不育症

不育症とは

不育症は、妊娠はするものの流産や死産を2回以上繰り返すことで、結果的に赤ちゃんを得ることができない状態を指します。具体的には妊娠22週未満での流産を2回以上経験した場合や、妊娠22週以降の死産、新生児が生後1週間以内に亡くなった場合が含まれます。

単なる偶然による流産とは異なり、何らかの要因が背景にある可能性が高い症状です。厚生労働省研究班の調査によると、不育症患者は妊娠経験者の約4.2％で発生し、日本全国で約140万人いると推定されています。

毎年妊娠する人のうち、数万人が不育症の可能性があると考えられており、決して珍しい症状ではありません。しかし、この症状についての認知度はまだ低く、適切な治療を受けられていない方も多くいらっしゃいます。

経済的な負担も増大し、高額な検査費用や治療費により家計を圧迫してしまいます。仕事との両立も困難になり、社会生活全般に支障をきたすことも少なくありません。

不育症の原因

不育症は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には病院を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、不育症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

不育症の原因として次のようなものが挙げられます。

不育症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。自己免疫の異常により血栓ができやすくなり、胎盤への血流が阻害されることで流産や死産を引き起こします。

先天的な子宮の形の異常により、胎児が正常に成長できる環境が整わず、妊娠継続が困難になります。また、親の染色体に異常があることで、受精卵にも染色体異常が生じやすくなり、流産のリスクが高まります。甲状腺機能低下症や糖尿病、黄体機能不全などのホルモン異常により、妊娠維持に必要な環境が整わない場合もあります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

不育症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不育症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

低用量アスピリン療法

胃腸障害や出血傾向などの副作用があり、妊娠28週以降の服用には注意が必要です。また、効果には個人差があり、すべての方に有効とは限りません。

ヘパリン在宅自己注射療法

毎日2回の自己注射が必要で負担が大きく、注射部位の発赤や腫脹、稀にアナフィラキシー反応のリスクがあります。長期間の継続が必要になります。

子宮形態異常の手術療法

手術を行わなくても出産している例も多く、手術の必要性の判断が困難な場合があります。また、手術自体にリスクが伴い、根本的な解決にならない場合もあります。

遺伝カウンセリング

染色体異常そのものを治療することはできず、根本的な解決策としては限定的です。心理的サポートが主体となるため、具体的な治療効果は期待できません。

着床前検査

高度な技術と設備が必要で費用が高額になり、すべての医療機関で実施できるわけではありません。体外受精が前提となるため、身体的負担も大きくなります。

内分泌治療

基礎疾患の治療が主体となるため、専門的な治療が必要な場合は他の医療機関への紹介が必要になります。対症療法が中心で根本的な改善には限界があります。

不育症を改善するために

不育症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

不育症は、単に婦人科的な問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、婦人科的な問題だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、不育症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬に依存せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

不育症の改善には婦人科的な症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに不育症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

不育症のQ＆A

不育症は自然に治りますか？

不育症の原因によって異なりますが、多くの場合は自然治癒は困難です。しかし、適切な検査と治療により妊娠継続率は大幅に改善することが可能です。当院では身体全体からアプローチすることで改善を目指します。

不育症の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、喫煙、過量の飲酒、激しい運動は避けるべきです。また、自己判断での薬の服用や民間療法への過度な依存も控えましょう。穏やかな生活を心がけることが大切です。

1回目の流産と2回目の流産に違いはありますか？

1回目は偶発的な原因が多いですが、2回目以降は何らかのリスク因子が関与している可能性が高くなります。検査を受けることが重要です。当院では詳しい検査により原因を特定いたします。

不育症と不妊症の違いは何ですか？

不妊症は妊娠自体が困難な状態で、不育症は妊娠はするものの妊娠継続が困難な状態です。原因や治療法も異なるため、適切な診断と治療が必要です。

どの診療科を受診すればよいですか？

産婦人科または不育症専門外来を受診することをお勧めします。まずはかかりつけの産婦人科で相談し、必要に応じて専門医への紹介を受けましょう。

治療中の妊娠は可能ですか？

治療法によって異なりますが、多くの場合は治療を継続しながら妊娠・出産が可能です。医師との十分な相談のもとで計画的に進めることが大切です。

家族にも遺伝する可能性はありますか？

染色体異常が原因の場合は遺伝する可能性がありますが、すべての不育症が遺伝するわけではありません。遺伝カウンセリングで詳しい説明を受けましょう。

ストレスは不育症に影響しますか？

過度なストレスは血流悪化やホルモンバランスの乱れを招き、妊娠継続に悪影響を与える可能性があります。適切なストレス管理が重要です。

年齢は不育症に関係ありますか？

35歳以上では胎児の染色体異常のリスクが高まり、流産率も上昇します。しかし、適切な治療により年齢に関係なく改善の可能性があります。

不育症の症状が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、不育症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に依存せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

流産への恐怖や不安のせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。