
院長:中林お気軽にご相談ください!

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「また今日もむせてしまった…」そんなふうに、毎回の授乳のたびにハラハラしているお母さん、いらっしゃいませんか?授乳中に赤ちゃんが苦しそうにむせる姿を見ると、「何か病気じゃないか」「飲み方がおかしいのかな」と心配になってしまいますよね。
実は、赤ちゃんの頭の形や向き癖と、授乳中のむせには深い関係があることをご存知でしょうか。今回は、授乳中にむせる原因から家庭でできる対処法、さらに見逃しがちな体のゆがみとの関係まで、25年以上赤ちゃんの施術に携わってきた私の視点からお伝えしていきます。




こんにちは、中林整骨院・なかもず院の中林佑樹です。当院には産前産後のお母さんや赤ちゃんが多く来院してくださいますが、「授乳中にむせることが多くて…」というご相談は本当によくいただきます。むせること自体は珍しくないのですが、背景に首のこわばりや頭のゆがみが潜んでいることも少なくありません。焦らず、でも早めに原因を確認することがとても大切です
赤ちゃんが授乳中にむせる場面は、新生児期から生後3ヶ月頃にかけて特によく見られます。「うちの子だけ?」と思いがちですが、実は多くの赤ちゃんに起こることです。ただ、毎回繰り返すのであれば、その原因をきちんと把握しておくことが大切です。むせの原因は一つではなく、いくつかの要因が重なっているケースがほとんどだからです。
授乳が始まった瞬間、勢いよく母乳が出ることを「射乳反射」といいます。赤ちゃんがまだ飲み込む準備ができていないタイミングで一気に流れ込んでくるため、むせやすくなります。特に母乳育児中のお母さんに多く見られるパターンです。
授乳前に少し搾乳をして最初の勢いを弱めてあげるだけで、むせる回数がぐっと減ることがあります。ぜひ試してみてください。
ミルク育児の場合は、哺乳瓶の乳首(ニップル)の穴のサイズが大きすぎることが原因のひとつです。月齢よりも大きいサイズを使っていると、赤ちゃんが吸う力に対してミルクが出すぎてしまいます。パッケージに書かれている月齢の目安を改めて確認してみましょう。
赤ちゃんを水平に近い姿勢で授乳していると、口の中にミルクがたまりやすくなり、むせやすくなります。少し頭を高くした「縦抱き気味の授乳姿勢」にするだけで改善するケースも多いです。首がすわっていない時期でも、縦抱き授乳は安全に行えます。
これは見落とされがちな原因です。赤ちゃんの首の筋肉が左右どちらかにこわばっていると、特定の方向を向いたときに飲み込みにくくなり、むせやすくなります。「いつも同じ向きでしかうまく飲めない」「片側だけよくむせる」という場合は、この可能性を疑ってみてください。
授乳中のむせが続いている赤ちゃんをよく観察していると、体の使い方に偏りが出ていることに気づくことがあります。単に「飲み込みが下手」なのではなく、体のバランスそのものに問題が起きているサインである場合があるからです。特に次のような様子が見られる場合は、体のゆがみが関係している可能性があります。
こうした様子は、赤ちゃんの向き癖や、その背景にある首の筋肉のこわばりと関係していることがあります。「むせ」という現象だけに目を向けてしまうと、本当の原因を見逃してしまうことになります。
「授乳のむせ」と「頭の形や向き癖」、この2つは一見無関係に思えますよね。でも、長年赤ちゃんの施術を行ってきた私の経験からいうと、この2つが同時に起きているケースは非常に多いのです。
赤ちゃんの首の筋肉(特に胸鎖乳突筋)がこわばっていると、頭が一方向に傾いたり、特定の方向に向きやすくなります。これが向き癖の原因のひとつになり、同時に授乳時の体の向きを制限することでむせやすい状況をつくり出します。つまり、むせと向き癖は「首のこわばり」という同じ根っこから生まれていることがあるのです。
さらに、向き癖が続くと後頭部への圧力が偏り、赤ちゃんの頭のゆがみへとつながっていきます。生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨が硬くなり、形の矯正がとても難しくなってしまいます。「むせる」という毎日のサインを、赤ちゃんの体全体を見直すきっかけにしてほしいと思っています。
とはいえ、「今すぐ何とかしたい」というお気持ちが一番強いですよね。まずは家庭でできる対処法をお伝えします。これらはどれも今日から実践できることばかりです。
母乳の勢いが強い方は、授乳を始める前に少しだけ搾乳して最初の勢いを逃がしてあげましょう。タオルや搾乳機で少し出してから飲ませるだけで、むせる回数が落ち着くことがあります。
赤ちゃんの頭が体より少し高くなるように縦抱きにして授乳することで、ミルクや母乳がのどに一気に流れ込みにくくなります。リクライニングポジションや縦抱きポジションを試してみてください。
途中で乳首を離して、軽くゲップをさせるタイミングを挟むと、飲み込む量をコントロールしやすくなります。一気に飲ませようとせず、休み休み飲ませることを意識してみましょう。
むせている最中は、焦って横にしたりせず、まず縦抱きにして赤ちゃんの体を起こしてあげましょう。背中をやさしくさすることで、のどに入りかけたものが早く落ち着きます。顔色が青くなる・呼吸が止まるなど深刻な様子がある場合はすぐに医療機関へ連絡してください。
ミルク育児の方は、使っている乳首の穴サイズが月齢に合っているかどうか、パッケージで確認してみてください。サイズを一段階下げるだけで、流れる量がちょうどよくなることがあります。
小児科に相談すると「むせるのはよくあること、様子を見ましょう」と言われることがほとんどです。確かに軽度のむせであればそれで問題ないことも多いのですが、毎回必ずむせる・飲んだ後に苦しそうにしている・向き癖や頭のゆがみも気になる、というケースは体の根本的なバランスを確認する必要があります。
私が施術で大切にしているのは、「結果だけを見るのではなく、なぜそうなっているかの原因を徹底的に探ること」です。むせそのものを止めようとするのではなく、なぜ飲みにくい体になっているのかをしっかり検査する。これが当院のアプローチです。
当院ではお子さんの姿勢分析や関節の動き、筋肉の緊張状態などを複数の検査で確認し、赤ちゃん一人ひとりに合った施術を行っています。施術は優しく、痛みの少ない方法で行いますので、赤ちゃんへの負担もとても小さいです。検査から施術まですべて私が一人で担当していますので、毎回説明しなおす必要もありません。
赤ちゃんの体は、生後6ヶ月を境に頭蓋骨が急速に硬くなっていきます。それまでの柔らかい時期に適切なアプローチを行うことで、頭の形はもちろん、首のこわばりや向き癖も改善しやすい状態にあります。「まだ様子を見てもいいか」と思っている間に、大切な時期を逃してしまうことがあります。
今、赤ちゃんが授乳中によくむせていて、しかも向き癖や頭の形も気になるという方は、できるだけ早めにご相談ください。私自身も1ヶ月早く生まれ、2,800グラムという小さな体でこの世に出てきた経験があります。幼少期は体調不良も多く、体のケアの大切さは人一倍感じてきました。だからこそ、赤ちゃんとそのご家族のお力になりたいという気持ちを強く持っています。
一人で悩まないでください。「こんなことで相談していいのかな」なんて遠慮は無用です。どんな小さなお悩みでも、ぜひ気軽に声をかけてほしいと思っています。当院でお待ちしています。





