回数を増やすことも、家でできる小さな工夫です。
就寝前に長時間スマートフォンを見ながら同じ姿勢で過ごすと、脚の付け根はさらに縮こまりがちです。寝る前に膝を左右へゆっくり倒す程度の動きでも、体がゆるむ感覚をつかめます。
数週間続けても動きが変わらない、すぐに元へ戻る。そんな繰り返す硬さが続くなら、一度状態を確認したいところです。向いているケアは、硬さの出どころで変わります。
筋肉の張りか、関節の動きか、動き方の癖か。検査でこの違いを確認し、医療機関での治療と並行して、体の使い方の負担を減らす視点でお手伝いします。
施術は、医療機関で行われる検査や治療の代わりではありません。あくまで、日々の体の使い方や生活習慣の負担を確認し、続けやすいケアを一緒に考える場としてお使いください。
妊活中の股関節の硬さは、それだけで妊娠が決まるものではありません。ただ、座りっぱなしで動きが小さくなっているなら、日常の負担を減らす余地は十分にあります。焦らず、できることから重ねていきましょう。
今夜は入浴後に、椅子の背に手を置いて、脚を前後にゆっくり振るところから始めてみてください。痛みのない範囲で、左右の差や、動かしたときの感覚を覚えておければ十分です。続けるうちに、少しずつ変化が感じられる方もいます。
股関節だけでなく、骨盤の動きや歩き方の癖も含めて確認したい方は、中林整骨院・なかもず院へお気軽にご相談ください。

