梨状筋症候群

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群とは、お尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなったり炎症を起こしたりして、その下を通る坐骨神経を圧迫することで起こる症状です。

お尻から太もも、ふくらはぎ、時には足先まで痛みやしびれが広がります。まるで電気が走るようなピリピリとした感覚や焼けるような痛みを感じることが特徴的な症状です。

デスクワークの増加により、現代では特に多く見られる症状となっています。日本における坐骨神経痛の発生頻度は1.6〜43％とされており、腰痛患者の5〜10％が坐骨神経痛を伴っていると報告されています。特に60代の患者が最も多く、続いて50代、70代の順で発症が多い傾向にあります。

梨状筋症候群を放置すると、初期の軽い違和感から徐々に症状が悪化していきます。日常生活に深刻な支障をきたす可能性があるため、早期の対処が重要です。

梨状筋症候群の原因

梨状筋症候群は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、梨状筋症候群はひとつの原因で起こっているものではないということです。

梨状筋症候群の原因として次のようなものが挙げられます。

梨状筋症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。デスクワークや長距離運転など、同じ姿勢を続けることで梨状筋が圧迫され、坐骨神経への刺激が強まります。

運動不足により股関節周囲の筋肉が硬くなる一方、アスリートでは梨状筋への過度な負荷が神経圧迫を引き起こすこともあります。また、年齢とともに靭帯や軟骨の弾力性が失われ、日常の軽い負荷でも損傷しやすくなります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

梨状筋症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

梨状筋症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な治癒ではなく対症療法に留まります。

ストレッチ・理学療法

継続的な実施が必要で、専門家の指導なしでは効果が限定的であり、時間と費用がかかります。

注射療法

一時的な効果しか期待できず、繰り返し注射が必要になる場合があり、感染リスクも伴います。

手術療法

侵襲的治療であり、術後の合併症リスクや回復期間が長く、必ずしも症状の完全改善が保証されません。

梨状筋症候群を改善するために

梨状筋症候群の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

梨状筋症候群は、単にお尻の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、お尻だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、梨状筋症候群の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

梨状筋症候群の改善にはお尻の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに梨状筋症候群の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

梨状筋症候群のQ＆A

梨状筋症候群は自然に治りますか？

軽度であれば自然治癒の可能性もありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたす恐れがあるため、早期の対処をお勧めします。

梨状筋症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の座位、足を組む姿勢、急激な股関節の動き、無理なストレッチなどは避けてください。症状を悪化させる可能性があります。

梨状筋症候群と坐骨神経痛の違いは何ですか？

坐骨神経痛は症状の総称で、梨状筋症候群はその原因の一つです。腰椎の問題ではなく、梨状筋による神経圧迫が原因となる点が特徴です。

どれくらいの期間で改善しますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善が期待できます。根本原因にアプローチすることが重要です。

運動しても大丈夫ですか？

適度な運動は改善に効果的ですが、症状を悪化させる動きもあります。専門家の指導のもと、個人の状態に合わせた運動を行うことが大切です。

仕事を休む必要がありますか？

症状の程度によりますが、多くの場合は仕事を続けながら治療できます。座位時間を短縮したり、姿勢を工夫したりすることで対応可能です。

他の病気の可能性はありますか？

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、仙腸関節の問題など、似た症状を呈する疾患があります。正確な診断のため、専門的な検査が必要です。

何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。必要に応じて、整骨院や理学療法士による治療も効果的です。

手術以外に治療法はありますか？

はい、保存療法として整体治療、ストレッチ、姿勢改善指導など、手術以外の選択肢も多数あります。根本原因にアプローチする治療が重要です。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動、長時間座位の回避、ストレス管理などが重要です。生活習慣の改善と継続的なケアが再発防止の鍵となります。

梨状筋症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、梨状筋症候群の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

梨状筋症候群が改善されることで、仕事への集中力が戻ります。長時間のデスクワークや商談でも、お尻の痛みに悩まされることがなくなるのです。

趣味や運動も制限なく楽しめるようになります。ゴルフのスイングも以前のように力強く行えるようになり、スコアの向上も期待できます。夜間の痛みから解放されることで、深い眠りを得られます。朝の目覚めもすっきりとし、一日を活動的に過ごせるようになるでしょう。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。