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出産後、車の乗り降りで腰がズキッとするときに見直したいこと

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子どもを産んでからしばらく経ち、そろそろ車の運転を再開しようかと考えている方もいると思います。運転席に座った瞬間や車から降りるとき、腰に鈍い痛みが走って戸惑った経験はありませんか。

中林整骨院・なかもず院の中林です。この記事では、産後に車の運転を再開するタイミングや、運転中や乗り降りで腰や股関節に痛みが出る背景、自宅で意識したいことについてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、出産後の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、運転や乗り降りの場面に絞ってお伝えします。

院長:中林

まず座席の高さと骨盤から確認しましょう

目次

産後の運転はいつから再開してよいか

まず気になるのは、運転を再開してよい時期だと思います。

自然分娩の場合は産後一ヶ月健診で問題がなければ運転を再開できるとされることが多いです。帝王切開の場合は傷の回復に時間がかかるため、医療機関で経過を確認したうえで判断したほうがよい状態といえます。

ただし目安はあくまで目安です。健診で問題がなくても、体を動かすと腰や股関節に違和感が残っている方は少なくありません。無理に予定を詰め込まず、体調と相談しながら再開することをおすすめします。産後の回復には個人差があるため、周囲の意見よりも自分の体の感覚を優先してよいと思います。

運転席に座ると腰が重くなるとき

運転を再開してから、座っている間に腰が重だるくなる方もいます。

座席に深く腰かけて骨盤を立てるように座ると、上半身の重さを腰だけで支えずに済みます。シートを倒しすぎている場合は、少し起こしてみるだけでも負担が変わることがあります。

座席の高さが低すぎると骨盤が後ろに倒れやすくなるため、そこにも注意しておきたいところです。座面を少し高めに調整するだけで、骨盤が立ちやすくなり腰の負担が軽くなることがあります。信号待ちの間に骨盤を軽く前後に揺らすなど、同じ姿勢を続けない工夫も試してみてください。

車から降りるときに腰がズキッとする理由

車から降りる瞬間に痛みが出やすいのには理由があります。

座った状態から上半身をひねりながら片足ずつ外に出す動きは、腰への負担が大きくなりやすい動作です。両足をそろえたまま体ごと回してから降りると、腰をひねる動きを減らせます。産後は骨盤まわりの靭帯がゆるみやすい時期でもあるため、この動作の差が響きやすいといえます。

降りたあとすぐに歩き出さず、一度腰の状態を確かめてから動き始めるのも一つの方法です。荷物を持ったまま急いで降りようとすると、姿勢が崩れやすくなる点にも注意しておきたいところです。子どもを抱っこしながら降りる場合は、なおさら慎重に動きたい場面です。

産後に骨盤が不安定になっている背景

そもそもなぜ産後は腰や股関節に負担が出やすいのか、背景を確認しておきたいところです。

妊娠中から続くホルモンの影響

妊娠中に分泌されるホルモンの影響で、骨盤まわりの靭帯はゆるみやすい状態が続きます。出産後もこの状態がすぐには戻らず、しばらく骨盤が不安定なまま過ごすことになります。個人差はありますが、数ヶ月ほど続くケースもあり、授乳期間の長さによっても変わってくるといわれています。

育児姿勢による負担の積み重ね

不安定な骨盤に、抱っこや授乳などの中腰姿勢が重なることで、腰や股関節まわりの筋肉に負担が積み重なっていきます。

車の座席で受ける振動や揺れも、本来なら関節や靭帯が吸収するはずの負担を筋肉が肩代わりする形になり、痛みとして感じられることがあります。実は、腰そのものより骨盤の安定感を確認したほうがよいケースもあります。

チャイルドシートへの乗せ降ろしで腰をかばう動き

後部座席でのチャイルドシートの乗せ降ろしも、腰に負担が集まりやすい場面です。

ドアの外から腕だけを伸ばして子どもを座らせようとすると、上半身をひねった中腰姿勢が続き、腰への負担が大きくなります。できるだけ体ごと車内に近づけてから、子どもを自分の体に引き寄せる形で座らせると、腰への負担を減らせます。

抱っこしたまま奥まで体を伸ばす動きも、腰をかばいながら続けていると別の部位に負担が移ることがあります。片膝を座席に乗せて体を近づける方法も試してみる価値があります。

長時間の運転で股関節がつまるような感覚があるとき

実家への帰省など長い距離を運転したあとに、股関節の付け根がつまるような感覚を覚える方もいます。

ペダルを踏み込む動作を長く続けると、股関節まわりの筋肉が同じ角度で固定され続け、可動域が狭くなりやすくなります。骨盤が不安定な時期は、この固定された状態から動き出す瞬間に痛みが出やすいという見方もできます。

一時間に一度は車を止めて、股関節を軽く動かす時間を作ることをおすすめします。渋滞などですぐに止められない場合は、信号待ちの間に足首を軽く動かすだけでも違いを感じられることがあります。

休憩のたびに意識したい点をまとめてみます。

  • 車を降りて数分歩いてみる
  • 股関節を前後に軽く動かす
  • 骨盤を立てる意識で座り直す
  • シートの角度を調整し直す

どれも短時間でできることばかりなので、休憩のたびに一つずつ試してみてください。

自宅でできることと無理に続けないほうがよい状態

自宅でできる工夫と、無理をしないほうがよい状態は分けて考えたいところです。

自宅で試したい範囲

骨盤まわりを軽く動かすストレッチや、座り方・立ち方の見直しは自宅でも取り組みやすい範囲です。無理のない範囲で少しずつ体を動かす習慣をつけてみてください。入浴後の体が温まっているタイミングも取り組みやすい時間です。

無理に動かさないほうがよい状態

一方で、じっとしていても痛みが引かない状態や、足にしびれが広がる場合は、自己判断で動かし続けないほうがよいでしょう。骨盤以外の要因が関わっている可能性もあるため、早めに医療機関で確認することをおすすめします。

発熱をともなう痛みや、傷口まわりの強い痛みも、まず医療機関へ相談したほうがよい状態です。

痛みが繰り返すときに考えたい体の使い方

運転のたびに同じ場所が痛むという相談は、数々のご相談の中でも多いものです。

痛みをかばう歩き方や座り方が習慣になっていると、骨盤の回復が進んでも痛みだけが残ってしまうことがあります。乗り降りの動作や座り方の癖に加えて、座席の高さが合っているかどうかも見直すきっかけになります。

一度、普段の座り方や歩き方の癖を専門家の目で確認してもらうのも一つの方法です。産後の体は日々変化していくため、時期によって確認したい点も変わってきます。

今日からできる確認と相談の目安

ここまで、産後の運転再開の目安や、乗り降り・チャイルドシートの動作で腰や股関節に負担が集まりやすい理由についてお伝えしてきました。骨盤の不安定さが背景にあることが多く、体の使い方を少し変えるだけでも負担の感じ方は変わってきます。

今日からできることとしては、座席に座る姿勢を見直すこと、座面の高さを一度確かめてみること、乗り降りで体をひねらないようにすること、長時間運転では休憩をこまめに取ることが挙げられます。小さなことですが、積み重ねていくと差が出てきます。

一人で抱え込まず、気になる段階で相談してもらえれば、その時々の状態に合わせた確認ができます。骨盤の状態や乗り降りの動作、歩き方の癖まで含めて確認したい方は、中林整骨院・なかもず院へお気軽にご相談ください。


院長:中林

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