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赤ちゃんが片側おっぱいを嫌がるのは向き癖のせい?

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深夜の授乳中に「またこっちを向いてる…」とため息をついたことはありませんか。中林整骨院・なかもず院の中林です。

生後2か月ごろから、赤ちゃんの向き癖が目立ち始め、授乳のたびに片側を嫌がる様子を見て不安になっているママはとても多いです。

「毎回右からしか飲まない」「左に向けようとすると泣く」—そんなお悩みは、授乳の左右の向きと向き癖が深くつながっているサインかもしれません。

今回は、授乳の偏りがなぜ向き癖を引き起こすのか、そして今日からできる改善のコツをわかりやすくお伝えしていきます。

院長:中林

4人の子どもを育てた父親でもある私が臨床を通じて実感してきたことですが、授乳の左右差は向き癖の大きな引き金になります。早めに気づいて対処してあげることが何より大切です

目次

授乳の向きと向き癖はなぜつながるのか

赤ちゃんの頭蓋骨は生後6か月頃まで非常に柔らかく、同じ方向に圧力がかかり続けると変形しやすい状態にあります。授乳のたびに同じ腕で抱いていると、赤ちゃんの頭はいつも同じ向きに固定されてしまいます。これが毎日積み重なることで首の筋肉に左右差が生まれ、やがて向き癖として定着してしまうのです。

特に右利きのママは要注意です。右腕での抱っこに慣れているため、無意識に右側中心の授乳になりがちです。気づかないうちに月単位で同じ姿勢が続いているケースも珍しくありません。

向き癖の原因についてはさらに詳しく別の記事でも解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。→赤ちゃんの向き癖はなぜ起こる?5つの原因を解説

赤ちゃんが片側を嫌がるのはなぜ?

赤ちゃんが左を嫌がるのには、ちゃんとした理由があります。お腹の中にいたときの姿勢や出産時の影響で、首の筋肉の緊張に左右差が生まれることがあるのです。

その状態のまま特定の方向からしか授乳しないと、緊張した側の首をさらに使わせることになります。赤ちゃんが片側の授乳を嫌がるのは、その姿勢が体にとって不快なサインである可能性があります

首の筋肉が固くなっている側は、反対方向へ頭を向けるときに違和感を覚えます。当院で授乳時の偏りを相談に来られたママさんの赤ちゃんを触診すると、首の左右差がはっきり確認できるケースがほとんどです。

向き癖と頭の形が悪循環を起こす

向き癖が続くと後頭部の片側だけに圧力がかかり続け、赤ちゃんの頭の形が変形するリスクが高まります。さらに困るのは、頭の形が変形するとその平らになった部分が下になりやすくなり、向き癖がさらに悪化するという悪循環に陥ってしまうことです。

生後2〜4か月が最も変形が進みやすい時期です。この時期をどう過ごすかで、その後の改善スピードが大きく変わってきます。頭のゆがみは早めに気づいてあげることが大切です。

授乳の左右バランスを整えるための方法

授乳の偏りを改善するには、まず「無意識の習慣に気づくこと」が第一歩です。利き手の影響で気づかないうちに片側ばかりになっているケースがほとんどで、意識的に左右を変えるだけでかなり改善されることがあります。授乳記録アプリを活用して「前回は右から始めたから今回は左から」と管理するだけで、偏りが減っていきますよ。

嫌がる側から先に授乳を始める

効果的な方法のひとつが、赤ちゃんが嫌がる側から授乳を始めることです。赤ちゃんは空腹のときが最も意欲的に吸ってくれます。苦手な側を空腹時に出すことで、嫌がりが少ない状態で飲ませることができるのです。

最初は少し泣くこともあります。ただ続けていくうちに赤ちゃんの首の筋肉が少しずつほぐれ、両側から飲めるようになっていくことが多いです。焦らず、でもコツコツ続けることが大切です。

フットボール抱きを取り入れてみる

フットボール抱きは、通常の横抱きとは逆方向から授乳できる抱き方です。いつも右横抱きで授乳しているなら、フットボール抱きを取り入れることで首が逆方向になり、首の筋肉への刺激パターンが変わります。

授乳クッションを使って安定した姿勢で行うのがコツです。最初は慣れないかもしれませんが、一度習得すると左右差の解消にとても役立ちます。

環境づくりも向き癖の改善に直結する

授乳以外の時間にも工夫が必要です。テレビや窓からの光、ママが話しかける方向が常に同じでないか確認してみてください。赤ちゃんは音や光に向かって自然と頭を向けます。

おもちゃの位置、ベビーベッドの向き、寝かせる向きを意識的に変えるだけで、環境から自然に左右差が解消されるケースもあります。授乳と環境の両方を同時に見直すのが、一番効果的な方法です。

自宅ケアで変化がないときに気をつけたいサイン

環境調整や授乳の工夫を2〜3週間続けても変化が見られないとき、赤ちゃんの体の中に原因があることが多いです。首の筋肉の緊張、頭蓋骨のわずかなゆがみ、骨盤のバランスの乱れなど、手技による施術が必要なケースがあります。

以下に当てはまるときは、早めに専門家に相談してください。

  • 生後3か月を過ぎても明らかな偏りが改善しない
  • 首を反対方向に向けようとすると強く泣いて嫌がる
  • 後頭部の片側が明らかに平らになってきた
  • 首の筋肉にしこりのようなものが触れる

特に首のしこりは筋性斜頸の可能性があり、早期の専門的なアプローチが重要です。「生後6か月までに何とかしたい」というご相談を多くいただきますが、生後4か月以前に対処を始めた場合のほうが改善が早いという実感があります。

向き癖を早く治す方法については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。→赤ちゃんの向き癖を早く治したいママへ|今日からできる対処法

当院での赤ちゃん整体について

当院では、授乳の偏りや向き癖でお悩みの赤ちゃんと保護者の方を多数お迎えしてきました。まず5種類の独自検査で向き癖の根本的な原因を特定し、検査結果をもとに一人ひとりに合ったアプローチを行います。

施術は痛みのない、優しいものです。生体潤滑理論に基づいたソフトな手技で首や頭周りの緊張をゆるめ、体全体のバランスを整えていきます。施術中に眠ってしまう赤ちゃんも多く、「思っていたより全然怖くなかった」と言ってくださるママさんがほとんどです。

授乳の片側飲みに関する詳しい原因と対処法は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。→授乳で片方だけ飲む赤ちゃん|3つの原因と対処法

ママへのケアも同時に行っています

産後の体の回復が十分でない中での授乳は、想像以上に体に負担をかけています。授乳姿勢が辛くて続けられないというお悩みも、よくご相談いただきます。当院では授乳指導やホームケアのアドバイスも行っており、ママの体のケアと赤ちゃんのケアを同時にサポートすることも可能です。

私自身も4人の子どもを育てた父親として、夜中の授乳の大変さは身をもってよくわかります。だからこそ「こんなことで相談に行っていいのかな」と思わずに来てほしいんです。

授乳の偏りや向き癖、頭の形について、どんな小さなことでも一人で抱え込まずにお声がけください。根本的な原因をトコトン追究して、赤ちゃんとママにとって一番良い方法を一緒に考えていきます。何事も為せば成る、です。


院長:中林

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