乗り物酔い

乗り物酔いとは

乗り物酔いとは、車やバス、電車、船などの乗り物に乗った際に、揺れや不規則な加速・減速によって起こる体の不調のことです。内耳にある三半規管や耳石器で感じる動きの情報と、目や体で感じる情報に食い違いが生じることで脳が混乱し、自律神経系に異常な反応が起こります。

その結果、めまいや吐き気、嘔吐、冷や汗、頭痛などの症状が現れる状態を指します。程度の差はあれ多くの人が経験する症状で、特に3歳から12歳頃の小脳発達期の子どもに多く見られますが、成人でも体調や環境によって症状が現れることがあります。

乗り物酔いの正確な全国統計は限定的ですが、程度の差はあれ多くの人が経験する症状です。特に3歳から12歳頃の小脳発達期の子どもに多く見られ、成人でも体調や環境によって症状が現れることがあります。国内の推定では、定期的に乗り物酔いに悩まされている人は人口の10-15%程度とされており、約1500万人が何らかの形で乗り物酔いを経験していると考えられています。

また、仕事面では営業活動や出張が制限され、キャリアの選択肢が狭まることも考えられます。プライベートでは友人や家族との旅行を諦めることが増え、人間関係にも影響を与える可能性があります。

乗り物酔いの原因

乗り物酔いは難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には内科や耳鼻科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、乗り物酔いはひとつの原因で起こっているものではないということです。

乗り物酔いの原因として次のようなものが挙げられます。

乗り物酔いはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。内耳の三半規管で感じる動きと、目で見る情報との間にズレが生じることで脳が混乱し、酔いの症状が現れます。

特に睡眠不足や疲労、ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れると、乗り物の刺激に対する耐性が低下します。また、「また酔うかもしれない」という不安や恐怖心が症状を悪化させ、実際に酔いやすい状態を作り出すこともあります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

乗り物酔いでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

乗り物酔いの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

酔い止め薬の処方

眠気や集中力低下などの副作用があり、運転や仕事に支障をきたす可能性があります。また、根本的な改善ではなく一時的な症状抑制にとどまります。

抗不安薬の使用

依存性のリスクがあり、長期使用は推奨されません。また、薬に頼る心理的依存が生じる可能性もあります。

生活指導

一般的なアドバイスにとどまることが多く、個人の体質や症状に合わせた具体的な改善策が提示されにくい傾向があります。

平衡機能検査

検査で異常が見つからない場合、「問題ない」として具体的な治療につながらないケースがあります。

乗り物酔いを改善するために

乗り物酔いの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

乗り物酔いは、単に内耳の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、自律神経の調整や姿勢の改善、バランス感覚の向上など、体質そのものにアプローチすることで、乗り物酔いの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬に依存せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

乗り物酔いの改善には自律神経だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに乗り物酔いの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

乗り物酔いのQ＆A

乗り物酔いは自然に治りますか？

子どもの場合は成長とともに改善することが多いですが、大人の場合は適切なアプローチなしに自然治癒することは少ないです。根本原因を特定し、体質改善に取り組むことが重要です。

乗り物酔いの人がやってはいけないことは？

乗車中の読書やスマホ操作、満腹や空腹状態での乗車、睡眠不足での移動は避けましょう。また、「酔うかも」という不安を強く持ちすぎることも症状を悪化させます。

酔い止め薬は毎日飲んでも大丈夫ですか？

長期連用は眠気や集中力低下などの副作用リスクがあります。薬に依存せず、根本的な体質改善を目指すことをお勧めします。当院では薬に頼らない改善方法をご提案しています。

大人になってから急に乗り物酔いするようになったのはなぜ？

ストレス、睡眠不足、姿勢の悪化、自律神経の乱れなどが原因として考えられます。生活習慣の変化や体質の変化を詳しく分析し、個別の原因を特定することが大切です。

乗り物酔いを根本的に治す方法はありますか？

はい、根本改善は可能です。自律神経の調整、姿勢の改善、バランス感覚の向上など、体質そのものにアプローチすることで、薬に頼らない改善を目指すことができます。

どの診療科を受診すれば良いですか？

一般的には耳鼻咽喉科や内科を受診しますが、根本改善を目指すなら自律神経や姿勢の専門家に相談することをお勧めします。当院では包括的なアプローチで対応しています。

乗り物酔いが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、乗り物酔いの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に依存せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

症状のせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。